世界杯日本戦

「はやぶさ」その後

 これこそが人類史上初(でいいのかな?)月より遠い距離を往復してきた人工物である!
 にしてもここ1年のJAXAはHTVから「あかつき」「IKAROS」など快進撃ですな。
 さて、そんな中感じた事をいくつか。
 今回の成功の意義、いろいろあると思いますが、NASAとはまた違ったアプローチで宇宙探査を行ったのもその一つかと。イオンエンジンは人工衛星にも応用できるような話もありますし、純粋に学術研究というだけでなく商業的なアドバンテージも得る事が出来たのは大きいと思います。低予算であった事もここでは逆に有利に動くかも。
 で、今回の成功で大幅削減された2号機予算が復活しそうで…それはまことに目出度いのですが、予算を握る人間が価値もわからずに減らすだの言っていたことが露呈したと取っていいのかなこれは。
 「なぜテレビ中継がない!」と騒ぎになっていますが、私はいつ中継がW杯から切り替わるかとテレビつけてましたよ(笑)。
 「テレビの速報性が生かされていない」はぱ先生の弁でしたが、どうもテレビ局というのは速報性を生かすための機動性に欠けるのではないかと思ってします。これは今回の件に限らず、例えば野球中継などでも「今日このゲームを中継しないでどうする!」というのを放っておいてどーでもいいゲームを中継するなんて何度も経験してきております。特に民放ですとまずはスポンサーの関係が足かせとなっているのは間違いないのですが(それが現在の民法の限界なのかも)、それと共にあらゆるジャンルの番組を百貨店的に放送していると、その中でどれが最も重要であるか、あるいは視聴者の関心を集めるかの判断が難しく、ゆえに無難にスケジュール通りの放送しかできないのではないかと。国内作成の科学チャンネルとかがあればいいのかなぁ。