科学噺二題

今日の夕刊から。

 宇宙酒なるものが登場!決して大山トチロー御愛飲の清酒美少年のことではありません。日本酒用の酵母をソユーズに乗せてきたそうだ。
 無重力(微重力?)状態で果たして酵母が育ったのかどうか定かではありませんが、いかなお味に仕上がったのか?
 マァそんな事より、記事を読んだ瞬間、ソユーズの中で醸すぞ~と言ってる酵母の絵が頭に浮かんでしまって…。

 ニセ科学にメス。日本物理学会でニセ科学についての論議が行われるそうだ。ニセ科学とは…一見論理的な科学のようであるが実は科学的には間違っていてトンデモ(ハナからトンデモの場合もあるが)それがニセ科学だ!謎技術もこの範疇に入ってくるぞ。で、今まで学会としては無視してきたのだが、「波動」やら「水からの伝言」がベストセラーになってくるとそうも言ってられなくなったようで。これで巷に溢れる「電磁波カット!」「マイナスイオン」な商品にトドメが刺される、か?
 真面目な話、かなり多くの人がニセ科学に騙されている、あるいは騙され予備軍になっている状況があり、被害も多くでていると思います。ぜひ学会で徹底的に叩いて欲しいし、マスコミも大きく報道してもらいたいと思います。と、同時に、我々もニセ科学に騙されないように、常に注意を払っていかねば、とも考えます(おかしな話には一歩引いて考察してみる、資料を調べてチェックしてみる、考える努力を惜しまないといった態度が必要かと)。
 ちなみに新聞でインタビューを受けている菊池誠氏のページに基本的な解説アリ。ぜひ読んでもらいたい。参考書籍としては菊池聡氏の著作がブルーバックスなどから、こちらもお勧め。