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2008-03-28 小規模個人事業主は腰が痛い
_ [業界関係][Life_is_tough] 無償教科書納入完了
さて、このブログをご覧になっている皆様も小学校・中学校時代に教科書を無償で配布された経験をお持ちだと思いますが、まず無償教科書について説明せねばなりますまい。
教科書無償制度の趣旨(参考資料 「教科書無償給与事務の手引き」文部科学省初等中等教育局刊)
教科書無償制度は、憲法第26条第2項に掲げる義務教育無償制度の理想をより広く実現する施策として、国が、義務教育諸学校の児童生徒の使用する教科書を無償で給与する制度である。
わが国における義務教育無償の具体的内容としては、国立及び公立の義務教育諸学校について授業料を徴収しないということが定められているが、国が義務教育について、保護者が負担している費用を出来るだけ軽減するよう努めることは望ましいところである。教科書が学校教育における主たる教材としてその使用が義務付けられていることに鑑み、義務教育の教科書を無償とすることにより、憲法に掲げる義務教育無償の理想をより広く実現しようとしたものである。
教科書無償制度は、昭和38年度に小学校(盲学校、聾学校及び養護学校の小学部を含む)の第1学年の児童を対象として発足し、以降年度計画をもって無償給与の対象となる児童生徒の範囲を拡大してきたが、昭和44年度に至り義務教育諸学校の全児童生徒にその範囲が及び、制度の完成をみた。
つまり公金によって国公立の小中学校の児童&生徒さん達に分け隔てなく配布するということである。ではその教科書無償給与の仕組みと教科書の流れを説明すると
教科書が学校で児童生徒に渡るまで
①国と発行者による教科書の購入契約。
②発行者から直接または特約供給所・大取次を経由して、取次供給所へ送本。
③取次供給所は学校からの納入指示書(冊数・場所・期日)に従い納入。
④児童・生徒への給与は、学校長が教科書無償給与制度の趣旨を充分に説明し、給与することとされています。
まぁ説明すると、こんな感じです。で、もっと要約して説明すると…
①特約供給所・大取次(広義の問屋)から取次供給所(本屋)に大体この位でしょうって数の教科書が納入されます。
②提出期限内に学校から取次供給所(本屋)に納入指示書(これだけ納入してね!って数を書いた書類)が3月20日までに提出されます。
③取次供給所(本屋)は前期分なら3月31日までに納入します。
ってダケのことなんです。でも…
それができねぇヤツがいるんだよ!!
まず平成19年度の後期分納入分においては、いくら催促しても指示書が来ないので、学校いったら教頭先生が出てきて「担当が休んでて連絡つかないから適当に納入してくれる?」などと[禁則事項]なコトを宣まわれた。店主は「正式な指示書を頂かない限り納入できません。文句があるなら教育委員会経由でクレーム頂いても構わないですよ」言ったら、8月30日に担当の先生が出勤してきたらしく指示書が届いた。納品は8月31日。非常にタイトなスケジュールを強いられた。当然「今度から提出期限は守って下さいね。オタクだけですよ、こんなコトしてるの」と強くクレームを入れておいたにも係わらず…
今回も指示書は届かない
まるでデジャブーのような催促を繰返し、指示書は貰うコトができたが、今度は「納入は4月以降じゃダメですか?」だとぉ・・・
駄目にきまってんだろ!!
担当サンが、どれほど忙しいのかは知りませんよ。しかし無償教科書の理念とか意義とかを少しでも考えたら、こんないい加減な仕事は出来ないハズだ。児童&生徒サン達が無償っつうダケで、代金は公金から支出されてんだぞ。店主達だって殆ど慈善事業並の手数料でやってんのは何の為だ?児童&生徒サン全員に必ず定数届けて、新しいキレイな教科書で気持ち良く勉強してもらう為なんだよ。「仏の顔も三度」と言うが、店主は仏サマではないので、次回については非情な態度をもって望むコトにする。
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