** 犬ゾリ・先住民タイコ作り **

〜3日目(3/22)〜


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 8:30頃起床。この日は前日とはうってかわっていいお天気で、市街が見渡せました。朝食は、再びホテル1階のバークレーズで済ませて、オプショナルツアーに出発しました。



オプショナルツアー参加

 10:00ホテル出発、空港からの送迎、市内観光、オーロラ観望の送迎、の全てのバスが(映画でよく見る)黄色スクールバス、そのものでした。

 まず、午前中は犬ゾリ操縦体験をしました。前日見学したベックスケンネルに寄った後、そこから数分の湖(名前忘れました)に出ました。そこには、犬ゾリが何組も用意されていました。これで2人乗りです。1人操縦で、1人が座っている、という形で、行き2km帰り2kmを交代で操縦しました。犬ゾリ組合せは、ホテルの部屋割で行いました。一番は、さとう-友澤組でした、行きは、さとう君が操縦、私が座っていました。6頭立の犬ゾリは、青空と白い雪原の上を自転車位のスピードで風を切りながら進んで行きました。気持ちがいいな・・・・と思ったのは、はじめの1分でしたか・・・、風が、風が痛ひ。。。。(汗) 頬・鼻・おでこ等々、痛くって痛くって早く折返し点に到着して欲しかったよ。。。。出発して暫くすると犬達は、サボってスピードが落ちるし、それぞれ時々"粗相"をしながら走ります(笑)。15分位して、ようやっと折返し点に到着。ケンネルの(現地の)人に、「あんたら遅いよ。もっと早くするように!」と言われてしまいました。。。。犬達がサボるのは不可抗力のような。。。。
 帰りは、私が操縦しました。操縦といっても、2本のレールの上に立って、犬達に声をかけて(早く)走らせることだけですね。後は、すれ違う時ブレーキを使って止まるとこでしょうか。ほとんど乗ってるだけでしたので、デジカメでいろいろ撮影してました。青空とどこまでも続くような白い雪原、ホントに気持ち良かったです。
 はじめは、サボるなぁとか思っていた犬達も、こんな観光客の為に何回も走らせられると言うのは、などと考えていたら、「おもしろうて、やがて悲しき鵜飼かな」(芭蕉)のような心境になってしまいました。
 11:50頃ケンネルクラブに戻って休憩しました。クラブハウスコーヒーなど振舞われたのですが、私は外で犬とじゃれてました(笑)。とても寒いのに、犬たちはとても元気で愛嬌がよかったです。しゃべれれば、"遊ぼ"、"遊ぼ"と言ってたでしょうか。

 それから、街中走っている車を見るとボンネットから(電気の)プラブが出ていました。はじめは、何に使うのか分からなかったのですが、駐車中する時、駐車場備え付けのプラグにコードを繋いでエンジンルームを暖めておくんだそうです。もちろん、ガソリンに添加物を入れているのですが、あまりの寒さに凍ってしまわないようにするんだとか。そういえば、買い物なので路上駐車する人達エンジン切ってなかったですね。

 12:30ホテル着。池田さんと連絡をとる為、泊まってらっしゃるB&B(ベットと朝食がある民宿のような宿)に電話をしてみました。しかし、どうもテープ案内になってるらしく何を言ってるか分からず(汗)、英語が堪能なとがみ君に代わってもらい何を言っているか聞いてもらおうとしたところ、相手に繋がってしまいました。・・・が、池田さんが不在だったので、とがみ君に「2時から5時位までいる。」と伝言頼んでもらいました。次のオプショナルツアー出発が5:30だったので。。。

 13:30、市内へ昼食を食べに出かけました。この日は、陽射があったので、前日より寒さが厳しくなかったです。・・・・といっても-22度位はあったでしょうか、でも、-20度の前半と後半では気温の差が区別できました(笑)。いちおー防寒具着こんで街へ出ました。街の中心地では、電光掲示板が、時刻、摂氏、華氏と繰り返し表示していました。雪景色と言うより、何もかもが凍った景色・・・と、感傷に浸る余裕もあまりなく、「外を歩きたくねぇ〜。」が正直な感想ですね。
 まず、街の中心部のショピングモールへ行きました。建物の中では、現地の人達は薄着なので、防寒着はやっぱり目立ちますね〜、滑稽なものを見るような視線が痛かったです。またホテルのエレベーターでは、すれ違った人に"プっ"と笑われてしまいました。シクシクシク・・・(涙)。ショピングモールでは、お目当ての店(中華料理屋)がなく、再び建物の外へ。
 イエローナイフは小さい街なので、中華料理、フランス料理、イタリア料理、パスタ、日本料理(これは泊まったホテルの1階ね)と、各1軒ずつしかなく、探し易いと思いきや。。。。迷ってしまいました(爆)。私は、まず方向感覚を失うことはないのですが、どうも"すかっ"といかないというか、なかなか目的地に辿り着くことができませんでした(汗)。ショピングモールでは中華料理屋が、メキシコ料理も店がないし、もう一軒の中華料理は閉店してるし、パスタ屋も発見できず。。。とウロウロして、ようやっと(先ほど発見できなかった)パスタを扱っている「One Place」という店に入ることができました。迷った言い訳をさせて貰えれば、そもそも、"うちの場所はわかってるだろう。"といった感じで、店が看板出してないから、場所が見つけられなかったんですよ〜。それは置いといて「One Place」は、小さなパーティをするスペースもあり落ち着いた店内でした。そこで、パスタorラザニアのお昼を食べました。

