日本が世界一になっていた。
昨日の晩、ネットを覗いたら空席がまだあったのでなんとな~くポチッてしまい、
「
コクリコ坂から」を見に来たのであった。
さて、その感想と相成る訳だが、
続きを読む 率直なところは「昭和30年代で耳をすませばをやりたかったのかな」というところ。後から企画意図を読んでみたが、マ、当然そういう感想になる展開になるわな。
しかし青春恋愛ものなのであれば、肝心の二人がお互い意識し始めてやがて徐々に恋心が芽生えて…といった描写が必要なはずだが、どうもその辺はうまく表現できていないようだ。
。先に挙げた「耳をすませば」ではご存じの通り聖司は雫の気をひくため、映画内のエピソードが始まる前から手を打っていた(?)りと、納得のいく描写がありストーリーが進んでいった(そしてテレビで放送される度、多くの視聴者が精神的ダメージを受けていくのであった)。「コクリコ坂」ではどうだろう。例えば新聞部を手伝う部分、下宿の運営で忙しい中、手伝いを申し出るが、その行動がいきなりすぎて納得しずらいものがある。
納得しがたいと言えば、二人が兄妹ではないかという辺り、普通養子に出すなら相手に誰の子であるかなど当然伝えるのではないかい?
ついでに、結局信号旗はストーリーにどういう意味を与えたのだろう。旗が元にになってお互いが知り合ったとか絆が深くなったといった描写もないように見えたのだが。
結局、脚本の所々で「?」が出てきて、見ていてそこここに引っかかっている間にストーリーが淡々と進んでしまった、という感があった。
もう一つ大きな問題が、この作品、対象としたのはどこの層なのだろうか。戦後生まれ辺りであればノスタルジーに浸る事で楽しめるだろう。一方でジブリ最大の顧客ともいえる子供は楽しめたのだろうか。同様に終戦直後辺りを舞台にした「となりのトトロ」では子供は文句なしに楽しめたが、今回はまず画面上で何が進んでいるのかわからないんじゃないか。昨年のアリエッティの方がまだジブリ的で面白かったと思えたのではないかな。ついでにうちらの世代ぐらいだとどおだろう、私は「今更学園紛争を見せられてもな~」という気になってしまった。
これだけだとまるでつまらない作品に思われそうなので面白かったとこも。カルチェラタンのあの混沌とした姿や、そこが掃除されて見違えっていく様は「これぞ文化部!」と楽しめた。
さて、今回の見所の一つが舞台が昭和30年代の横浜だという事。正確には横浜をモチーフにした、というとこらしいが、見覚えのある景色がどれくらい出てくるかと見ていたのだが。
明確だったのは山下公園、旧桜木町駅ぐらいか。風間君の家は大岡川沿いだろう。コクリコ荘は山手の文学館がモデルだそうで、坂自体はあえて当てはめるなら元町と山手の間にある代官坂とか汐汲坂だろうか。路面電車は横浜市電の塗装だったな。
という訳で市民だったら37%増しぐらいで楽しめるのであった。
さて、本来であればこの後は「コクリコ坂聖地巡礼ツアー」にでも繰り出したいところであるが、暑いしまた今度にしよう(笑)。
という訳で地元に戻る。
では昼食をどうするかというとこで、先日訪問したアジア料理店の隣にあったイタリア料理店
ラフィエスタが気になっていたので行ってみた。
どうやらジャズ喫茶的なお店な様で、夜には生バンドの演奏の企画もあるようだ。
で、バジルのパスタとトマトのペンネを。味は普通に旨かった。
やや満たされない物もあり(笑)黙々とコンテンツを消化。
金曜ロードショーのジブリ4時間枠、そういや「海がきこえる」って初めて見たような。ゲド戦記はパスしよう。
午前中にホームズの長編を録画しておいたのを視聴。長編は吹き替えでやってくれるようだ、やはりこちらの方が耳障りがいい。
ナイターが始まった。
…マァ何というか、めげるな唐川。
今夜はるぅ嬢作成。とうがんのスープと
鶏肉とじゃがいものトマト煮込み。
マッコリグレープ味。
…何というか、中途半端感がふんだんに漂っている感。
CSで加古隆の「パリは燃えているか」に乗せて「映像の世紀」の放映が始まる。
三連休の最後に鬱になっていく…。