立ち塞がりしは「黒い巨人」。鍛え上げられたしなやかな体躯は剛勇無双。
携えし戦槌(モール)は一撃必殺の威力を誇り、まともに当たれば肉は潰れ、骨は砕ける。
かすっただけでも肌が裂けようとの一撃を前にして勝機は如何に・・・。
突然ですが、私にはWBC決勝戦「キューバVS日本」はこのように見えていました。フィジカル面で圧倒的に優位なキューバに対して日本はどう戦うのか。少しでも気を抜けば一気にもっていかれそうな相手にどこまで集中力を維持できるか、それが勝利の鍵だ、と。
結果から言うと、日本代表は相手の力を恐れつつも怯えることなく懐に飛び込み、ダメージを積み重ね続けることができた、最後まで心が負けなかったことで勝利をつかむことができた、と感じました。これに奢らず、精進を重ねていってもらいたいものです。
一方のキューバもさすが「アマチュア世界一」を謳われる実力を発揮し、特にキャッキャーのフィールディングと強肩は、もう日本の機動力を封じられたのでは、と思わせる程すばらしいものでした。
いずれにしても、刃の上を歩くような、見ごたえあるすばらしい試合でした。また、どう聞いても日本人の発音ではない「ニッポンコール」やキューバのキャップをかぶって声援するヨーロッパ系アメリカ人の姿、試合終了後にイチローと写真を撮るキューバの選手、そして敗戦後のキューバ監督の「次は我々が勝つ」「もっと技術を高めなければならない」というコメントまで含めて、WBC決勝にふさわしい「美しい」試合だったと思います。
そして、すべての勝者と敗者に祝福あらんことを。
・・・でも、こんな試合見てしまうと「ジャ○アンツ愛」とか言ってる某×人戦なんか、ヌルくて見てられないよなぁ。
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書き出しだけ読んで「今度は聖マッスルの夢でも見たのか?」と思ってしまいました。<br>それはともかく、そんなあなたにパリーグ開幕戦!世界No.1監督&トップバッター&四番バッター対アジアNo.1チームの激突!刮目して見よ!
書き出しを読んで「またスパロボの話か」と思った俺は穢れてますか?(Y/y)
コメント、スパスィーバ!今日はロシア語だ!<br>しかし、せっかく比喩を駆使した書き出しなのに「聖マッスル」だの「スパロボ」だの…(泣)<br>クマ三郎様>いや、たぶん大事なのは緊張感ではないか、と。やっぱり「後がない」感が限界を超えた何かを生むのでは。<br>ぱ様>穢れてます。が、「聖マッスル」よりは671倍マシです。まだ大丈夫です。