今年も再び、冬の黒森(山梨県須玉町)へ行ってきました。夏の乗鞍と冬の黒森は定番ですねぇ〜。昨年は、参加者が少なくちょっと寂しかったので(天気も悪かったし)、今年は大々的に声をかけてみました。
そうしたところ、呼びかけに応えてくれたのは、天文研で同じ代のひろき君、たがき君、ふじい君、先輩のパパさん、後輩のくぜ君、かみむらさん、それから、かみむらさんのお友達の、あらいさん、はしさん、と今年は9人の参加がありました〜! ありがとうございました、ぺこり。
1日目(12/28)
車は走る順調に〜♪、9時中野でひろき君を、10時高井戸でくぜ君を乗せたともりん車は、仕事納めの28日、中央高速を快適に西進していきました。快調すぎて、かみむらさん、あらいさん、はしさん乗船した、はしさん車との合流時間12時より、1時間も早く11時談合坂SA到着。
軽く休憩をして、はしさん車の状況を知ろうとしたところ、まだ横浜を出ていないことが判明。談合坂SAでは時間つぶしできるところが少ないので、第2集合ポイントである韮崎に向け先行することになりました。韮崎の集合ポイントは、イトーヨーカ堂(これも定番ですねぇ)。ここに12時40分到着しました。ひろき君、くぜ君、ともりんで3人食事をしていたところ、ぱぱさん合流。さらに、13時30分ふじい君が遠く長野から、到着しました。
まだ、時間がありそうだったので、ひろき君が提案してくれた新府城に行ってみました。
長篠の戦いで織田氏に敗れた武田氏は、周囲の状況により甲府より新府に城を移すことを決定。しかし、10ヶ月後織田氏に攻められ落城、武田勝頼は天目山で最後を遂げました。その新府城は、韮崎から車で20分の所にありました(電車だと韮崎から松本方面へ2駅目)。
現在は武田神社になっていて、入口は、急な階段でした。
落日の大名が作る城なので、簡単な城かと思ってたら、想像図をみてびっくりかなり本格的な城だったみたいです。堀の遺構などがちゃんと残ってるし、本丸址もかなりの広さがありました(右奥は武田神社です)。本丸広場には、社や武田勝頼の(分骨)墓、長篠合戦の殉死将の墓、そしてロボット君(ふじい君撮影)が2体目を光らせていました。
再び、韮崎(イトーヨーカ堂)に戻って、かみむらさん、あらいさん、はしさんと合流を果たし、買い出しを済ませ一路黒森に向いました。
約1時間後、ゼミナールみずがき改め、五郎舎(ごろうや)さん(0551-45-0329)に到着。2000年5月新築したばかりの宿は新しく、自然な感じを出す大工さんの意向で大きな木がふんだんに使われていて、実際以上に大きく感じられました。旧館から歩いて5分位の観望ポイントに立てられたので、ロケーションも最高でした。1階は16畳の大広間をはじめ食堂(2日目の夕食風景)・お風呂があり、そして2階は4部屋ほどありました。
そして、到着直後事件が起こった。
・・・・・・・・・・・もちろん、冗談ですけどね。。。
到着直後、宿に山梨県警のパトカーが停まっていたので、”何事!?”と驚かされましたが、ただの警邏でした。しかし、このまま見過ごす我々ではなく、そのまま逮捕シーン撮影と相成り、その他はストリー(?)にそって撮影されました。夕食後、お空は”晴れてる!”、しかし・・・・雲が多く、更に清里のスキー場(北西にある)が出す人工降雪機が発生させる雲が北風にのってやってくる状況。そんなんで、この日の出撃は見送られ、酒宴(?)が開かれました。これら酒瓶の群が、2晩でなくなるとは。。。。 翌朝の惨状(ふじい君撮影)です。
日本酒を堪能するふじい君など、この晩はいろいろ語らって時間が過ぎていきました。
深夜2時頃になると、観望するくらいならできる空になってきて、星を楽しむことができました。しーかーしー、寒かった(翌日氷点下12度になってたと、宿のおばさんが教えてくれた)。普段は、飲酒しながらの撮影や観望はしないのですが、この晩はお酒(日本酒)を片手に、星空を話ながら楽しんでみました。30分も見てると手に持ってる冷酒として、とても飲み易くなりましたが。。。。
2日目(12/29)
お風呂の時間である6時に起きると、大広間から素晴らしい光景が見えました(夜明けの南アルプスです)。しかし、ほとんどのものが凍りついていました。
この日は、後続参加のたかぎ君が14時韮崎着くので、それまで、どっかに行こうと考えていたのですが・・・・、8時に朝食が終わって、再び寝入ったのがまずかった。。。
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次の瞬間(忘れもしない11時48分)、部屋に誰もいなかった(大汗)。車も2台ないし、どうやら置いて行かれたようだ。幹事が寝入ってしまうという大失態を犯してしまったよ〜〜(大汗)。
14時韮崎は決まっていたので、仕方が無く出発しようとしたところ、宿のおばさんに出くわす。
「あれ?、ともさわさん皆さんと一緒に出かけたんじゃなかったの!?」
ぐさっ、おふっ。。。
このおばさんには昨年といい、よくドドメを刺される(爆)。
気を取り直して、携帯がつながるところまで山を下って、連絡を取ると、皆は韮崎イトーヨーカ堂にいるとのことでした。安心して、更に車を進めました。
