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2008-07-18 小規模個人事業主のミステリー小説〜其の壱〜
_ [商品情報] 卒業〜雪月花殺人ゲーム〜
講談社文庫より税込価格¥620-
[要旨]大学4年の秋。就職、恋愛に楽しく忙しい仲よし7人組・その中の一人、祥子がアパートの自室で死んだ。部屋は密室。自殺か、他殺か!?残された赤い日記帳を手掛りに、死の謎を追及する友人たち。だが、第二の全く異常な事件が起って…。錯綜する謎に挑戦する、心やさしき大学生・加賀恭一郎。卓抜な着想と緊密な構成で、現代学生のフィーリングを見事に描いた、長篇ミステリーの傑作
[店主の感想]
まず数ある東野圭吾作品のなかで「卒業」を選んだ理由は、主人公が加賀恭一郎であるという一点です。加賀恭一郎は大学を卒業の後、中学教師を経て刑事となり様々な難事件を解決していきます。つまり本作品が加賀恭一郎がデビュー作だからに他なりません。「つまり東野圭吾にとっての加賀恭一郎とは、大薮春彦における伊達邦彦、西村京太郎における十津川警部のような存在?」と店主が勝手に解釈したからです。しかし「悪意」「どちらかが彼女を殺した」「私が彼を殺した」「嘘をもうひとつだけ」の一連の作品を読破していうウチに、店主の勝手な解釈は間違っていなかったことが証明されるでしょう。
で肝心の内容はと言うと…悲しいお話です。同じ高校出身の7人の友人のなかで、罪を背負っていないのは加賀とその恋人(?)の沙都子だけ、そして3人は命を落とします。実際に殺人を犯してしまった者、自ら命を絶った者、自分の保身の為に仲間を裏切り良心の呵責に苛まれる者と様々です。そして其々が抱えるモノが事件をより複雑なモノへと変えていきます。そして悲しい結末を迎えるコトになります。
店主的には、「南沢雅子(高校の恩師)がもっと毅然とした姿勢で接すれば、引き金となった祥子の自殺は起きなかったのでは?」と思いました。ネタバレを防ぐ為に解り辛い感想になったコトをお詫びします。
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