さよなら名鉄600V線/ぱんだらんど

 休みだというのに朝6時半に起床、カメラバッグを担いで出発。

 今日のスタートはいつもの横浜駅ではありません、新横浜駅です、そうです、新幹線です、リッチです!…ムーンライトながらの指定が取れなかったので泣く泣くですが。

 車内で今回の同行者、通りすがりのあいあん氏と合流。車内で朝食の駅弁を買っていたりすると車内検札登場…女性車掌さんだ!早くも改造人間効果か??!

 ♪新横浜から名古屋まで、ひかりで1時間30分~。速い!!いつも一晩かけて来ているのは何なんだ…。
 名古屋からは名鉄で岐阜へ。ここからが今回の旅の目的、名鉄600V区間のスタートです。先月の日記にも書きましたが、残念ながら今月限りでこの区間が廃止されることになってしまいました。ここ10年くらい、私を魅了してやまない路線だっただけに、最後のお別れにやってきました。
 まずは岐阜市内線から揖斐線への直通急行列車に乗車。車内には少数の一般客と6ヲタ(ヲタ=今回から採用された単位、主に鉄道ヲタの人数を数えるときに使われる)程度の鉄が。順調に走っていたのですが…忠節を出て尻毛の鉄橋の手前にある踏切にかかろうとした時、鉄ヲタが遮断機を越えて無断横断、すると列車は緊急停止、運転手が車両を降りてヲタを叱りに!さらに無線で連絡、あのヲタ、後から厳しい代償を支払わされたんだろうな~。
 終点の黒野まで行き、そこから何箇所かで撮影しつつ忠節まで戻る。するとそこへ揖斐線のスター、モ510出現!団体列車だそうなので参加者に行き先や時刻などを尋ねるとこれから新岐阜まで往復するそうなので、忠節橋まで行って待ち構えることに。
 橋のたもとで30分ほど待って撮影成功。この後美濃町線へ転戦するため岐阜まで戻る。
 美濃町線では競輪場前で撮影の後、終点の関まで。そこから引き返し、もう何度も通った定番ポイントの上芥見に。
 ここは旧道の橋を列車が走るかなり萌えなポイント、あいあん氏も気に入った様子。旧札幌市電などが行き交う中、日暮れまで粘る。
 んで岐阜まで戻ってきました。

 まずはホテルにチェックインして荷物を置いた後、夕食を食べに。
 岐阜というと長良川の鵜飼などで鮎料理なんかが頭に浮かびますが、本日向かった店はそれとは別のもの。で、ぐるナビで調べておいた場所に行ってみたのですが…オヤ、ないなぁ。そういえば、さっき電車通りを歩いていたときに同じ名前の店の看板を見かけたけど移転したのかも…。
 という訳でやって来ました、ぱんだらんどへ!店は二階構造でその二階がこの店。一歩店内に入ると…
「お帰りなさいませ、ご主人様!!」
そう、こここそ中京圏唯一のメイド居酒屋なのである!
 まずはジョッキで乾杯、つまみを頼んであいあん氏と今日の反省などを話していると…
「お待たせしました、ご主人様、海鮮サラダでございます!」
 もぅその場で反省点どころか一日の記憶がぶっ飛びましたよ。
 その後も話題が進んだところで「ご主人様~!」
と来ますんで、その度に崩れ落ちとりました。しかも「このメニューは…えっとぉ」などと詰まってしまったりと、どうも素でドジッ娘っぽかったり、廊下をテパテパテパ~と走り抜けたり、同じく廊下をアニソンの鼻歌交じりで歩いていったりと、もうその度に会話中断、精神崩壊の憂き目に…。

 生きろ、頑張れオレ達!!

 さらに「メイドサワー」なるメニューが。これは飲んでみなければ!と注文してみれば、メイドさんがサワーと生レモンを持って登場、そして、目の前で絞ってくれるサービス!しかも「絞り方はバーテンさんに習ったから自信あるんでっすよ~」という逸品!通常のレモンサワーから100円アップでいただけます。
 餃子を頼めば、目の前のテーブルの鉄板で自分で焼くシステム、しかし、ちゃんとメイドさんが焼き方を教えてくれます。「あんまり強火で焼きすぎると備長炭みたくなりますから注意してくださいね~」びんちょうタンになるなら本望だ!!
 アァ、もう何を書いているのか判らなくなってきた。そんなこんなで大分飲み食いしたので引き上げ、おあいそしてもらったら…「本日のメイド達へのお給料は6010円になります」給料なのか!!
 支払いも済ませて店を出るときには「いってらっしゃいませ、ご主人様~!」
 店を出たら二人でもう笑うしかありませんでした。

 マァかような店は秋葉原とかにもあるのですが、秋葉原だと店員さんも演じているって感じなのですが、何というか、地方都市のせいなのか、店員さんも本気でメイドになろうとしているような感がありまして、それが好感もてました。

 思わずポイントカード作っちゃったし。