** 北海道旅行 **



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(画像を見たら、"もどる"を使って下さいね。)

 さて、父がJR(東日本)の割引券(有効期限5月31日)を持っていまして、貰ったのはいいのですが・・・、そんなんに休みにできないし、お金もないし。。。(汗)どこ行こうか(あるいは旅行に行くこと自体)悩みましたが・・・、折角だし行くことにしました。しかし、どこ行こうかな?? 初夏だしな? ・・・・その時紫色一面のラベンダー畑のイメージが思い浮かびました。・・・なら富良野! ということで思いきって北海道に行くことにしました。

 4月中頃切符を買って、その足で本屋でガイドブックを購入。しかし、ラベンダーって咲くの7月なのね。。。。切符を買った後で事実が判明。。。(爆) ・・・・それで、急遽計画をダイナミックに変更して、道内を半周することにしました。それは、今回手にした切符が、道内特急(自由席)乗り降り自由だったからです。そして、行き帰りの新幹線&北斗星が付いて、何と3万円ちょっと、これは北海道で列車にできるだけ乗るしかないな!

 といことで、旅のテーマは「北海道の列車乗りまくり」になりました(笑)。もちろん1人旅ね。


  それで今回、
   1)北海道の広さを体験(実感)する
   2)それにより行き帰りも列車にする
   3)できるだけ同じルートで帰らない(Rの法則(笑))

  以上3点を課題にしました(2に関しては飛行機が苦手って話も。。。)。


 それで、行程は
    東京→盛岡→函館→南千歳→釧路(泊)→根室…納沙布岬…根室→釧路→網走→
    札幌(泊)→室蘭…地球岬…室蘭→登別…登別温泉…登別→札幌…北大…旧道庁…
    大通り公園…時計台…テレビ塔→羊が丘→札幌→東京
      (場所はもしよかったら地図を見てくださいね。)



1日目(5/11)



 東北新幹線からはつかりに乗り継いで、北海道に足を踏み入れました。東京を出発してから8時間。。。 もうこの時点で、課題2)を後悔することに。。。
 小雨が降る曇天の中、函館から海沿い(噴火湾)を走りました。そうすると対岸に2つの大きな煙が見えました。室蘭の工場かな?と思いましたが、方向が違うし、なりより煙の大きさが違いました。。。 そう、有珠噴火だったのです。有珠山に近づくとさらにスケールが大きくなりました。頭の片隅にまだ噴煙を上げていると知識を置いていても、実際みると自然のパワーにただただ圧倒されるばかりでした。それもこんなに路線も近い所でとは。。。

 南千歳から根室本線に乗り換え北海道の尾根、日高山地を越えました。その頃にはすっかり夜がやってきてしまいました。今回も道中では駅弁にお世話になりました。食べ物が美味しいので北海道の駅弁は、イクラが入っていたり、サーモンが入っていたり、とどれもとても美味しかったです! その中で、一番だったのは、池田駅の十勝ステーキ弁当だったでしょうか。この駅弁は、駅前のホテルよねくらさんが作って、列車まで届けてくれます。数日前あるいは当日に予約して、乗る列車を指定した後で、そのグリーン車デッキまで取りに行くというかたちになります。
 ワインで味付けした柔らかい牛肉、なんとも贅沢で美味しかったです。今までの旅で、食べた数十個の駅弁の中で、駅弁が"温かかった"のは初めてで、とてもうれしかったです!("温かくするのはあったけど")

 そんなこんなで、13時間かけて1日目の宿泊地、釧路に到着しました。駅で列車を撮って、ホテルに急行。そのまま爆睡してしまいました。



2日目(5/12)


 釧路市内といえば、幣舞(ぬさまい)橋。ホテルがこの橋のソバだったので、早朝出発の時撮影。

 早朝の釧路駅から、根室本線(花咲線)で一路、本土最東端の地へ。途中、厚岸駅でパワフルな駅弁売りのおばちゃんをみました。いつも朝を食べないので、そのまま通り過ぎてしまったのですが、駅弁専門家、おぐりんによると、厚岸駅の駅弁は、なかなか手に入らないんだそうな。
 厚岸を出発すると、水面に雲が写る光景が広がりました。透け抜けるような透明感、う〜ん、北海道だなぁ。

