宿を後にする

 宿の大将、別れ際まで天文の話をしたくて仕方がないといった様子でありました(笑)
 昨日と同じタクシー会社を宿まで呼びつけ。オヤ、また女性ドライバーだ。
 車に乗り込み、「スイマセン、線路沿いに駅へ向かってください」
 ロケハンをしておかないと(笑)
 といったところで美瑛駅到着。
 ではここからは美瑛の丘を巡っていきます。まずは駅前にある松浦商店 で昨日のうちに予約しておいた電動アシスト自転車をレンタル。ちなみにアシスト自転車は台数が少ないのでオンシーズン時は予め予約しておいた方が吉。
 店の方からコースのアドバイスを受けた後、出発。
 まずは平坦な道を進んでいきます。さすがにこの辺はアシストがなくてもスイスイと進んで…オィるぅ嬢よ、電源入れるにはまだ早いぞ。
 が、線路の踏切を渡り、国道を越えたところからいきなり長い上り坂がスタート、るぅ嬢既にバテています(ヲイ)

 美瑛観光のひとつが特徴的な丘の上に立つ木々を見ていくところ。
 左がケンとメリーの木、右はセブンスターの木。詳しくは美瑛町観光協会へ。
 さて、ここら辺で気付いたのですが、観光客にチャイニーズの方が目立っております。るぅ嬢の話だと「向こうで北海道を舞台にしたドラマがヒットした」んだそうだ。何だろ?
 キタ!北海道名物myバス停だ!
 マイルドセブンの丘だそうだ。
 沿道には牧場も点在しております。

昼食

 ではここらでお昼にしましょう。
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携帯用地図
 マイルドセブンの丘からさらに先にあるランドカフェです。ドイツ人のオーナーが経営しているようですが、食べている最中に姿が見えない。ハテ?と思ったら。
「さっきから出入りしているよ」
 背中の方で動いていたようで。

 という訳で日替わりはチキンのクリームソース煮、それとソーセージランチ。自前の農園で育てた野菜で作っているそうです。

さらに自転車をこぐ

 腹も膨らんだところで今度は北西の丘へ向かいます。
 るぅ嬢命名「パラソル犬」(笑)
 北西の丘へ来ました。景色はいいのですが…。
 るぅ嬢ここで体力が限界に達したようで。
 ひたすら麓に向かって下り坂を降りていき、るぅ嬢は駅へ、そして私は…
●富良野線 美瑛-美馬牛
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携帯用地図

 今朝方タクシードライバーのおばちゃんお姉さまに教えていただいたポイントで撮影。
 さて、無事に撮影は終えられたのですが…我々が乗る列車の出発まで残り20分(汗)この短時間のうちに駅まで戻り、自転車を返却しなければ!
 となれば電動アシスト全開、チェーンよもげよとばかりに駅まですっ飛ばす!
 …5分で着いた。

ラベンダー畑

 美瑛から富良野線で移動。次の目的地は中富良野のファーム富田、シーズン中はすぐ近くにラベンダー畑駅が営業しているのであら便利。
「…止まらない」
 駅でもらった時刻表を眺めていたら臨時のトロッコ列車しか止まらないようである。
「仕方ない、中富良野駅から自転車を使おう」
 るぅ嬢世界が終わるような表情です。
 駅からちと歩いて町役場の近くにある貸し自転車屋へ。…前にもここで借りた事あるような。
 で、まぁ中富良野といえばふらのちゃんな訳で。
 自転車を走らせる事しばし、ご存知富田ファームへやって来ました。
 花より団子(笑)ソフトクリームもいいがとろとろプリンも旨し。
 で、ここで撮影タイム。
富良野線 西中-中富良野
3/25/2.194,142/25/47.831
携帯用地図
 ファーム富田内のトラディショナルラベンダー畑からの撮影。作例では建物が入っているが、姿勢を低くして道路や建物を入れず、望遠で撮る例も。

駅へ戻る

 ファーム富田を後にして、…るぅ嬢最早わずかな上りも上がっていく事ができません。何とか自転車屋まで戻る。
 再び中富良野から富良野線に乗り込み、終点富良野で乗り換え。
 側線に留まっている車輌など撮影していたら発車ベルらしきものが聴こえてきたので慌てて飛び乗る。
 ここからは根室本線の乗客。
 途中の幾寅駅、カメラを向ける乗客がいるので何かと思ったら、鉄道屋の舞台、幌舞駅として使われた駅なのね。運転手さんもサービスで停車時間延長。

 列車は狩勝峠を越えて終点の新得へ。

せきぐち

 新得といえばそばである!ちなみに新得を走る国道は別名そばロードとも言われ、その周囲はそば畑が固めているのでありました。ここはそば屋へ行かねば意味がない!
 最初行こうとした店は…定休日だった(泣)
そこで駅前にある食事処せきぐちへ。
<%= scrollmap'43/4/49.369,142/50/14.192 scale:25000' %>
携帯用地図
 名物の天ぷらそば定食を。こちらのお店はそばが太いのが特徴。新得産そばはなかなかいけますな。ちなみに駅構内のそば店もこちらのお店の経営ですので、列車旅でも同じ味がいただけます。

YORKSHIRE FARM

 今夜はここ、新得で宿泊。例によって駅前からタクシーに乗車。…北海道に来て初めて男性ドライバーだった。
<%= scrollmap'43/8/5.249,142/50/49.555 scale:250000' %> 本日の宿はヨークシャーファーム。その名前の意味するところは…
 ひつじ~。
 そう、建物裏手の広大な敷地で羊を飼育しているのであった。
 ヨークシャー地方なんて単語が頭に浮かんだのは中学生以来でしたが(笑)。
 ちなみに、羊に近付くためには羊が逃げ出さないように工夫された柵を越えていかなければならないのだが、たまたま外で作業をされていた宿のおばさんに教わったのですが、
「日本語が通じてよかったよ」
 最近こちらで泊まる方、日本人よりチャイニーズな方の方が多いんだそうだ。
 と、いう訳でベットについてからも「めぇ~~~」と鳴き声が聴こえてくるのでありました。決して江戸屋小猫師匠が耳元でささやいているのではありません(笑)

そろそろ異変に気付いてきた

 宿に着いたあたりから、どうもおかしいと思っていたのだが…

  腕真っ赤。

 美瑛、中富良野と自転車をこいでいたら、いつの間にやら焼き尽くされていた。

 結果…


「BJ先生、先生しかこの子を助ける事は…」
「手術費として3000万」
(中略)
「その言葉が聞きたかった…」
 …といったやり取りがあったかどうか走らないが、るぅ嬢に腕を冷やしてもらうのであった。