暗黒面に導かれし者

 三週連続になりますが、映画を観てきました。タイトルは勿論、今話題の、そぅ、あの!

  STAR
  WARS

 …三週に渡って引っ張ってきましたが(笑)、遂に行ってきました。先週に引き続き、新高島の109へ行ってきました。
 明かりが落とされる劇場、いつもの予告編が終わり(そーいや最近、「ダイヤモンドは永遠の輝き」って見ないな~)20世紀フォックスのファンファーレが高らかに鳴り響き、いよいよ…
 ジャーーン!チャララチャララチャララチャララ
 ジャーンジャーン、ジャジャジャジャーンジャーン
あの変わらぬオープニングでスタート!!
開始から30分ぐらいは「オォ、これこそ求めていたスターウォーズの続編なのではないか?!」といった展開だったのですが…。
 
 この先はややネタバレになりますんで。
 確かに各シーンの出来はレベル高いです。展開もちゃんとエピソードⅣへ見事に繋がる内容になっています。しかし、ストーリーとしては…。「そうならないように行動したら、その結果になってしまった」というありがちな展開、というのもあるのですが。
 アナキン、てめぇあれぐらいでダースベイダーになっちゃうのかよ!つーか暗黒面を頼らなくてもいい手段がいくらでもあるだろうが!あれなら聖帝サウザーが悪に堕ちたエピソードの方がたった数ページで何百倍も説得力あるぞ!
 ついでに言えば、あのラストだったら、皇帝に忠誠誓わないで間違いなく裏切るぞ、普通は!
 もっと暗黒面に堕ちざるを得なかったエピソードにして欲しかったような。
 映画の中盤ぐらいで、暗黒面の力を使って他のジェダイ達をぶっ倒さないとパルメを助けられないシーンを作って「アナキン、どうして!」「アナキンスカイウォーカーは死んだ、僕はフォースの暗黒面に生きるシス、ダースベイダーだ!」「嘘よ、あなたにはまだ正義の心が残っているわ!私の為にジェダイの誇りを捨てないで!」「僕は(君の前から姿を消すために)皇帝に忠誠を尽くし帝国のために生きる、もう二度と会うことはない」「アナキン、誰よりも愛深きゆえに…」とかいう展開でもあったら燃えたのに…。
 人の心情が展開を左右するストーリー作りはハリウッド娯楽作より日本の方が上だな、などと思ってしまう。
 もうひとつ言えば、スターウォーズって逃げた先がゴミ捨て場だったりファルコン号のパネルぶっ叩いたらエンジンかかったり、緊迫感あるシーンでも会話にユーモアがあったりっていうノリが良かったんだけどな~。
 最近の映画館は多画面になっているんだから、隣でエピソードⅣやったら、結構客が流れるんじゃないかな~とか思ってしまう今日この頃。

 映画の後は馬車道でカレー。今日のお店は「キャンディーストリート」。店名はアレですが(笑)スリランカカレーのお店です。辛目の味はなかなかのものでした。