※ ほぼ、1時間に1本運行されて いるので、乗りつぶしは容易。 | ● 基本データ 博多南線は、博多駅から博多南駅に至るJR西日本の幹線路線である。昭和50(1975)年3月10日、山陽新幹線が博多まで延伸開業した際、博多から南、約8kmのところに車両基地・博多総合車両所が設けられた。そこへの回送線として建設されたのが博多南線の原形となった。 車両基地建設以後、基地周辺で住宅が発展した。しかし、この地域から福岡市街へ行く為にはバス、それも1時間近くかかっていたので、早くから「回送線に乗せて欲しい」との要望がJR西日本に出されていた。協議の末、JR西日本の路線ではあるが、業務をJR九州に委託されることで決着した。平成2(1990)年4月1日、博多南線として営業開始。これにより、所要時間が10分と短縮された。博多南線開業によって、車輌基地周辺の宅地化が急速に進んだ。将来、九州新幹線全線開通時には本線として使用されることが検討されている。 新幹線用の設備を使用し、運転される列車も新幹線(こだま号)用の車両を使用するが、厳密には在来線である。しかし、速度や使用車両の関係から全列車が特急扱いとされ、乗車には運賃の他に別途特定特急料金100円がかかる。同区間の運賃が190円なので、乗車には計290円が必要である。博多駅から乗車の場合、新幹線の券売機で購入することになる。また、JRグループの中で、唯一列車愛称が設定されていない特急列車である。同様のケースに、上越線の支線として扱われる越後湯沢-ガーラ湯沢間がある。 しばらくすると、進行(博多南)方向右手下に鹿児島本線車輌基地が見える。その直後に那珂川が見えるが、あまり長い時間ではない。その間、進行左手では並走していた鹿児島本線の路線が離れていく。ここから一路、路線は南をむかう。 西鉄大牟田線の路線を下に、その架線を上に通過すると、福岡市街の住宅街が広がるようになる。また、進行方向左手遠方には志免町付近の、右手遠方には早良区の山々が望める。 だんだん地上に下ってくると、進行方向左手に新幹線車輌基地が広がり、終点博多南に到着する。 車窓は、進行(博多南)方向、左右ともに差はあまりない。 |
● 乗りつぶし記録
・2006.08.19. 北九州攻略作戦で、博多→博多南間に乗車。完乗達成。
・2006.08.19. 同、博多南→博多間に乗車。往復完乗達成。
● 駅舎写真
博多駅(2006.08.) 博多南駅(2006.08.)
● おすすめ撮影ポイント
高架区間で距離が短いので、撮影ポイントは少なさそう。