須玉町で有名なのは、なんと言っても、みずがき山(95年撮影)なのですが、他に、織田氏の甲斐支配が決定的になった獅子吼(ししく)城の攻防で有名な獅子吼城址、そして根古谷(ねごや)神社の大イチョウがあります。
ちょうど途中、獅子吼城址・根古谷神社入口の看板を発見したので、ちょっと寄ってみました(爆)(以前より気になってたし。。。)。残念ながら獅子吼城址へは、徒歩で2時間位とあったので断念。根古谷神社の大ケヤキを見てみました。有名なだけあった大きかったです。しかし、樹齢とか、いわれとか、もうちょっと案内とか欲しかったなぁ。。。
韮崎で追いついて、14時10分たかぎ君が無事到着する。この日は昨日より空の抜けが良かったので、早く準備したいという意見がでていたので、すぐ黒森へ戻ることになりました。
夕食も早く準備してもらい、空が暗くなって、さぁ出撃!・・・・・・しかし、またまた、スキー場の人工雲に襲われる。。。 今回は野辺山(北北東)からだった。。。 取りあえず沈む月と木星を撮ってみましたが、雲が襲ってきたので予定より早く撮影中断。 ナイタースキーは24時頃までなので、その時間以降は晴れるという予想を立てて、また待機状態となりました。
今回話題になったのは、チョコエッグ(フルタ製菓)でした。5cm位の卵型のチョコの中にカプセルが入っていて、中にいろいろな種類の動物の模型が入っている物です。それに・・・・、ひろき君(最も多くの数を買った)、くぜ君、ふじい君、かみむらさん、あらいさん、はしさんが、いろいろな種類の動物を出そうと挑戦してました。しかし、これって食べている人は、食べてますねぇ〜。。。
見てる方は同じのが出ると面白いので(笑)、前日から種類が重なった”チャボ”が出ることを祈り(爆)、「チャ〜ボ!、チャ〜ボ!」という、あたたかい声援のもと、夕食後1発目のひろき君が中身を開く(ふじい君撮影)のを待ちました。我々の願いが通じ、見事”チャボ”を引き当てました! チャボ三連ちゃんで不満顔のひろき君です。
皆で30数個食べてましたかねぇ・・・・、これがチョコエッグの成果です。
UNOとかしつつ時間をつぶしていたところ、23時頃空が大分晴れてきたので出撃となりました。24時を過ぎると、予想したより早く人工雪雲が無くなり、淡いのでなかなか見ることが難しい冬の天の川や雄大な冬の星座を堪能できました。
私は、山の中へカメラをセットして、宿の近くまで戻り他の方法で撮影してる ふじい君 などと星を見ながら話し、撮影終了時間(1時間露出)がくると山の中へ行きシャッターをもどす、という事を繰り返しました。
寒さが芯から堪えるようになってきた2時位には(この日も氷点下10度位になったらしい)、シャッターをきる、宿に戻る(暖を取る)、シャッターをもどす、って感じになりました(汗)。今回、特に寒くかったらしく、霜でカメラが真っ白に凍りついていました。多湿の日本では、レンズが曇ることが多いので、暖める意味でカイロをつけるのですが、氷点下も越えると(水分が存在しないので)曇ることはないだろうと、油断したのがまずかった。放射線上に広がった霜(直径1cm位)にレンズが襲われ写真の方は、まさに教科書に載るくらいの失敗写真(右下が細くなっている)になってしまいました(涙)。
3日目(12/30)
10時に朝食を済ませ、集合写真を撮影しました。
今回作戦参加した車輌は、パパ車、ふじい車、はしさん車、ともりん車でした。が・・・、前3台はスタットレスを装着していたのですが、ともりん車は、ドノーマル&スリ減りタイヤなので、作戦行動に支障をきたす羽目に。。。 というのは、出発直前の12時、黒森の北にある長野県川上村から、パパさんの仲間から連絡が入り、黒森の北に控える信州峠を越えて合流することなり、我々も・・・と言う雰囲気になりましたが、ともりん車の戦力の関係で峠断念。パパさんと別れ、清里方面に向うことになりした。
作戦会議中ふじい車をノーワイパー号にしようと、テロ行為に及ぶくぜ君です(笑)。
標高900m位の黒森より、更に高い標高1200mの清里には、道路に雪が残っていた。。。いやー緊張しましたよ。黒森を出発して約1時間後、無事目的地である清泉寮に着きました。清泉寮と言えば、アイスクリーム。時期が時期だったので、店内で食べている人がほとんどだったのですが、雰囲気を味わってみようと外に出て食べてみたら・・・・、寒さ&北風、我慢大会さながらになってしまいました。アイスは美味しかったです!
そして、雪が残る中元気にアイスを食べているたかぎ君です。
昼食を済ませ、長野方面に帰るふじい車と別れました。残ったはしさん車とともりん車は、須玉ICから中央道に乗り順調に東京に戻りました。仕事納めの日にはじまり、年の瀬に終わる今回の遠征に、多くの方が参加して頂いてありがとうございました! 幹事爆睡事件を起こしてしまったり、オプションツアーが十分に開催できなかったりしましたが、素晴らしい冬の星空が望めましたので、まぁ成功といってもいいでしょうか。。。。(う〜ん、どうだろうか??)
やっぱり多くの人と行くのは楽しいですね、次回も多くの方と星を見に行きましょう!