千歳線

最終更新日2010.03.19.


● 基本データ

 千歳線は、室蘭本線と函館本線を短絡する沼ノ端から白石を結ぶ本線と南千歳から分岐して新千歳空港に至る支線からなる。
 大正15(1926)年8月21日に北海道鉄道株式会社が沼ノ端−苗穂間を開業。昭和18(1943)年8月1日国有化し千歳線となる。昭和48(1973)年9月9日に新札幌経由の新線が開業した。また、千歳空港が移転拡張されたのに伴い平成4(1992)年7月1日に支線が建設され新千歳空港駅が開業した。
 昭和36(1961)年(サンロクトオダイヤ改正)に函館−旭川の特急おおぞらが千歳線経由となり、以降(青函トンネルの完成などもあり)函館−札幌間のメインルートが倶知安経由から室蘭本線・千歳線経由に移った。また、  1981年10月1日には石勝線が開業し、札幌と帯広・釧路方面を結ぶ優等列車も千歳線内を走行するようになった。


[車窓の楽しみ方]
 沼ノ端を出発した列車からの車窓は、しばらく荒涼とした原野が見れる。変化は少ないが北海道らしさが感じられる。やがて、飛行機が上空を跨くと、進行(札幌)方向左手に新千歳空港が見えてくる。
 新千歳空港に向かう路線と分かて南千歳からは、札幌のベッドタウンらしく新しい住宅が続きはじまる。北広島を出るといったん市街が途絶えて山の中に入り、新札幌付近から再び住宅街となる。また、この区間では、函館方面や石勝線経由に入る特急、新千歳空港にむかう特急&快速、そして貨物列車と激しくすれ違うので、北海道のパワーが感じられる。広大な札幌貨物ターミナルを見て函館本線に合流して、千歳線の旅は終わる。
 千歳線では、沼ノ端からは原野が、南千歳からは住宅街が広がっていく、という光景の変化が面白い。
沼ノ端-白石間 56.6km
南千歳-新千歳空港間 2.6km

※ 本線・支線ともひんぱんに特急や普通列車が設定されているので、乗りつぶしは比較的容易にできる。



● 乗りつぶし記録

  ・2001.05.11. 最東端の地へ、沼ノ端→南千歳間に乗車。
  ・2001.05.13. 室蘭支線乗りつぶしへ、白石→沼ノ端間通過。
  ・2001.05.13. 室蘭の帰り、沼ノ端→新札幌間通過。
  ・2001.05.13. 上の帰り、北斗星にて白石→沼ノ端間通過。
  ・2002.07.20. 最北端の地へ、沼ノ端→白石間通過。
  ・2002.07.21. 上の帰り、北斗星にて白石→沼ノ端間通過。
  ・2005.03.11. 流氷作戦で網走へ、沼ノ端→白石間通過。
  ・2006.03.17. 北海道完乗作戦で、沼ノ端→南千歳→新千歳空港間に乗車。完乗達成。
  ・2006.03.17. 同、新千歳空港→南千歳/南千歳→白石間に乗車。
  ・2005.03.18. 同、白石→南千歳/南千歳→沼ノ端間に乗車。
  ・2005.03.18. 同、沼ノ端→白石/白石→南千歳間に乗車。
  ・2010.03.16. 北海道乗りつくしで、北斗星にて白石→沼ノ端間通過。



● 駅舎写真

沼ノ端駅(2006.03.) 南千歳駅(2006.03.) 新千歳空港(2006.03.)
新札幌駅(2006.03.) 白石駅(2006.03.)



(ともりんが)行ってみたい撮影ポイント

 千歳線(室蘭本線同様)を走る列車を撮影したことがないので、行ってみたい撮影ポイントを紹介。
 石狩平野の田園風景とカシオペアの写真をよく見かけるので、島松-北広島間で撮影してみたい。



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