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後日録画で見たので筆者個人の雑感も交えて。
番組中で触れられていたが、「聖地巡礼」を「町おこし」に使おうという動きに対してネットユーザーを中心に反発の声も上がっていると。
「ハルヒ」にしても「けいおん!」にしてもこれほど盛り上がったのは何より作品が魅力的であったからということである。
脚本然り、キャラクター然り。
それらを脇において「アニメの背景になればそれだけで人が来る」と言う認識であれば放映期間(最短三箇月)が終われば元の閑古鳥に戻るであろう事は想像に難くない。
「オタクは金になる」と誰かが気付いたのかここ数年で「対オタクビジネス」は雨後の筍のように出現している。
「オタク相手だから濡れ手で粟」と考える経営者が居るならば甚だ見当違いである。
既製品に満足できないから自分で楽しみを開拓している民である。
たとえば既存の書籍、漫画に飽き足らないから同人誌を作る。
たとえば既存の模型に飽き足らないからガレージキットを作る。
たとえば既存のパソコンでは満足できないから自作パソコンを作る。
たとえば既存のゲームでは満足できないから自分でブログラムを作る。
ひとくちに「オタク」と言ってもその感性の赴くベクトルは違う。
そしてそれぞれのベクトルの終着点、「この部分だけは譲れない」という要求が高すぎて市場経済から見放された(あるいは自身が見限った)のが所謂「オタク」である。
だからこそ「今売れています!」に代表される流通主導のプロパガンダには絶対乗らないぞ、という者は多い。
「オタク」が消費行動に出るのは「売れているから」「流行っているから」ではなく、自らの琴線に触れるものがあったから。
売り手側のプロパガンダに乗ってくるのはブームに流される大衆であって「オタク」ではない。
今のところ「萌え」ブームで「対オタク商法(自称)」は成功しているようであるがブームに流された層(ニワカとも言う)が飽きたり金が続かなくなったりして去った後ペンペン草ぐらいは残るだろうか。
先鋭化、特化した要求に対して無尽蔵に資本を投入できるものなら価値はあると思うが。(その分企業の利益は減りますが)
まあ、企業としては購買者が「オタク」だろうが「ニワカ」だろうが「一般大衆」だろうが知ったことではないわけで。
ただしこの分野で「持続的な発展」を目指すならそれなりの覚悟がいりますよ、と言うお話。長文御免。
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