「科学」カテゴリーアーカイブ

日本化学会

 大学時代に会員になってそのまま会費を払い続けているのだが、会誌を毎月送ってもらえている。特集で酒だったり鉄道だったりとの化学関係の解説など興味深い記事もあったりするのだが、るぅ嬢が今月号を見ていると、元素記号マグカップなるものを見つけた。
 何でも新規会員になったり、あるいは会員を新規に紹介したら貰えるようで、でっかく「H」「Li」などと描かれている様は、これを研究室あたりで並べてみたらさぞや爽快な眺めであろうと思ってしまうところである。他に周期表タンブラーなるものも存在したり。これは欲しいぞ、誰か会員にならないか?
 普通に販売してもらえんものかと思うのだが、ただ「U」なんぞが大量に売れ残ってしまう可能性も。

サイエンスZERO2015年10月18日の放送|NHK「サイエンスZERO」徹底解説!?“宇宙の果て”に迫る!

 「宇宙の果てはどうなっているのか?」夜空を見上げれば必ずぶち当たるであろう人類永遠のテーマと言ってもいい課題である。いくつか説はあるのだが、その中で説得力を感じていたのはボールの表面のように真っ直ぐ進んでいくとやがては元いた場所に戻る「閉じた宇宙」という考え方だ。実際にどうなっているかは、番組でも紹介されていたが、宇宙空間で三角形を描きその内角の和を計測すれば閉じているのか平面なのかはたまた開いているのかがわかる。で、現在我々が観測できる範囲(136億光年)以内はほぼ平面らしい。で、ここからが新ネタ(?)、ビッグバン時に宇宙にムラがあったと考えると、我々が見ている宇宙のさらに外側には理論上開いていたり閉じていたりする地点があるらしい、要はこの宇宙は一様ではなく凸凹しているようなもので、そこでは我々が知っている物理法則が通用しないそうだ。これは面白いぞ。

今夜はブラタモリがない

 と思ったら集中豪雨特番が始まった。なるほど、特定の場所で長時間大雨が続いたメカニズムや堤防決壊についても解説され、今まで知らなかった情報も多くなかなか勉強になった。
 しかし堤防も越流までならともかく決壊すると人的財産的損害が桁違いになってくるものだ。スーパー堤防とか事業が疑問視されていたがこうなると作った方が結局は安上がりってことにもなりそうだ。

石英ガラスにBlu-ray Disc並みの記録密度でデータを記録・再生

 これは現代のロゼッタストーンか、人類の英知は人類が滅びてもなお残ることが可能となったのか。もっとも残る記録が「いや~んご主人様そこはダメですぅ~」なんていうのだと後世の歴史家に多大なる謎を残すだけになりそうであるが。
 しかし再生できる機械がないと意味がないか…。いやその機械の作り方だけは石版に残しておくとか。

サイエンスZERO 緊急SP!STAP細胞の謎に迫れ

 今回の問題が非常によくわかるようにまとめられていた。
 科学の世界では自らの研究の成果があった場合、まず論文としてまとめ、これを雑誌に投稿する。雑誌側は査読を行い掲載の可否を判断、パスすれば掲載される。で、自分の大学時代も「目指せ○○!」(○○にはそれぞれのジャンルにおけるトップの雑誌名が入る)を合い言葉に研究をしていた訳である。で、雑誌に掲載されればそれで終わりかと言えば、そうではなく、その論文に記された手法で世界中の研究者が追試を行うのである。この追試で再現性が確認されて初めて認められる…というのが新規の理論なり発見なりがあった際の科学の世界の手順であり、複数の目で何重にもチェックがされるものでつまりは「結果を捏造して論文こしらえても無駄だよん」ということである。そんな事は研究室に入ったときにいの一番に教わったものなのだが…。
 で、今回はこの再現に誰も成功していないのがまずは大きな問題になっているところである。さてこうなると最大の疑問は「じゃあ共同執筆者の方が受け取って万能性が確認された細胞は一体何だったの」というところである。考えられるのは(1)STAP細胞はできていた。ただし、論文に記載された手法が本来の作成方法ではなく偶然にできたものである(2)実はES細胞だった、といったところか。個人的には(1)を期待したいところだが…。
 ところで、今回やたら論文コピペが話題になっているが、引用とコピペをごっちゃにしている人が多いんじゃないか?「論文はより多く引用されてこそ価値が出る」ってのも教わったもんだ。勿論今回のように引用元を明記していないのは論外ではあるのは言うまでもない。
 懸念するのは今回の件で本当に成果を上げた研究に関する論文の投稿を萎縮するとかそういった事態が起きないかというところである。捏造がこれまた論外なのは間違いないが 

