最後のレバ刺し

 河豚だって免許持った人間が調理すりゃ食えるというのに、今まで普通に食べれたレバ刺しが来月から食べられなくなるというので最後にもう一口食べておこうと計画したのが先週の事。
 そしてやって来ましたよ、幸永本店。
 これが正真正銘最後のレバ刺しだ!
 今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る…。
 こうしてレバ刺しは終わった。
 えぇい!タンだ、極みホルモンだ!
 レバ刺しに代わるものはあるのか?この後いろいろ試してみては玉砕したりする…。

そして7月

「へぃ、いらっしゃいませ!」
「オヤジ、この店置いてあるんだってな」
「へぃ、何のことでしょう?」
「ご禁制の品だよ。○○さんに紹介を受けた」
「…オットお客さん、それ以上は何も言うねぇ。ささ、他の客に見つからないようにこちらの奥の間へ」
 …という会話が展開するかどうかは定かではない。