夏休みの自由研究の課題にでもなれば

 いやもぅ今夜は代表の試合を見ながらネット中継でマリーンズのゲーム観戦と忙しくなってます。
 今夜の先発はコバヒロと松坂、当然投手戦の1点ゲームになる、と思ったら大技小技のソツない攻撃で松坂を攻略。そして今江が連続試合ヒットの記録を着実に伸ばしています。


 電車の中でボーっとしているとき、ふとどーでもいいような事について思案をめぐらすといった事はないでしょうか?私はよくあります。
 今日のテーマは『曲がり角で転校生が「やーん、遅刻、遅刻」とパンを咥えながら走ってくるところに主人公がぶつかる確率はどれくらい?』
 この数字を算出するのに必要なパラメータを考えてみます。
 まず転校生がいるかどうか?これはある程度の規模の学校なら毎年必ずいるので問題なし。次にその転校生が女子学生である確率、これはほぼ50%でしょう。
 そして、ここが重要なのですが、その女子学生(以下、観測対象と呼ぶ)が萌えである確率。これは「眼鏡しか認めない」「いや、強気の性格でなければ」と、観測者によって数値が変わって来る事になります。
 意外に見落としやすいのですが、その家庭の朝食がパンであるかご飯であるか、これはある程度高い率でパンとみていいのでは。
 そして大前提の条件となるのが、転校初日に遅刻ギリギリまで寝坊する率。しかしこれが難しい、少なくとも私の経験からいくとこのような事象に遭遇したことがない。ここは率が低いため大規模な標本調査が必要か。
 次に観測対象がパンを咥えて家を出なければならないのですが、萌え美少女がパンを咥えながら登校するか、何も食べず3時限終了後の休み時間に「キュ~ン、お腹空いたァ~」と言うかは量子力学的には1/2の確率であるといえます。もちろん遅刻しそうだから走るのも当然。「やーん遅刻」のセリフが発せられるかどうかも近年、一般相対性理論の宇宙項が適用できるのではと論議を呼んだところです。
 ここと平行して遅刻寸前で走ってくる主人公がどれだけいるかを考えねばなりませんが、これは各校数人いますので定数が決まります。というか、男なんてどうでもいいや。
 ここで注目しなければならないのは、観測対象がパンを咥えている間に主人公と衝突しなければならないための条件として、観測対象が学校に辿り着くまで、パンを食べ終わらない必要があります。そうなると観測者がパンを食べる速度及び走る速度から観測者の居住範囲が確定します。食パン一枚食べきるのに2分30秒と仮定し、1kmを5分で走破できるとすると、校門を中心として最大500mとなります。
 そして、最も重要なこの二人がぶつかる率、これは学校に至るまでの各曲がり角での率を出していくことになります。当然校門に近ければ近いほど、学生の密度が高くなるので率が高くなる、のですが。
 図を見てもらえればわかりますが、遅刻しそうなとき、人はどのような進路を取るか、当然、最短距離を通ろうと考えます。結果、曲がり角もなるべくインコースを回ろうとします。しかし、そうなると最も学生の数が多い校門直近の角では遭遇こそすれ、「角を曲がったところでぶつかる」事象は起こらず、少なくとも2番目の角以降でなくては起こらない、しかも校門から遠ざかるほど、学生数が減るわけですから当然ながら発現する可能性は低くなり、500m地点で0になることがわかるかと思います。

  Fig.1 遅刻者が校門付近で取る走行経路

矢印:遅刻者の走行経路 ×印:曲がり角でぶつかる事象が発現する地点

以上の要素から本日の命題の解を出しますと…。ア、もう寝る時間だ。早く寝ないと明日遅刻してしまうではないですか。


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