シネマサンシャイン池袋にて上記のイベントに参加してきました。
遅ればせながら「ねらわれた学園」を初鑑賞しました。
そもそも原作も過去の映像化作品も未見なので、今回予備知識なく見ました。
いわゆる角川ジュブナイルをそこはかとなく感じさせつつ、古臭さを感じさせない、良い意味で優等生的な作品と思います。
SFに属する作品ですが、そのエッセンスであるテレパシーが作品のテーマに深く関わっています。
現実の問題(コミュニケーション)にリンクしているという、時代の要請に沿った内容で、時代や技術、文化は違えど根本的な問題やテーマは不変なのだと思い知らされる作品でした。
映像的には極彩色のグラデーションを駆使した、
ある意味非現実的な美術ですが、これはアニメならではの演出でありとても美しいです。
これを見てプラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」を想起しました。
あとはなんといっても「まゆゆ」ですね!
芸能人の声優起用は色物扱いされがちですが、
渡辺麻友に関しては不自然さはほとんど感じませんでした。
むしろ耳慣れた花澤香菜さんや小野大輔さんのほうに意識が囚われるくらいf^_^;)まゆゆは自然な演技でした。
作品に関しては良かったのですが、劇場がお世辞にも良いとは言えません。
スクリーンもスピーカーも不満が残るので、
折角素晴らしい作品に出会えたのですからもう一度良い設備の劇場で堪能したいと思います。