COSMOS

 我々の世代以上の科学好きならば間違いなく見ていたであろう、COSMOSの続編が放送されるそうだ。
 前作でホストであるカール=セーガン博士と共に想像の宇宙船で旅した世界、それは我々の頭の上、目の前、足下に確かに存在するものなのだが実に不思議で好奇心を刺激されるものであった。
 宇宙全体の構造や次元の話、相対性理論がもたらす現象、地球外生命の可能性など、自分の持つ宇宙に関する様々な知識の多くは、セーガン博士に教わったものと言って過言ではない。
 あれから実に32年という時間が経過した。この間の宇宙に対する理解の広がりや理論の進展といったらまさに目を見張るものがある。パッと挙げていってもダークマター、ダークエネルギーの存在、膨張が加速している事実、インフレーション理論、ヒッグス粒子の発見、さらには超弦理論…。
 今回のCOSMOSではこういった話題を取り上げてくれるのか、どのように見せてくれるのか、はたまた前作の焼き直しで終わってしまうのか、再び想像の宇宙船で旅に出てみることしよう。

宇宙の真実を知ることができるのか

 人それぞれだと思うが、宇宙論をはじめとする物理学の最先端に触れるきっかけになったもの、私の場合はやはりカール・セーガン博士の「COSMOS」であった。相対性理論などが導き出す奇妙な世界などに大いに好奇心を刺激されたものである。その後も物理学の進歩は止まることを知らず、さらに幸いなことにそれらの成果を多くの書籍やディスカバリーやナショジオなどのテレビ映像で得ることができる、いい時代になったものだ。さて、自分が幼き頃にはいつかは宇宙のすべての真実が明らかにされるときが来る、と漠然とながら思ったものである。そのCOSMOSから現在までの進歩は目覚ましいものであるのは確かなのだが、この進歩をさらに延長させ、究極的な理論の確立及びその結果により宇宙やこの世のすべてが明らかになるのは…余程のブレイクスルーでもない限り、どうも現在の進歩のスピードでは自分はその最後の姿を見ることができないだろうという現実に気付きつつあるのである。 全てを知ったとき、人はどうなるのか?それを見れないのは残念である。

ヒッグス粒子発見、ほぼ確実に

 というわけでヒッグス場なのかヒッグス粒子なのかよくわからんので参考図書を読んでいる。
ヒッグス粒子とはなにか
 ヒッグス粒子入門編…か。内容の多くは現代物理学がことここに至るまでの解説といったところ。

ヒッグス粒子の発見 理論的予測と探究の全記録
 こちらは関係者のインタビューも含めたドキュメントもの。…あまりの厚さになかなか読み終わらないのであった。

生き物地球紀行

 只今我が家で絶賛ブレイク中のハシビロコウが登場。
 どれぐらいブレイクしているかというと

 コミティアでTシャツを買ってしまうぐらいである。(前にも載せたか)
 結論としては現物を見に行かなくては!
 さて、上野へ行くか何かと話題の伊豆シャボテン公園へ行くか

最近の話題から

「アインシュタインは正しかった」、ニュートリノ「超光速」は誤り
 うーむ、そうであったか。何はともあれ、これで本来の目的であるニュートリノの精密な速度測定の作業に邁進していただければ。

市営地下鉄ブルーラインに「急行」、14年度運行目指す
 既にネットのあちこちに妄想ダイヤが上がっているが、負けてなるか、妄想してみた(笑)
  湘南台 戸塚 上永谷 関内 横浜 新羽  あざみ野普通  54  05 08 08  24  30 45 46 56                    ×普通  00  11 14 16  28  34 46 48 00          ×快速  05  14 16 17  33  39 54 54 06
 他に戸塚までで1駅.上大岡.伊勢佐木長者町~横浜間各駅.新横浜.センター南停車、1駅通過で45秒前後短縮で考えてみた。普通が6.9分の間隔になるが快速停車駅では乗車機会が増えて今の7分30秒間隔よりは狭まる。折り返しがうまくいくかは考えていない(笑)。快速の役割は郊外~横浜都心の移動時間短縮になると思われるのでそれなりの効果は生めるのではないかな。

SFの巨匠レイ・ブラッドベリ氏が死去
 私は引退したら日長一日海外SF読んで過ごすつもりなのさ。

フィルターが無駄にならなかったようだ

 先日の金環日食に続き、今日は金星通過という事でまたも休暇を取りスタンバイ。
 …台風の影響で朝から雨である。全く、どこで蝶が羽ばたいたのやら。
 正直、以前だったら「俺は西へ行くぜ!」と前夜から移動していたかも知れないが、「マァ雨だったらゆっくり休むか」と生体反応が鈍くなっているのであった。
 ただ台風がらみなら回復も早いのではと一縷の望みを託して待つことに。
 そして昼過ぎ、窓の外が明るくなった。
 チャンス!とばかりにカメラをセット、ファインダーに太陽を捉えた!
 次の瞬間、晴れ間は流れ去り厚い雲に覆われた。
 さらに雨が再び降り出す。もはやこれまでか…。
 いや運がいい、1時前になり再び窓の外が明るくなった。 この後残り30分程は雲はかかるが何とか観測に成功。いや良かった良かった。