 釧路駅から、2時間程で鉄道最東端の(有人)駅、根室駅へ到着。ここからバスで45分、本土最東端の地納沙布岬に着きました。最果てのと思えないくらい、観光客で賑わっていました。バスにはあんまり人が乗っていなかったのになァ〜。やっぱり北海道は車社会なんですね。。。
 このの日はとてもいいお天気で、納沙布岬から、北方領土の国後島や歯舞諸島の水晶島が見えました。国後島の写真で写っている船は昆布漁をしています。
 納沙布岬での滞在時間は45分(笑)。欲張っていろいろ周る為なのですが・・・、ちときつい時間でした。このバスを逃すと次は2時間後になるので(爆)、撮影などを急いでしました。予定していたことを済ませると、「にーちゃん美味しいものあるよ〜!」と元気なおばちゃんに話かけられ、ちょうどお腹もすいてきていたので、急いで出来るというカニラーメンを注文しました。ラーメンを待っている間、おばちゃんに北方領土の位置や、境界線のあたり(写真中央の灯台)を監視するロシア艦艇などを教えてもらいました。
 一通り説明を受けて、店内で一息ついていたら、このお店(武内商店さん)、日本で最東から2番目に位置することが判明(笑)。そんな大仰なことではないのですが。。。。 折角なんで、店内から外の風景などを撮らせてもらいました。
 そんなこんなで、ラーメン登場。カニが乗ったラーメンは醤油味で美味しかったです。しかし、いいお天気で温かいのに店内ストーブが点いてるし。。。時間も迫っていたのも手伝って、汗をかきかき食べました(汗)。
 なんでもこのお店の社長さん(といってもおばちゃんのダンナさんは)、択捉出身だということで失礼かとも思いましたが、どうしても質問してみたかったこと(「択捉に帰ってみたいか。」)をぶつけてみました。。。 「もうこと年じゃ、帰ってもしょうがないし。。。」 と寂しそうに語る顔の表情が全てを物語っているような気がしました・・・。

 帰りのバスは、行きと同じメンバーでした(笑)。車内から北海道の原野を撮影したりして、根室到着。駅の周辺の土産物屋さんでは、美味しそうに花咲ガニを蒸してました。

 根室→釧路、そこから網走へ北上することになるのですが、この路線4時間近く乗り換え無しの普通列車です(汗)。撮影などで乗り遅れたら、即宿泊。・・・になるのですが、釧路湿原が近づくと、そんなことすっかり忘れる位、素晴らしい光景で、写真を取りまくってました。青々としたという訳にはいきませんでしたが、柴枯れ色の葦の平原にコバルト色の湖、そして川でカヌーを楽しむ人など、日本の光景ではなかったですね。
 また釧路湿原には、日本一遅いノロッコ号が走っています。今回乗れなかったのですが、草木が芽吹く時期に乗ってみたいですね。

 北海道の東の方を突っ切ってオホーツク海に出ると、知床半島が見渡せました。冬になると、この海が流氷で埋め尽されるんだなぁと思いつつ、網走着。

 乗り換え3分、17時19分網走発の特急が、この日の内に札幌に戻れる唯一の列車だったのですが、前の列車が2分遅れて乗り換え時間1分(大汗)、ここから更に5時間乗るので駅弁を・・・、と思ったら売り子いないし・・・、窓をダンダン叩いておじちゃんを呼び出し駅弁を買って(爆)、列車に乗り込むと1車両に数人。。。結局この状態、札幌まで1時間となった、旭川まで続きました。優等列車でさえこんな状態なので、普通車に至ってはほとんど乗る人がいないんでしょうねぇ。でも、おかげで、のんびり景色を楽しむことができました。

