♪水平線が、ゆっくりとひとつに重なれば~
(分からない方へ。小田急のCMソングです)
先日の京都旅行が紅葉的にはいまいち萌え切れなかったので、「これは何かで補完せねば!」
と、るう嬢引き連れて紅葉が見頃を迎えたという箱根へと向かったのでした。
朝も休日にしてはまだ早い海老名駅に集合。
「…海老名にロマンスカーは停まらないんじゃ?」
「指定が取れなかったんだよ~!」
小田原で一旦下車。「山中じゃどこも混んでる上に高かろう」からと駅弁購入。
では箱根八里の発車メロディーに送られ本格的に箱根へ出発!
登山電車は…と書きたいところだけど湯本までは小田急の車両しか走らなくなってもうた。三線軌条も今は昔。
湯本で下車してバスに乗り換え、最初の目的地は…。
出山の鉄橋。
…いいじゃないですか!ここ以上の紅葉ポイントもそうないですよ!
と言う訳で撮影開始!俺の一眼レフは列車しか撮らないぜ!(オイ)
撮影中、「ホラ今渡った電車があそこまで登って行くんだよ~」と、出山信号場を指差すといった鉄チャンにありかちな痛いまねをしつつ撮影終了。
続いて向かったのは…大平台。
紫陽花のシーズンにはよく来てますが、ここにいい感じのもみじの木があるんですよね~。
通い慣れた道を進んで撮影ポイントへ!
…イマイチ色づいてない。
サ、次の目的地へ行こうか。
折角なので大平台から登山電車の客に。一駅だけ乗って宮ノ下で下車。すると駅から続く坂の途中に温泉ができていました。
これは寄って行こう。しかもこの温泉…
こ・ん・よ・く
いや~ん(笑)
これが今回のメインイベントか!?ちなみにこの温泉を説明するといわゆる足湯というやつなのですが。
ではるう嬢のおみ足のショットでも…「タイツ履いてるから入れないの」
…仕方ない、ここは私のせくすぃショットをば。
という訳で足湯に浸かりながら箱根の山々を眺めつつコーヒーも飲めちゃうNARAYA-CAFEさんでした。マスターも気さくでいい店でしたよ。
宮ノ下の温泉街を
「ここ行ってみたい」
「富士屋ホテルじゃないか、世の中には身分相応不相応ってものがあってだな…」
などと歩いて行くと…
先ほど駅を降りたところで、るう嬢の心の琴線に触れるポスターが。そこにあったのは…
「梅干あんぱん」
これを売っているのが
渡辺ベーカリー。
宮ノ下では知られたパン屋さんだそうで、ついでに温泉シチューパンなるものも売っているのですがこちらは注文してから出てくるまで時間がかかりそうなので今回はパス。
るう嬢が「芦ノ湖に行ったことが無い」といってもりましたので、バスに乗って宮ノ下温泉街を後にし、一路芦ノ湖へ。
ではここでお昼にしましょう、という事で湖畔の恩賜公園で一休み。
ここはそぅ、思い起こせば30年はさかのぼろうかという昔、小学校の林間学校でここまで来てお昼を食べた記憶が。今その思い出よ再び。
…どこで食べたんだっけ??
一休みはどこへやら。健脚向き湖畔散策コースに迷い込んでやっとこ食事取れそうなところを発見。
で、今日のお昼は…。
私のは浜焼き弁当。この魚がいけるんですよ。
るう嬢のはあじさいちらし。
いや~、箱根のホテルか何かでランチするのもいいかも知れませんが、芦ノ湖の湖面や湖畔の紅葉を見ながら弁当つつくのもなかなかノンビリしていいものですよ。
…でも百人やそこらが一度に弁当つつける場所じゃないなぁ、ウ~ム、これは記憶違いか?
お昼の後はこれまたるう嬢のリクエストで「お取り調べが見たい」
…何じゃそりゃ。ま、ま、とにかくそういう訳で箱根関所跡へ。
入ってみると当時の関所の様子を語っているアナウンスの声、どこかで聞いたような…。
マスオさんでした。細かい仕事も入れているんですね~。
ここからは海賊船に乗って対岸の桃源台へ。芦ノ湖には幼少の頃から何度となく来たことあるけれど船に乗るのは初めてだなぁ。
船上ではここは定番のタイタニックの真似を…やりませんよ。
桃源台からはロープウェイに。ちなみに芦ノ湖畔の紅葉、盛りは過ぎたかなといった感じでしたが、
こうやって写真で見ると結構いい感じだったのかな。
大涌谷でロープウェイを下車。さぁ、ここに来たらば当然食べなければいけませんね。
黒玉子。
ナニ、ご存じない?いけませんねぇ。この黒玉子、1個食べれば7年長生きし、2個食べれば14年、3個以上食べると何と、死ぬまで長生きできるというありがたいものなのです。…ん?
しかるにるう嬢、「ゆで卵は半熟じゃなきゃやなの~」きっとスプーンですくって食べているんだ、どこのカリオストロ伯爵やねん。
さて、ここ大涌谷に来たらやはり寄らねばならないでしょう。そう、700万神奈川県民誰もがトラウマになっているであろう、大音響つき箱根火山大噴火のジオラマが展示されている大涌谷自然科学館へ!!
…4年前に閉館したって?
イカン、こういう施設は後世まで伝えなければならないのに!!
仕方ないのでそのままロープウェイに乗り込む。
早雲山でケーブルカーに、強羅でバスに乗り換え。
…何か強羅付近が一番紅葉が見ごろだった気もするけれどマァいいか。
向かった先は仙石原、この時期ここではススキの原が広がっているのですが、これまた一度も見たことが無いので。
いや~、聞いていた以上にいいですねぇ。残念ながら雲が出てきたので「夕日に照らし出される」といった雰囲気にはならなかったのですが、そうなれば「その者、青き衣を纏いて金色の野に降り立つべし」てな感じになったのでしょうか。
そういや途中でかくれんぼしている声が聞こえてきたけれど、これは見つかるのか?
さて、ここまで秋の箱根を満喫してきましたが、何かが足りない…。
そうだ、まだ温泉に入っていない!!
なのでバスに乗り込み今度は宮城野へ。
バス停の近くにある勘太郎の湯というところへ行ってみました。
ここの特徴はもちろん、
こ・ん・よ・く
などという事はなく。
露天で星など眺めつつ湯に浸かっていい気持ち。風呂から出れば広間でふにゃ~っとダラダラして出発。
バスで強羅へ向かい、ここから登山電車。
ふと窓の外を見ると渋滞につかまった車のテールランプが長蛇の列に。
人は何故こういうときに優越感を感じてしまうのでしょうか(笑)
箱根湯本まで降りてきて、さ、ここでお土産買って夕食にしましょう。
…店が開いていない。
食いッぱぐれたーーーっ!!!
そんな、まだ7時過ぎでっせ!いくら観光地とはいえ早過ぎるぞ。
数少ない開いている店には行列が…箱根まで来て並んでうどんとか食いたくないよな~。
仕方ないのでそのまま小田急乗って解散、とっほっほ。