奈良線

最終更新日2009.04.12.


● 基本データ

 奈良線は、東海道本線の京都駅から京都府南部の木津駅までの路線である。路線登録上では、京都-木津間だが、(区間運転以外の)全ての列車は名の通り奈良駅まで運行されている。
 明治28(1895)年9月5日、奈良鉄道が京都-伏見間を開業させたのがはじまり、翌明治29(1896)年4月18日、奈良まで延伸開業した。明治38(1905)年、奈良鉄道が関西鉄道に合併され、さらに明治40(1907)年、関西鉄道が国有化され、奈良線も国鉄路線となった。
 大正10(1921)年8月1日、東海道本線が現在の東山トンネル経由する現在線に切り替えられたのを機に、京都-稲荷間の旧東海道本線と稲荷-桃山間の新線が奈良線となり、京都-伏見間が廃止された。廃止路線は、奈良電気鉄道が使用するようになり、現在近鉄京都線の路線となっている。
 国鉄末期の1984年に電化され、その後も2両の(103系の)列車がのんびり走るローカル線だった。近年、京都府南部地域の開発がすすみ、奈良線も部分複線化がはかられ、「みやこ路快速」などの快速列車が大増発されるなど、JR西日本のアーバンネットワークの一翼を担うようになっている。


[車窓の楽しみ方]
 京都駅を出発してすぐ新幹線の高架をくぐる。京都市街のビル群が左右に流れ、京阪本線や近鉄京都線の路線とつきつ離れつを繰り返して桃山駅に着く。ここから少し高台になり盆地の南を遠望することができる。京阪宇治線の宇治駅が見え宇治川を渡ると、奈良線も宇治駅に到着する。有名な平等院は駅から徒歩15分程。また、宇治はお茶の産地としても知られているが、駅前では茶摘娘茶壷のポストなどを見ることができる。
 宇治を出発すると、再び盆地(今度は北方)が遠望でき、やがて、京都南部に増えつつある新興住宅街を見ることができる。その後、田園風景に変わり、木津駅に着く。
 車窓は進行方向(奈良方面にむかって)右側の方が楽しめる。
京都-木津間 34.7km

※ 本数も多く楽に乗りつぶしができる。



● 乗りつぶし記録

  ・2001.09.09. 名鉄線攻略・南紀旅行で東福寺→京都間に乗車。
  ・2005.08.19. JR東海攻略作戦木津→京都間に乗車。完乗達成。
  ・2006.03.24. 京都研修旅行京都→宇治→木津間に乗車。往復達成。
  ・2006.07.22. 奈良研修旅行で、京都→木津間に乗車。
  ・2006.07.23. その帰り、木津→京都間に乗車。
  ・2009.04.06. 近畿乗りつくしで、京都→六地蔵/宇治→京都間に乗車。



● 駅舎写真

京都駅(2001.09.) 桃山駅(2009.04.) 六地蔵駅(2008.07.)
木幡駅(2009.04.) 宇治駅(2006.03.) 城陽駅(2006.07.)
山城青谷駅(2006.07.) 木津駅(2005.08.)



● おすすめ撮影ポイント

  近郊路線なので、撮影地は少なそう。



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