 札幌の着いた夜、上手いラーメン屋があるということで、北海道最大の歓楽街すすきのに行ってみました。メインの交差点で既に客引きが・・・・、いきなりだったので、「はい?」と返事をしてしまったのがまずかった、むこうは(そのまま)ひっぱって行きそうな勢いで、実際フード掴まれましたし(汗)。。。
 その後学習したのですが、無視するか、あるいは「ラーメン食べに着た」と言えば、よかったのですねぇ。後で友人にこの話をすると、「すすきのは9時頃店を閉めるので、夜遅い時間に1人でいったら、もうそれが目的だと思われちゃったんじゃない。」と言われましたが、いやしかし、恐ろしい街だった。。。。
 それはそうと、苦労して探し出したラーメンは美味しかったです〜!



3日目(5/13)


 北海道まで来て温泉に入らないのはなんなので、この日は温泉入りに登別まで行きました。朝一番で、いろいろな列車を撮影して、列車に乗りこみました。

 1時間ちょっとで登別着。しかし、またまた滞在時間1時間(爆)。まず登別地獄谷を見学する。荒々しい大地の隙間から湧き出す煙、地球の息吹を感ることができました。そして、地獄谷に一番近く日帰り温泉が楽しめる「第一滝本館」で温泉を楽しみました。透明泉で暫くすると体が、ポカポカしてきました。健康に効いたかな?
 登別で温泉を楽しんだ後、札幌にとって帰しました。

 札幌では、まず北海道大学を散策しました。さすがに広かったです。また「動物のお医者さん」通りにキャンパスでジンギスカンを楽しんでいました(笑)。有名なポプラ並木や、クラーク像を見た後で、北大を後にしました。
 それから、定番の旧道庁時計台大通り公園、そしてテレビ塔、へ行ったのですが、札幌では桜やさまざまな花が一斉に咲き乱れていたので、同じ春なのか?と思えるくらい気持ちのよい日を楽しむことができました。

 大通り公園から、地下鉄→バスで、羊が丘展望台へ行きました。ここで有名なクラーク像に対面しました。定番のポーズなのに、撮ってもらった瞬間、周りから笑いが・・・なぜ?? ちなみに脇の下に今話題の札幌ドームが写っています。広大な牧草地に羊がのんびりと・・・、札幌行ったら是非行ってみてください。
 定番ポーズ撮影の他、ここではもう1つ目的がありました。それは、ジンギスカンを食べることです(笑)。それで展望台そばの羊が丘レストハウスに入ってみました。野菜をラム肉で蒸し焼きにした後で食べるお肉美味しかったです♪、そしてサッポロビールを飲みながら最高でした〜♪

 十分に札幌を堪能した後、寝台特急北斗星に乗りこみ、一路東京へ。16時間の旅でしたが、結構あっ言うまでしたね。
 新幹線や特急で最近なくなりつつある食堂車。記念と話のネタに北斗星の食堂車(グランシャリオ)で夕食をしました。実は、グランシャリオでの食事は予約制なのですが、偶然最後の1枚が予約できたのですね。。。んで、テーブルなどはこんな感じです。前菜・スープ、その後にメインディッシュ、デザート、コーヒーと内容は充実していました。
 夕食を楽しんで寝台に戻ってきたら、おぐりん君から「パブタイムも行ってみるように」という指令が(笑)、夕食の後自由に飲食ができるようになる時間帯がパブタイムです。ワインをはじめとするお酒や軽食が楽しめました。ビールがきた後、悪い癖(笑)で、こんな写真を撮ったりもしました。
 そうこうしてる内に、北斗星の夜は過ぎていきました。


 分単位での行程だったので、3日間の日程の割にいろんなところへ行けました。しかし、お薦めの旅ではありませんな。誰も真似しないか。。。。でもGW明けの札幌はお勧めですよ〜!!
 また前回のカナダでは、あまりの寒さであまし外にでられなかったので、「写真を撮る」ということに関しては欲求不満だったのですね。今回それを補うくらい"撮りまくって"きました。しかし19本(+デジカメ308枚)。。。。撮りも撮ったりって感じですね。。。。


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