クールビズ考: , , - 聖☆立川デイズ(錦堂_谷書店公式ブログ)(2006-05-10)

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2006-05-10 クールビズ考

今年もやって来ました、クールビズの季節。メンズ・クラブで早速特集が、組まれております。去年のことになりますが、会合の帰りに呑み屋にいった時のことです。普段は作業着に毛が生えたような服装の店主ですが、仕事関係の会合の時はジャケット＆パンツ位は着ますよ。そしたら・・・「あれ？店主さん、今日はクールビズですか？」だって。

「違うだろ！！(-_-X)」

流行の言葉を使ってみたかったのかも知れませんが、使い方が明らかに違う。普段パリッとしたスーツを着ている方が、ややラフで涼しげな装いをするのがクールビズでしょ？店主とは真逆のハズ。ジャケパンスタイル＝クールビズじゃないだろ。某省庁の某おばちゃん大臣が提唱して以来、服飾業界の売上に貢献したクールビズですが、店主は未だ「センツァクラヴァッタ(ノータイ・スタイル)＝クールビズ」という世間の認識に疑問を持っている。そもそも英国で生まれ欧米文化圏が主流のスーツスタイルは高温多湿な日本の夏には合わない(現在は廃れて久しいバミューダ・パンツ以外は)。中途半端に襟を開くよりアロハシャツやポロシャツの方がよっぽど快適で優雅に見えるし、革靴よりもキャンパス地の靴のほうが、見た目も涼しげだ。また、職種や業務内容によっても、許容範囲が異なるのも問題だ。ワードローブとしてブレザー＆グレイパンツが許される職場であるならクールビズの導入も容易だが、やはりビシッとスーツを着ないと様にならない職場もある。クールビズの提唱自体は非常に素晴しい環境対策だ。日本の夏の暑さには日本人でさえ辟易している。涼しい装いが出来るに越したことはない。が提唱だけでなく基準も作って欲しい。おばちゃん大臣が作れないなら、経団連でもいい。服飾や繊維業界だっていい。「礼儀を外さず快適なクールビズ」の模範例を提唱することが出来れば、単なるトレンドではなくトラッドになると思うのだが・・・。

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