どうやら台風が近付いているらしい。
実は仙台でマリーンズ戦があれば問答無用で仙台泊なのですが残念、ゲームは週末からでした。となればこれは一気に横浜へ戻るしかないな。
マ、その前に腹ごしらえ。
これまた割とボリュームありますな。そして朝からウナギが?!…と思ったらみりん干でした。
注目はこちら。
遠野特産の蕪のおろしらしいのですが、「東京だと一本1000円、こっちだと100円、形が悪いやつだとタダ」だそうで。辛味が強いというので納豆に混ぜて食べると…オォ、本当にこれはきついぞ。これが日本の辛味ってもんか。
名残惜しいが宿を後にして遠野駅へ。
駅ではテレビで朝の「どんと晴れ」が放送中。最後に岩手の名所が写されるのですが、
「アァ、これあそこだな」
さすが地元。
遠野から再び釜石線の乗客となります。遠野の山中から仙人峠を越えていきます。なかなか素晴らしい景色なのですが…。
トンネルを潜るたびに窓の外側が曇ってしまいましたとさ。
窓の外が晴れたら、そこはもう釜石。
ここからは三陸鉄道に乗り換え。時間があまりないので直接連絡改札を通る。
「終点の盛まで一枚」
「530円です」
アレ、確か1000円以上取られると思ったんだけれど…。よく見るとそれは一日乗車券であった。片道運賃より安い一日乗車券って…。
盛で大船渡線に乗り換え。
列車は大船渡湾に沿って進んでいきます。
しばらく進んでから内陸に入り、気仙沼を通過し、本日の目的地、猊鼻渓へ。
イヤ、過去に(もう学生時代かな~)大船渡線に乗ったとき、ここでやたら人が降りていった記憶がありまして、「どんな観光地なんだろ?」と思ったのですが、今、ここに下車。
果たして、それは駅から徒歩5分程、線路のガードを潜るといきなり谷間になっておりまして、そしてその先には…、
どんづまりに船着場がありました。
つまり、この先には強制的に船に乗らないと進む事は出来ず。仕方ない、乗船するか?しかし、乗船時間は90分、次の列車は一時間後…。
ウム、諦めよう!!
駅へと引き返す。すると…
突然の大雨!!
ついさっきまで陽射しに滝のような汗が流れていたんだけれど。
しばし待って列車到着。終点の一ノ関へ。
東北本線に乗り換え、ここで昼食タ~イム。
ぎゅうっと岩手/1000円
岩手牛のお弁当…のハズ。いやこれが柔らかくて濃厚な味。意外と掘り出し物かも。
列車は米どころを走り抜け一路仙台へ。
途中松島を通過したけれど写真を撮っていないので省略。
仙台では家と職場へのお土産を仕入れるために下車。しかし…
この時点で残金4000円。
いやまぁ下ろせばあるんですけど、マァいいか。
最初は仙台銘菓萩の月でも買っていこうかと思ったのですが高いから却下。その次に高いのも却下。結局、24個入り1050円で妥結。
家には笹かまぼこにしておこう。
ア、晩飯も仕入れようか。
…おかしい、駅弁売り場の品揃えがおかしい。みやげ物コーナーにある売り場に並んでいるものの半分がNREになっている。私は伯養軒かこばやしの弁当が欲しいのに。
…よし、途中の駅で買おう。
仙台からはひたすら列車乗り継ぎ。
まずは福島、乗り換え時間、殆どなし!!
途中の郡山、停車時間、まるでなし!
黒磯、アァ、弁当屋がなくなっている!!
宇都宮、もう遅い!
結局、宇都宮から乗った列車のグリーン車でアテンダントからパンを購入したのでした…。
上野から京浜東北線。なにやら向かいに座っているご婦人方が「水からの伝言」をネタにしゃべっておりますが…。
「ありがとう、って水にいうとご飯がおいしく炊けるのよ!」
そして人は知らず知らずのうちに他人を騙していく…。
マァ何やかやありましたが、無事地元駅到着。
…駅から家までの間に大雨に降られた…。