桜島線
最終更新日2006.06.15.
● 基本データ
桜島線は、大阪環状線の西九条駅から桜島駅までを結ぶJR西日本の幹線路線である。路線の建設は、臨港鉄道である西成鉄道が、明治31(1898)年4月5日、大阪-安治川口間を開業させたのにはじまる。明治38(1905)年4月1日、天保山まで延伸。翌年12月1日、西成鉄道が国有化、大阪-天保山間が西成線となった(明治42(1909)年10月12日)。翌年4月15日、桜島駅開業、同時に桜島-天保山間が廃止された。
開業当時から、安治川口-(旧)桜島間には、正蓮寺運河を跨ぐ可動橋があったが、豪雨などの際にこの可動橋が冠水して運休になることが少なくなく、平成11(1999)年4月1日、安治川口-桜島間の線路が移設、同時に桜島駅移転されている。
昭和36(1961)年4月25日、西成線の大阪-西九条間を編入する形で大阪環状線が全通。同時に西九条-桜島間が分離され、桜島線が誕生した。
福岡県を走っていた全長3.5kmの香月線が昭和60(1985)年4月1日に廃止されてから、JRの旅客営業をする路線の中では最も短い路線であったが、田吉駅から宮崎空港駅とを結ぶ全長1.4kmの宮崎空港線が平成8(1996)年7月18日に開業して、その座を譲っている。
桜島線の名前が全国区となったのは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のオープンだろう(平成13(2001)年3月31日)。それに合わせて、同年3月1日、ユニバーサルシティ駅開業、JRゆめ咲線の愛称が使われるようになった。
万一の車両故障時などにUSJからの乗客をスムースに運ぶため、西九条駅からユニバーサルシティ駅までの間は双単線としてそれぞれの線路で双方向運転が可能となっている。
西九条-桜島間 4.1km
※ 日中は天王寺・京橋方面からの直通と折り返し列車が交互に
走るなど本数が多いので、容易に乗りつぶしができる。
[車窓の楽しみ方]
桜島線では、是非USJ用に塗装された車輌に乗り込みたい。大阪環状線と並走して出発した路線は、進行(桜島)方向右に大きくカーブして六軒家川を渡る。六軒家川を渡ると、左右の車窓に工場をパイプやタンクを写すようになる。民家が多くなると安治川口駅。西九条-安治川口間の車窓は、鶴見線のそれによく似ていると思われる。
安治川口を出発すると、すぐにユニバーサルシティ駅。駅を降りると、そこには別世界が待っている。ユニバーサルシティからUSJ敷地の半地下の路線をわずかに走ると終点桜島駅に到着する。桜島駅を降りると見事な斜張橋(阪神高速湾岸線天保山大橋)が目の前に広がる。
● 乗りつぶし記録
・2006.03.25. 京都研修旅行で、西九条→桜島→西九条間に乗車。完乗・往復達成。
● 駅舎写真
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西九条駅(2006.03.)
| ユニバーサルシティ駅(2006.03.)
| 桜島駅(2006.03.) |
● (ともりんが)行ってみたい撮影ポイント
工場や運河、そしてUSJの脇を走るので、撮影ポイントは少なそう。
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