本日の曲目は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番とチャイコフスキーのマンフレッド。知らない曲だと寝ちゃう傾向があるので、家にCDがあったラフマニノフは一週間前くらいから聴き続けて脳内にインプットしましたよ。マンフレッドはCD買う余裕がなくて予習無し。どうか寝ませんように…と祈りながら会場へ。
N響では開演前に、ミニコンサート(?)みたいな、室内楽をロビーで演奏してくれるので、もちろんそちらも聴きに行きました。そして近くで聴いたバイオリンの音…。当たり前だけど、これぞバイオリンの音、という音が。それに引き替え私がバイオリンで出す音といったら、あれはバイオリンの音ではなくて、ただ弓で弦をこすってるだけに過ぎない音ですね。安物とは言え、先生が私のバイオリンで試し弾きをして下さった時は綺麗な音が出ていたのに、持ち主の技術がないばかりにいつも汚い音しか出させてもらえなくて、可哀想な私のバイオリン…。もっと練習しよう…。
とりあえずバイオリン奏者の手元をじぃっと観察。弓を持つ右手の手首の動きとか、左手の親指(弦を抑えるためには使わない指)は普段どの辺に置いてるのか、とか、気になることがたくさんあったんですけど、残念ながら私の眼鏡の度が弱いために良く見えなかった…。
しかしラフマニノフの3番は、何度聴いても超絶技巧というか、音の洪水というか…。プロのピアニストたちは、どれくらいの期間でこの曲をマスターするのだろう?弾き始めてから最後まで、もの凄く集中しているのか、それとも案外リラックスしているのか。もし途中で演奏が止まっちゃったら、果たしてそこから再開できるのか、など考えながら聴いておりました。
話は変わりますが、ある曲を聴いて思い浮かぶイメージは人それぞれだと思うんですけど、なぜかラフマニノフのピアノ協奏曲3番や、2番の2楽章あたりを聴くと雨の庭の情景が浮かぶんですよ。なんでだろう。この曲を使ったそういう映画でもあったのか???どこからそういうイメージが刷り込まれてしまったのやら。