先発オーダー発表、マリーンズは西岡、堀、福浦、サブローという打順、これは2005年優勝時の再現か?
マリーンズ先発は成瀬、一方イーグルスは岩隈。今日は投手戦か。
成瀬は初回を三振を含む三者凡退と上々の滑り出し、一方岩隈もさすがはエースか。
二回、成瀬突如と乱れて2失点。しかし、
サブロー出ましたソロアーチ!
さらに三回にもコーイチさんのタイムリーで同点!思えば小宮山投手の引退で堀選手が川崎時代を知る最後の選手になってしまったか。
イニングの合間には小宮山投手やバレンタイン監督の懐かしい姿が。
五回には花火の打ち上げ、雨空に花火が映えます。
そして八回、ついにマリーンズ逆転!今江のタイムリー、さらに里崎のライトへの飛球が取れない間に追加点、5?3で最終回へ。
九回、まずはシコースキーがランナーを一人出すもツーアウトに、さぁこうなれば最後はあのお方の登場を期待するしかない、いやが上にも盛り上がるスタンド、そしてコールがあった。「マリーンズのピッチャー、小宮山!!」 圧倒的な小宮山コールがスタンドを揺らす中、背番号14が最後のマウンドへと向かいます。
そして、現役最後の一球が投じられる!
たった一球、最後の打者、セギノールを見事ライトフライに討ち取りゲームセット!小宮山投手、最後の最後でセーブを付け、現役最後のマウンドを終えました。
試合後、雨の振る中、満員のスタンドはその時を待ちます。
小宮山投手、引退の挨拶、「必ずユニフォームを着て戻ってきます!」との言葉にスタンドからは期待の拍手が。
そして、バレンタイン監督最後の挨拶。惜しまれるうちに辞めるのが華なのですが、マリーンズに32年振りの栄光をもたらした監督とも、今日でお別れとなると、やはり一抹の寂しさがあります。
「ファンの皆さん、愛してます!」
何やかやでこれだけファンを愛した監督もいなかったであろう。
ボビーコールの中、スタンド一周、そして胴上げが。
さらば、小宮山、さらばボビー、マリーンズのひとつの時代が終わりを告げたのであった。