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2009-05-16 小規模個人事業主はうどんを啜る
_ [飲食] 武蔵野うどん
「うどん農場」へ。
寄り道したのはウチの専従者達には内緒だw
「なぜ店内に船がっ…」と思ったが、貿易風の系列店らしいので、妙に納得したw
店主が頼んだのは武蔵野うどんの典型ともいえる「肉汁うどん」。
地粉を使い、やや色が付いた太麺が「武蔵野うどん」であるコトを主張し、啜ると「讃岐うどん」なぞ比較にならないほど強靭なコシ(一言でいえば堅い)で「武蔵野うどん」であることを確認させられた。 まぁ、「武蔵野うどん」といっても正確なて定義はなく、「その昔、米が取れない土地で地粉(麦)を捏ねてうどんにして食した」というのがそもそもの成り立ちで、少々色がついたうどんを、主につけ汁で食べるってくらいの認識で構わないようだ。戦前生まれの店主母が、幼少時代に自宅にて食していたウドンも、この定義に沿ったモノだったようだ。
_ [商品情報] 滅びゆく武蔵野第二集〜
桜井 正信 (著), 岡田 沢治 (著)
有峰書店より税込価格¥2575-
■特集/変貌する多摩丘陵と絹の道
あまり知られていないが、錦堂谷書店の一角には郷土関係の書籍コーナーが存在する。そしてその殆どが絶版品だ。ウチは古書店ではない為&再販制度を堅持する立場から、いくら古くなって埃を被っていようが、表示価格で販売している。中には価値のあるモノもあるカモしれないが、上記の理由で表示価格での販売となっている。店主が店主になった頃は棚2段位存在したが、年に2冊位売れていき、現在は1.2段位だ。
買って頂いたお客様は総じて「なんでこんな本を普通に売ってるの?」といい意味で仰るが、やはり上記の理由を説明すると納得される。
はっきり言って商売ではなく道楽の域だが、一度絶版になった書籍が復刊される事は殆どなく、ましてや小規模出版社もモノとなれば尚更である。となれば「良書であろうと悪書であろうと、それに価値を見出すお客様のために保持していく」のも本屋の務めなのではないだろうか?神ならぬ我が身に出来るコトは微小だが、「せめて郷土関連の書籍くらいなら…」と考えてのコトだ。
よく「出版文化を守る為に…」などという言葉を耳にするが、こういった行いも、その一環なのではないだろうか?
だが、この方法は商売としては成り立ち難く、全書店に薦められる方法ではないがねw
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