2010-11-07(Sun) 日本一!
_ 日本シリーズ第7戦
まずはゲーム。初回に吉見を攻略して2点先制、この辺は交流戦でもそうだが「相手投手の立ち上がりを叩く」というセオリーをうまく実践できた。しかしその裏、俊介が事前に「ナゴヤドームのマウンドは合わないのではないか?」という懸念が見事に当たりいきなりの3失点、さらに二回まで計4失点で降板。連日消耗戦を繰り返しているだけに先発には長く持ってもらいたかったが先発できる投手がいないのだから仕方がない。
さらに二番手小野も2失点。
そして、ここらで管理人は熱出して寝込んでしまいましたよ(笑)
(いやまぁその前からちと調子悪かったんだが)
吉見が2,3回とゼロに抑えてこれは今日はダメかと思われた4回に里崎、そして岡田の連続ヒットで1点、これが大きかった。これで「まだ行ける!」と思えた。さらにこれで先発吉見を引きずり降ろせ、消耗戦という意味では同じ舞台に引きずり込んだと言えよう。ツーアウトからの得点というのも効いた。
そして薮田−内が抑えている間に逆転できたのは最早必然というものか。
そして9回のマウンドには守護神コバヒロが!
マァ、マリーンズファンの6割は「このまま終わってくれる訳がない」と覚悟を決め、残りのうち3割は「何とか打撃ミスってくれないかな〜」と天に祈ったのは言うまでもない。
そしてその通りに(笑)マ、こんなもんじゃマリーンズファンはめげませんよ。
しかしその後もゼロ更新、頭に「二試合連続引き分け」の文字がちらつく中、「後ピッチャー何人いたかいな」と指折り数え始めた頃…
延長12回、岡田がキターーーッ!!
そして最後のマウンドには伊藤が、危なげなく3人で抑えてゲームセット!
マリーンズ、5年ぶりの日本一なる!
いや〜多くの人が思ったようですが、よもや生きているうちにもう一度マリーンズの優勝を拝めるとは思いませんでした。
では感じたことをつらつらと。
_ 時としてファンはプロ野球選手が急激に成長する姿を見る事がある
それが今年のポストシーズンだった。投で言えば内、打者では清田と岡田であった。
特に岡田選手、荻野選手故障の後を受けて一軍昇格、その足と守備力は多くのファンをうならせるものがあった。が、打撃が非力過ぎた。レギュラーシーズンの打率は一割台。「全打席セーフティバントでいいんじゃないか」という声もスタンドからは上がっていた。しかし、ファンは知っていた、彼が連日特打を繰り返している事を。
それがこの大舞台で実った。打順が回った時、「岡田かぁ」という声はこの一カ月の間にいつの間にか「岡田が何かやってくれそうだ」という期待に変わっていた。
そして最後の最後での一振り、岡田の打球がフェンスまで飛んでいったのを初めて見たよ(笑)ともかく、おめでとうございます。来年はまた外野のレギュラー争いがきつくなるだろうけれど、ファンはいつも期待しているぞ。
_ 西村監督の何が良かったのか
チーム状態と監督には相性があると思う。例えば弱いが若手選手主体であれば育てる事を得意とする監督がいいだろう。
昨年までのマリーンズ、これは個々の能力は高いレベルにあると言ってよかった。しかし、それがチームの成績に結び付かないでいた。
そこで、西村監督の出番であった。正直監督として何かしたかと言うと…特には変わった事はしていない。しかし、スローガンの「和」の通り、チームに一つの方向性を持たせる事に成功した。そぅ、今のマリーンズにはこれで十分だったのだ。
後は選手を信じるのみであった(それが出来ない監督の多い事といったら…)。
_ で、一ファンとして
ゲームが終わった時、正直言って「ホッとした」
セのチームのファンにはわからないだろうが、パのチームのファンはリーグへの帰属意識が非常に高いのである。
そしてレギュラーシーズンでば「面白い野球が見れればいいや」という半ば気楽な気持ちでゲームを楽しめるのだけれど、日本シリーズとなればリーグの代表として戦わねばならない。
ゆえに、ここで負ければ「ホークス、ライオンズのファンをはじめ、他チームのファンに申し訳ない」という立場なのであった。
そこへきてこの連日の接戦、いやもぅ体が持ちませんでしたよ。
ともかく、2010年のマリーンズ伝説、ここに完結!
_ では最後に皆で肩を組んで歌いましょう
♪マリーンズが 本当に好きだからみんなでこの喜びを 分かち合おう
いやぁぁ、最後までハラハラドキドキのマリーンズらしい試合でしたね。
それにしても、よくぞ“内”を育ててくれました。内は元々ジャイアンツファンなので、FAしてジャイアンツに来る日を楽しみにしております。
ところで、那須野と吉見は投げたっけ?大谷智久(09D2)と木村雄太(08D1)と服部泰卓(07D1)はどうしてるの?
吉見投手には苦しい先発事情のところ何度も助けてもらったし大谷投手は私の目の前で勝ち投手になっていましたが?