まずひとつ!

 昼休み、職場のリアルタイガースファンの叫び。
「日本シリーズ前にこんな騒ぎ起こすんじゃねぇ!」

 その日本シリーズへ向かって。
 第1ステージなんて勝って当たり前!(←勝ったからいえる言葉)いよいよ始まるプレーオフ第2ステージ!

 …が、福岡の券は当然ながら取れず、なればと、いつもの如く職場を抜け出し足を千葉マリンへと向ける。
 
 今日は仕事の都合で途中九段に寄っていく。では今日は東西線経由で幕張へ行きましょか。すると、途中の大手町でマリーンズのユニフォームに身を包んだ男女ペアが乗ってくる。「(千葉に行くの)私たちぐらいよね」などという会話が。いやいや、この狭い車内にもう一人いたりする(笑)
 
 という訳でやって来ました千葉マリンスタジアム!本日はパブリックビューイングで福岡から中継!しかもいつも通りチアガールのM☆Sprash!が盛り上げたりDJがあったりビールの売り子のねーちゃんは回ってきたり(笑)とサービスもなかなか。これで無料開放!球団太っ腹!!
 そんなこんなでゲーム開始!先発はセラフィニと杉内、今日のポイントは打線が杉内から何とか点をもぎ取り、その(おそらく)少ない点を投手陣がホークス強力打線からいかに守りきるか、というところか。
 が、先に点を取られる。2回にカブレラの一発を浴びる。ホークスの助っ人3人の中では一番一発の可能性の低い打者に打たれるとは。こういう意外な展開がこのようなゲームでは怖いところなのだが。
 しかしマリーンズもこのまま終わるわけには行かない。4回、遂に杉内を捕らえる、4番サブローのタイムリーで同点に追いつく。
 この頃になるとスタンドもいつもの内野指定部分がほぼ埋まる盛況ぶり、勢い声援のボルテージも上がってくるところ。
 6回、1,2類のピンチになるが4番松中を鋭い当たりながらセンターライナーに抑え2アウト。ここでボビー、早目の投手交代で小野にスイッチ。見事期待に応えて5番バティスタをショートゴロに打ち取る。
 7回表、出た!里崎の逆転ホームランがマリーンズファンの待つレフトスタンドへ飛び込んでいく!
 7回裏、いきなりカブレラに2ベース。ここで藤田へ継投、7番宮地は送りバント。正直ランナーをためられての一発とかが怖いところでアウトひとつくれたのは後になってみればある意味助かった。1アウト3塁、藤田は代打大道を見事三振に取るが次の的場に制球に苦しんだ末のストレートを打たれ同点。流れはホークスに傾くところだが、ここは藤田が絶妙の牽制で的場をアウトにしいやな流れを経つ。
 8回、さらにゲームは動く。2番堀のヒット、続く福浦がレギュラーシーズン中は見せた事のなかったバントの構え、しかし、バットを引いてスイング!ツーベースヒット!そしてサブローフライの後、ベニーがレフトへあわやホームランかという逆転タイムリー!!これで4対2!
 この後代打発芝で最高潮になるも満塁まで持っていったチャンスは逃してしまう。
 あとはこの2点を死守するのみ。が、8回裏藤田は先頭の川崎を追い込みながらもヒットを許す。ここで神、薮田降臨。代打柴崎は鋭い打球を放つもライトライナー、さらにライトサブローが一塁へ豪返球!ランナー戻りきれずアウト!今日もファインプレーが飛び出すマリーンズ!そして3番バティスタを討ち取る。
 いよいよ最終回。マリーンズは堀のヒットが出るが3人で終了。いよいよラスト、コバマサの登板。とにかく2点差なのでランナーを出しての一発が怖い場面、まずは4番松中、三振!!これで勝利にグイッと近づいた!5番ズレータ、「やられた!!」そこにいた誰もが悲鳴を上げた打球が左中間に飛んでいく、が、フェンス手前で失速!球は大塚のグラブへ。これで2アウト!6番カブレラ、サードゴロ!ゲームセット!!
 マリーンズ、まず1勝!!

 今日はまずは投手陣でしょう。たとえ城島がいないとはいえ、あの強力打線をよくぞ抑えてくれた。一発の被害を1点だけに止められたのが大きかった。攻撃陣も今期勝てなかった杉内を引き摺り下ろすまで持ってこれた粘りが良かった。そしてボビー采配、守りはプレーオフに入ってから早目の継投でとにかく傷が大きくならないようにしているのがわかります。攻撃も、7回の代打初芝は「エ、マジで、ツーアウトやで、スンヨプもおるで」という奇策(?!)でしたが、あれでチームは「このシリーズはいける!」という雰囲気になったんじゃないかな。

 さぁ、明日です。ここで一気に王手をかけられるか。この2戦目がこの第2ステージ最大の鍵になるゲームになると思います。マリーンズ先発はエース清水直行。しかし、ホークス戦は過去2戦、背信投球と言ってもいい内容。ここでエースのピッチングができるか、マリーンズの未来はかかるこの一戦にあり!