川越線

最終更新日2012.02.05.


● 基本データ

 川越線は、東北本線の大宮から小京都川越を経由して、八高線の高麗川に至るJR東日本の幹線路線である。大正11(1922)年4月11日に公布された改正鉄道敷設法に「埼玉縣大宮ヨリ川越ヲ經テ飯能附近ニ至ル鐡道」と規定されていた路線であるが、建設がはじまったのは昭和になってからで、昭和15(1940)年7月22日に大宮-高麗川の全線が一度に開業した。
 全線開通後長い間、ディーゼル車がのんびり走るローカル線であったが、昭和60(1985)年9月30日の埼京線の開業に併せて川越線も電化など全線で整備されることになった。そして、川越から大宮間で埼京線との直通運転が開始、都市型路線へと大きな変貌を遂げた。当初、埼京線は大宮から北を高崎線と併走させる計画だったが、同線内に車両基地を設置することができず、南古谷付近に車両基地(川越車両センター)を設けることで解決をみることになったが、これにより川越線が大きく変わるきっかけとなっている。埼京線の開業当時は池袋であった終着駅が、その後新宿、恵比寿、大崎と延伸され、更には東京臨海高速鉄道りんかい線の新木場駅まで運転されるようになると川越線の利便性も増した。現在川越を発車する列車の大半は、新木場駅まで運転されている。
 だが、一方で川越線が分断されることにもなった。現在では川越から東は埼京線との一体の、西では八高線で八王子までの運転形態が取られている。また、全線を通して運転される列車が無いなど、まるで別線のような感じとなっている。





大宮-高麗川間 30.6km

※ 運行形態が川越で違うので、同駅で乗り換えが必要となるが、本数が多く乗りつくしは楽。



[車窓の楽しみ方]
 大宮の川越線用ホームは地下にある。出発して数分は地下を走るが地上に出ると高崎線と並走するように走る。また出た瞬間に進行(川越)方向左手には交通博物館があらわれるが、様々な車両を車窓からも見ることができるので楽しい。新幹線の高架が頭上を通過すると高崎線と分岐し、大きく左にカーブし川越線は西にむかう。指扇を出ると荒川を渡り、のんびりとした田園地帯を走るようになる。車両基地が見えてくると南古谷。そして、進行(川越)方向左手から近づいてくる東武東上線と並走すると、市街地を走り川越に着く。
 川越を出発すると、すぐ西武新宿線が足元を通過し、東武東上線と並走する。やがて、東武東上線は進行(高麗川)方向右手に消えていき、川越線は更に西にむかう。的場を出ると関越自動車道を、笠幡を出ると圏央道を、それぞれくぐるが、この区間は沿線の築堤が高く車窓は面白くない。武蔵高萩から、再びのんびりとした田園地帯の中を走るようになる。やがて左にカーブし、進行方向右手から八高線の路線が近づいてきて合流すると、終点高麗川に到着する。
 車窓は、進行(高麗川)方向左右、それほど差が無い。



● 乗りつぶし記録

  ・2005.04.17. 秩父攻略作戦高麗川→大宮間に乗車。完乗達成。
  ・2005.04.17. 同、大宮→高麗川間に乗車。往復完乗。
  ・2005.10.02. 彼岸花作戦大宮→高麗川間に乗車。
  ・2009.02.11. 埼玉&栃木乗りつくしで、大宮→川越→大宮間に乗車。
  ・2011.04.17. 秩父鉄道SL撮影旅行で、大宮→川越間に乗車。



● 駅舎写真

大宮駅(2005.10.) 日進駅(2009.02.) 西大宮駅(2011.04.)
指扇駅(2009.02.) 南古谷駅(2009.02.) 川越駅(2005.10.)
高麗川駅(2005.10.)



● おすすめ撮影ポイント

 撮影ポイントは、JR線路線別撮影地川越線にて紹介している。(このページに戻る際は、ツールバーの"戻る"を使って下さい))。
 他には、荒川を渡る列車が撮影できる指扇-南古谷間で撮影してみたい。



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