第一ステージ突破!

♪ボビー ボビーバレンタイン
ボビーと一緒に 俺等は戦う
ボビーと一緒に 夢を叶えるんだ!

 第一ステージ突破に王手をかけた第二戦、マリンスタジアムは360°のうち300°までが白一色で埋め尽くされボルテージは最高潮!
先発は小林宏之と西口。初回、宏之はいきなり三振二つを奪う絶好の立ち上がり、一方マリーンズは昨日ファインセーブ連発の西岡に代えて今期西口に対して相性のいい小坂をトップに。これがいきなり的中!開始直後のスリーベースで瞬く間に先取点のチャンスを作ると、続く堀が昨日に引き続ききっちり犠牲フライ。浅い当たりも小坂の足ならノープロブレム!まずは1点先制!
宏之は今シーズン最高とも言えるピッチングで三振の山を築いていく、たまに打たれても小坂が、そして今日は今江がヒット性の当たりをもぎ取っていく!
こうなると欲しいのは追加点、しかし西口も初回以降は立ち直ったか、マリーンズ打線を抑えていく。ゲームは大方の予想通りの投手戦へと展開。が、先に落ちてきたのは西口。5回当たりからマリーンズ打線が尻尾を捕まえに行くがここは後一本が出ない。が、6回、ワンアウトから4番サブローが突破口を開くヒット。ここでベンチが動く、5番フランコでエンドラン、これはセカンドゴロになるがスタートを切っていたおかげでセカンドセーフ。そしてここで復活のベニーが値千金のタイムリー!!さらにスンヨプ隊長が、今江が連打で続き3点目!!
宏之は8回二死でおかわり中村に一発を浴び、さらに野田にヒットを打たれた所で交代。いや、今日は本当によく投げてくれた。後は万全のリリーフ陣に全て任せろ!まずは藤田がきっちり三振を取り、そして最終回、マウンドにはコバマサ登場!2番から始まる打線をピシャリ三人で抑えゲームセット!

マリーンズ、第2ステージ進出なる!!

スタンドに舞う紙吹雪、鳴り止まない歓声、そう、夢の実現まであと一歩のところまで来たんだ!!

 ここで、この2戦を振り返ってみましょう。とにかくゲームの内容が濃かった!結果は二連勝でしたが、圧勝できたわけではないですし(カブレラがいなかった分、楽はできましたけどね)。
マリーンズとしては松坂、西口というライオンズの二枚看板をいかに攻略するかが焦点かと思ったのですが、結果としては何とかもぎ取った得点を投手力の差で守り切った、という感があります。今日も中継ぎ陣の差で、ライオンズは西口の交代がワンテンポ遅れ、逆にマリーンズはそこまで被安打4の宏之をスパッと交代でき、それが勝負の分かれ目になったかと。もうひとつは守備。マリーンズは昨日、今日とノーエラー、さらにライオンズの安打性の当たりを少なくとも6本はアウトにしています。これが短期決戦、しかも接戦では大きかった。「野球は守備力」という言葉があります。何か面白みのない野球のように思われてしまいますが、いやいや、マリーンズの守備は一瞬たりとも目が離せない、お金を払ってでも見るべきものですよ。

 ところで、この結果に一番胸をなでおろしているのは、実はパリーグの関係者じゃないかな、と思ってしまいます。
 私はプレーオフ賛成派なのですが、やはり今の制度のままでは問題がある、ありすぎる。マリーンズが勝ったから良かったけれど、これでライオンズが勝っていてさらに優勝しちゃった日には、勝率5割以下のチームが優勝という、バラエティー番組の「最後の問題は得点が10万点になりま~す」みたいな、それまでの半年間を無に帰すような結果になりかねなかった。アドバンテージを「5ゲーム差ごとに1勝」にするといった改正を論議せねばならないでしょう。
 一番いいのはあと2チーム増やして地区制にすることなんだけれど…。

 ともかく、来週はいよいよ福岡でリーグ制覇をかけて戦います。ここでお知らせがあります。この第2ステージ全試合の千葉マリンスタジアムでのパブリックビューイングが決定!さぁ皆で応援に行こう!私は駆けつけるぞ!!

p.s.
「今日は良き日だ」とばかりに、帰りはリッチにグリーン車で帰ってきましたとさ。