我らが鯖神様であるぱぱんだ氏がなにかに摺りつぶされたらしく、梅雨明けしたばかりというのに冬眠に入ったらしい。
で、その旨ツッコんだところ氏より、 代わりに日記を書くようお願いされてしまった のである。
今回は何日続くかわからないけど、 とりあえず更新してみようとか考えてしまった のである。
私、エイザは最寄り駅からの 家路を急いでいた 。
業務中に水分を摂りすぎたせいか、 尿意を催して来た ためである。
早足で駅前から国道に出る。4車線の国道を横切る信号を足踏みしながら待つ。信号が青に変わると同時に小走りで横断歩道を渡り、そのままの勢いで住宅街の路地裏を駆け抜ける。
自宅の賃貸マンションにたどり着く頃には、そろそろ 我慢の限界 が近づいていた。
オートロックを開け、自動ドアが開くと同時にホールに飛び込み、エレベーターのボタンを押す。扉が開くのももどかしく、エレベーターに乗り込み、回数ボタンを押し、「閉」ボタンを連打すると扉が閉まり、ゆっくりと上昇を開始する。
と、同時に 今まで以上の尿意が襲ってくる 。今まで早足で歩いたり、オートロックを開けたり、エレベーターのボタンを押したりとしなければならないことがあったのに、エレベーターに乗ってしまうとする事がなくなってしまったのが原因だろう。つまり、「気を紛らす」ものがなくなったのである。
で、尿意に耐える時にすることはひとつである。そう、 ぴょんぴょんと飛び跳ねる 。なぜ、そんなことをするのかは不明だが、 古来人は激しい尿意を抑えようとするとき、なぜか飛び跳ねるのである 。
だがしかし。大事なことを忘れていた。そう、ここは エレベーターの中 なのである。そしてエレベーターの中では 激しい振動を起こすことは「御法度」 なのである。
ひときわ高く飛び上がり、着地した瞬間、それは起こった。
まず 電子音のアラーム が鳴る。 蛍光灯が消え 、 エレベーターが急停止 する。そう、 許容範囲を超えた振動に安全装置が働き、緊急停止した のである。
一瞬の意識の空白の後、それを理解した私は 不安に囚われた 。自宅まであと1分かからないところで 足止めされ てしまうのか?このまま エレベーターに閉じ込められ てしまうのか?それは 5分?10分?それとも30分? まさか1時間以上閉じ込められたらどうしよう 。
「このまましばらくお待ち下さい。このまましばらくお待ち下さい」
柔らかい女性の声で自動アナウンスが流れる。それと同時にゆっくりとエレベーターが下降し、最寄りの階に停止し、ドアーが開く。
・・・このチャンスを逃したら、 もう外の世界には戻れないかも しれない。そんな気がして エレベーターから逃げ出すように飛び出す。そのままの勢いで非常階段を駆け上がり、自宅の鍵を開け、部屋に飛び込む のであった。
そして 自分が尿意を催していたことを思い出し、トイレに駆け込むのは数分後、服を着替えて一息をついた時 であった。
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_ ともりん [おぉ、更新されてますね!! サミアどんの魔法が当分続くことを期待してますね〜(笑)]
_ エイザ [>魔法が当分続くことを期待してますね〜 サミアどんの魔法は日没まで。それがルールだ。]