いつもなら帰宅するとシラガさんが明るい声で迎えてくれるのだが、今日はなにか暗い声。
電気の消えた居間の扉まで行くと、静かに扉が開く。
台所の小さな蛍光灯の弱々しい光を背負って、シラガさんが現れて小さく口を開いた。
「エイザぁ、やっちゃったぁ」
「どしたの?」
そのまま台所に進むと、流し台に頂き物の「牛タン」の真空パック。
それを指差してシラガさんが言う。
「ニオイ、嗅いでみて・・・。たぶんダメかも・・・。」
恐る恐る顔を近づけると、微かな腐敗臭。これはもう食べられない。
・・・もらった日はかなり帰宅が遅くなったから、その間に悪くなってしまったのだろう。
別のお肉を準備してもらって事なきを得たが、ちょっと残念。
真空パックでも冷凍冷蔵庫でもどうにもならないこともある のであった。
荒木 飛呂彦/著 集英社文庫 あ41−50 コミック版
赤ん坊と『合体』し、『天国』を目指す神父。 彼をを追い、GD刑務所から脱獄した徐倫達。 だがその前に“DIOの息子達”が立ち塞がる!
ストーンオーシャンは連載・単行本ともに真面目に追いかけていなかったが、まとめて読むとかなり面白い。 JOJOは他のマンガのような「力のインフレ」を起こさなった、と言われている。 しかし、その代わりにバトルの深化に「スタンド能力の複雑化=ルールのインフレ」を用いている。
つまり第3部のスタンドよりも第6部以降のスタンドの方が複雑な謎を持っているということ。 襲撃者は誰か?攻撃の方法はなにか?攻撃から逃れ、反撃するにはどうするのか?
その「謎」をとくこと、つまり「謎とき」が物語を動かしていく原動力なのだが、その謎自体が「複雑化=インフレーション」を起こしている。 その「ルールのインフレ」に当時の私は「週刊誌」というペースではついていくことができなかったのだろう。 そのため単行本も買わなかった。もったいないことをしたものだ。
・・・とか小難しいことをこねくり回してみたが、
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6部以前。石仮面もスタンドも超人達も、一応”個体”の超能力の発現・・・だったはずなのだが。そういう意味で6部ラストはちょっと萎えた記憶がある。
さすがエイザさん!俺達に出来ないことを平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!
コメント、サンクス(英語)。<br> ぱ 様>第6部はザックリとしか読んでいないので、評価は文庫版完結まで待ちたい、と考えますが、当時はずいぶん驚き、かつ怒った記憶があります。それぞれその世界で生きているはずのキャラクターを否定するのか、と。<br> 職業。本屋 様>肉から悪臭がしたら、きちんとパックしてゴミ袋にすてるだろ。誰だってそーする。俺だってそーする。
こいつはくせえーッ!ゲロ以下の匂いがプンプンするぜーッ!!こんな牛タンには出会ったことがねえほどなァーッ!<br>byスピード・ワゴン