 迷った所為で、15:30すっかり遅れてホテル着。ホテルの部屋に帰ると、電話にメッセージが3件も。。。。聞き方がなかなか分からず数分格闘して、聞き出したところ、やっぱりメッセージは池田さんからでした。。。すみませんでした〜。16:00頃、三度池田さんから連絡を頂き、ようやっとお会いすることができました〜。オーロラの発生のパターンなどホントに為になるお話ありがとうございました。池田さん曰く、「-20度位まで温度があがって、あたたかいのが気になる。」の通り気温が上がった所為か、この時間から薄雲が現われはじめました。


 2つ目は、"先住民文化体験ツアー"に参加しました。これを選んだ理由は、もちろん先住民の文化を体験してみたかったからですが・・・・、夕食付だったのも選択する上で大きなポイントになりましたね(笑)。
 17:30ホテル発、前日も寄ったディーロ村へ、先住民文化を体験するということで、やってきたのは先住民ベネ族のガイさん(右側)のお宅でした。先住民と言えばモンゴロイド系かと思いましたが、このガイさん西洋人っぽかった謎でした。。。「混血が進んだからジじゃない?」とすずき君は言っていましたが。。。
 ます、先住民やベネ族の紹介。そして、民芸品などを見せてもらいました。白樺の皮で作られた籠、カリブーの皮で作ったジャンバー(モデルさとう君(笑))、細かい刺繍が施された帯(モデルのみうら君がやってるように赤ちゃんを抱いてアヤす為に使うんだそうです)、マスコックス(じゃこう牛)の皮で作った靴、そしてスノーシュー(かんじき)の作り方を教えてもらいました。それで、民芸品を並べるとこんなになりました。それを見るうつのみや君です(笑)。
 そして、本日のメインイベント・・・じゃないけど、先住民のタイコを作りました。ホンモノは、なめして2日程水に漬けたウサギの皮を使うのですが、我々はフェルト製のタイコを作りました。これがなかなか大変で、本物には遠く及びませんが雰囲気は体験できました。
 タイコも作ったところで夕食♪、夕食は市内のレストランで、ということなので市内に戻りました。中心部に戻るにつれて、電光掲示盤が目に入る、"あれ、さっきも見たぞ。"・・・、"まさか、まさか。"・・・、"そのまま行き過ぎてくれ〜。"(心の叫び)私の願いも空しく、昼食を食べた「One Place」の前でバスが止まりました(涙)。こんなことだったら、この店に入らなかったのに〜〜。
 先程、"小さなパーティをできるスペースがある"なんて思った所でディナーが用意されていました(涙)。カリブー(北米産トナカイ)の肉、マスコックス(じゃこう牛)の肉、アークティックチャー(北極イワナ)、と選択できたのですが、我々はカリブー、マスコックスを食べました。夕食を済ませ、20:10ホテルに戻ってきました。



イエローナイフ最後の晩

 前日と同じく、21:30ホテル発。防寒具を着るとウルトラマンのようになります(笑)(モデルすずき君)。

 行きのバスの窓からヒダのあるカーテン状のオーロラが見えました、残念なことに窓からだとはっきり見えませんでした。・・が、この日の方がよく見えるのでは?と希望で胸が膨らみました。30分程して観測所到着、この日の観測所は、1日目と同じところ(コテージ風の建物)でした。
 度々書きましたが、-この日は20度位まで温度があがって、暖かくなり、あたたかいのがアダになって曇ってしまいました。。。。(爆)、しかしバスから見えた位だったので、前半は雲を通してでもオーロラを見ることができました。はっきりとは見えなかったのですが明るく光るオーロラは、前日のより凄かったのでは??
 しかし、23:00頃にはオーロラも星も見えなくなってしまいました。仕方が無いので、私はコテージに戻って、夜食を食べることにしました。この日の夜食は、北極イワナのシチューで、夜食はこんな感じで(固めの)パンと一緒に出ました。
 十分に暖を取って再出撃、23:30頃から晴れるが、今度はまったくオーロラが発生せず、じりじり時間が過ぎていきました。時間がもったいないので、天体写真を撮ることにしました。慣れている日本の空と違って、星座の位置が違うのはなかなか新鮮ですね(笑)。しかし時間もないので夢中で撮ってました。普段、微妙なカメラの位置調整素を手で行っているのですが、・・・・無意識の中に普段のクセが出てしまい、素手でカメラ触ってました(爆)。"何だか指が痛いな〜。"・・・"あちっ!" と手を放したのがよかった、そのままにしていたら指がカメラに引っ付いてましたよ〜(爆)。しかし、軽く凍傷になってしまい、翌日まで痛かったです。。。

 そうこうしている中に時間になってしまい、コテージに撤収しました。凍りつくうつのみや君です。多分、皆同じ感じではだったでしょう。。。 最後に同行した人に全員集合の記念写真を撮ってもらいました。

 イエローナイフの最後の夜宴を開きました。3時半頃お開きになりましたが、5時起きだったので、私とさとう君は、その後飲み明かしちゃいました(爆)。




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