自作基板の部品表を作ってみた

自作基板の部品表を作ってみた

今回は表面実装部品が多いので、秋月で都度買ってくるということもできなそうなので、ためしに部品表を作ってみました。部品はテープでくるので1個単位で買えないものも多いのでロット合計も出してみました。

bom1

最低金額3.5万円!

特に高いのがセンサー類。そして1個から買うのが難しいものが多いから、総額が高くなってしまうのです。600円のチップでも、10個が最小ロットなら6000円になってしまうから。センサー以外でも、小さいから良いと思っていたリアルタイムクロックのM41T62も533円とかなりお高い万円。ところが、ストロベリーリナックスでM41T62のブレイクアウトボードを買うと500円なのよね・・・あちらは基板に電池ホルダーまでついているというのに。量産効果なんだろうけど、少量生産が如何に割に合わないかを体感しています。

1枚当たり部品代をみても4300円は下回らない感じです。それでいてできることと言ったら、Raspberry Piを8V~30Vの間で安全に動かせて、リセットボタンとウォッチドックが追加されて、時計と加速度と気温大気圧計がついて、ファンコン用の12Vスイッチが1つ。これは需要ないですかね・・・商品企画失敗というやつ?

仕事なら、即座にやめるべき案件なんでしょうけど。趣味の場合、ボードを作るまでやり遂げることが重要なのか、改めて自問自答しています。

Raspberry Pi Zero

「金がない」という葛藤の中、さらに運の悪いことにRaspberry Pi Zeroという新製品が出てしまいました。一応GPIOピンに互換性はあるものの、フォームファクター的に従来のHAT基板の外形が合わなくなってしまったことも、悩みを深めた原因です。

sk_raspberry_01

個人がセンサー1チップ調達するのと同じ値段で、Linuxが動く完全な32bit ARM SBCが変えてしまう・・・・そう考えると益々個人が何をやるべきなのか問われそうです。

USBにHDMIまでついたマイコンボードが600円弱という社会的インパクトは大きいですね。消費電力にこだわる用途以外では、ほぼこのボードで賄えてしまうでしょうから、mbed含めたショボイマイコンボードはすべて吹き飛んでしまうかもしれません。

 

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