奥羽本線

最終更新日2012.02.04.




福島-青森間 484.5km

※ 実際の運行区分に合わせて4つに分けて乗りつくすしかない。新庄-大曲以外の区間で多くの優等列車が運行されているので多用したい。
● 基本データ

 奥羽本線は、東北本線福島駅から、山形、秋田を経由して青森駅に至る幹線路線である。奥羽山脈に沿って北上し、米沢・山形盆地、秋田平野を通って青森至るという、まさに東北地方の背骨を貫くように走る。それ故、全長も480kmと日本でも十本の指に入る長大路線である。
 明治25(1892)年6月21日公布の「鉄道敷設法」に「福島県下福島近傍ヨリ山形県下米沢及山形、秋田県下秋田青森県下弘前ヲ経テ青森ニ至ル鉄道」と規定され、青森から奥羽北線、福島から奥羽南線として、それぞれ官営鉄道として建設が開始された。
 奥羽北線は、まず青森-弘前間が、明治17(1894)年12月1日開業した。その後、順次南に路線を延ばし、明治18(1895)年10月21日碇ヶ関、明治32(1899)年6月21日白沢、同年11月15日大館、明治33(1900)年10月7日鷹ノ巣、明治34(1901)年11月1日能代(現;東能代)、明治35(1902)年8月1日五城目(現;八郎潟)、同年10月21日秋田、明治36(1903)年10月1日和田、明治37(1904)年8月21日神宮寺、同年12月21日大曲、明治38(1905)年6月15日横手まで延伸開業した。
 一方、奥羽南線は、福島-米沢間が明治34(1901)年5月15日に開業。以降、北に路線を延ばし、明治34(1901)年4月11日山形、同年8月23日楯岡(現;村山)、同年10月21日大石田、明治35(1902)年7月21日舟形、明治36(1903)年6月11日新庄、明治37(1904)年10月21日院内、明治38(1905)年7月5日湯沢まで延伸開業した。
 明治38(1905)年9月14日湯沢-横手間が開通、福島-青森間が全通した。

 平成2(1992)年7月1日の山形新幹線開業(山形まで。新庄延伸は平成11(1999)年12月4日)と平成9(1997)年3月22日の秋田新幹線開業によって、奥羽本線は大きく4つに分かれてしまった感がある。
 福島駅-山形駅-新庄駅間は、山形新幹線つばさが東京から直接乗り入れている。この為、この区間の標準軌に改軌され、在来線普通列車は「山形線」の愛称が付けられることになった。途中、板谷峠という難所がありスイッチバックで越えていた。新幹線開業の改軌工事でスイッチバックは解消されたが、急勾配は変わらず、幹線最高の38‰(パーミル;1000m進んで38m登る)である。
 新庄-大曲間は、山形新幹線と秋田新幹線の挟まれた区間で、各駅停車のみのローカル線のようになってしまっている。レールの幅が違う為、「山形線」の列車が新庄以北に乗り入れることがない。
 大曲駅-秋田駅間は、秋田新幹線こまちが盛岡方向から乗り入れている。三線軌条化(狭軌の外にもう一本線路を敷いている)して在来線の運行にも対応している。一部複線区間では、「標準軌のみ」と「標準軌+狭軌」となっている。つまり同方向に新幹線と在来線が並んで走ることがある全国でも珍しい区間となっている。
 秋田駅-青森駅は、大阪・京都から青森・北海道へと続く「日本海縦貫線」を湖西線(京都-敦賀)・北陸本線(敦賀-直江津)・信越本線(直江津-新津)・白新線(新津-新発田)・羽越本線(新発田-秋田)と共に形成している。この区に、多くの優等列車や寝台特急が走り、往年の奥羽本線の雰囲気を残している。
[車窓の楽しみ方]

只今、編集中。



● 乗りつぶし記録

  ・1988.08.      高校の合宿研修参加の為、福島→米沢間に乗車。
  ・1994.02.02. 青森旅行で、あけぼのにて新庄→青森間に乗車。
  ・1995.12.24. 秋田スキー旅行で、あけぼのにて新庄→秋田間に乗車。
  ・2005.07.17. 北東北攻略作戦大曲→秋田→追分間に乗車。
  ・2005.07.17. その帰り、秋田新幹線"こまち"にて追分→秋田→大曲間に乗車。
  ・2006.11.11. 福島・山形・宮城旅行で、福島→北山形/北山形→新庄間に乗車。完乗達成。
  ・2007.03.18. くりはら田園鉄道作戦で、横手→北山形→羽前千歳間に乗車。
  ・2007.11.24. 東北完乗作戦大館→大鰐温泉→東能代間に乗車。
  ・2007.11.25. 同、川部→秋田→大曲間に乗車。
  ・2007.12.23. 東北再挑戦秋田→新庄→福島間に乗車。
  ・2009.03.13. 秋田乗りつくし旅で、秋田→湯沢→大曲間に乗車。
  ・2009.03.14. 同、鷹ノ巣→東能代間に乗車。
  ・2009.03.15. 同、川部→弘前/大鰐温泉→弘前→秋田間に乗車。
  ・2009.12.19. 山形鉄道乗りつくしで、赤湯→かみのやま温泉間に乗車。
  ・2009.12.20. 同、かみのやま温泉→板谷→高畠→米沢間に乗車。
  ・2009.12.20. 同、米沢→山形→高畠→米沢→福島間に乗車。
  ・2010.03.22. 東北乗りつくしで、青森→浪岡→川部/川部→弘前→青森間に乗車。
  ・2010.12.12. 東北撮影旅行で、福島→赤岩→福島間に乗車。
  ・2011.02.11. 青森&房総撮影旅行で、新青森→青森間に乗車。
  ・2011.06.18. 青森撮影旅行で、新青森→弘前間に乗車。



● 駅舎写真

福島駅(2007.07.) 赤岩駅(2010.12.) 板谷駅(2009.12.)
米沢駅(2009.12.) 旧駅舎 高畠駅(2009.12.) 赤湯駅(2009.12.)
かみのやま温泉駅(2009.12.) 山形駅(2009.12.) 北山形駅(2007.03.)
羽前千歳駅(2007.03.) 天童駅(2006.11.) 袖崎駅(2007.03.)
新庄駅(2006.11.) 湯沢駅(2009.03.) 醍醐駅(2009.03.)
横手駅(2007.03.) 後三年駅(2009.03.) 大曲駅(2005.07.)
秋田駅(2005.07.) 追分駅(2005.07.) 北金岡駅(2007.11.)
東能代駅(2007.11.) 二ツ井駅(2009.03.) 鷹ノ巣駅(2007.11.)
大館駅(2007.11.) 大鰐温泉駅(2007.11.) 弘前駅(2007.11.)
川部駅(2007.11.) 北常盤駅(2010.03.) 浪岡駅(2010.03.)
鶴ヶ坂駅(2011.02.) 新青森駅(2011.02.) 青森駅(2005.07.)



● おすすめ撮影ポイント

 撮影ポイントは、JR線路線別撮影地奥羽本線にて紹介している。(このページに戻る際は、ツールバーの"戻る"を使って下さい))。
 他に、米沢盆地の水田地帯を走る列車が撮影できる高畠-赤湯間。



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