甲斐国物語=黄金の美酒=

『今日の料理、星いくつでしょう?』
『星3つ!!』
『星3つ、いただきました!!』
「最近星3つが多いなぁ、本当に旨いのか?」

 …という所で目が覚めた。ナンボ星見れんかったとはいえ、夢に出てくるとは。
(星が違う!!)

 五郎舎さんは夜も凄いが朝も量が半端じゃない!完走者がさらに減ったような。

 朝食の後は…
 そりゃ日曜の朝はプリキュアスプラッシュスターでしょうが!

 で、出発。なお、本日の天候は曇り一時雨といったとこでしょうか。
 まずは韮崎の駅へ向かいます。で、道中目に付いた看板が…

 ハイジの村

 気になる、気になるぞ!!
 が、そこはスルーして駅到着。ともりん先生が来月分の切符を手配して終えた後、次は「温泉へ行こう!」

と、駅にパンフが置いてあった韮崎白山温泉へ。
 いや~、朝っぱらから露天風呂に浸かるなんて贅沢、贅沢。
 お次に向かうのは今度こそハイジ村!…は却下。なんで、みんなペーターのおばあさんの黒パンとかヤギの乳直接飲むとかやりたくないのか?!
 そこで、この辺の観光の定番、サントリーの白州蒸溜所へ。
 実は私は訪れるのは2回目、前回は大学の研究室合宿で寄った(←既に目的がおかしくなっているが)のですが、その時は「見学なんてどうでもいい!できるだけ多くの酒をかっさらえ!」が目的で。
 で、今回。博物館でのかなり化学、生物学、醸造学的にマニアックな展示にうならされたり、各製造工程現場で漂ってくる香りにもう酔ってしまいそうになったり。
 そしてお待ちかねの試飲会。…が、実は私、今までウィスキーを飲むと悪酔いするような感もあり、味の方も良くわからないとこがあったのですが…。
 いや、うまい!さすが毎日作っているプロの水割り!それともこの場所が味を盛り立てているのか?!他のメンバーもすっかりウィスキーのおいしさにはまってしまったようで。
 そしてまんまとサントリー商法にはまってウィスキーを買い込んでいくメンバーの姿があったのだった…。

 すっかり満足して蒸溜所を後にし、直近の駅の小淵沢駅へ。ここでTさんとはお別れ。お疲れ様でした。

 そして一路今夜の宿へ…行く前に。
 折角なんで撮影の定番ポイント、小海線の大カーブへ。
ここに地図 35/52/7.206138/18/29.423
 なお、今回の旅で撮った銀塩写真はこのワンカットだけでした。とっほっほ。

 で、今晩の宿、清里のスケッチブックに到着。
ここに地図 35/53/12.234138/26/46.538
 今回ともりん先生がこの宿を選んだのは
「スケッチブックでスケッチブック本を作ろう!」

 …エェ、落ちましたけどね。

 こちらも訪れるのは2回目、宿の特徴は…オーナーの趣味と欲望の赴くままに施設が整備されていったこと(

ヲイ)。かなりの天文マニアで35cmの口径の天体望遠鏡を備えており、これは今夜の観測が楽しみになってきます。
 そして、今回ともりん先生をこの宿へ向かわせた最大の要因が…昨年できたという露天風呂、早速入ってみようとすると…脱衣場に何故かオーディオ機器が。これは一体…。
 さて、肝心の露天風呂、清里の清涼な空気を味わいながら広い空を見上げながらの風呂はなかなかのもの…こりゃ夜空見ながらだったら最高だろうな。
 で、先ほどのオーディオですが、実は湯船に水中スピーカーが仕込まれていて、好きな曲を聴きながら風呂に浸かれるという仕組みがあるそうで。しまった、それなら「晴レハレユカイ」のCDでも持ち込むんだった!

 風呂の後はお楽しみの夕食。

 スープは音を立てて飲んではいけません!(イヤもうハイジはいいって)
 昨夜と替わって今夜は洋風の食事、これはこれで。

 さて、折角清里まで来たので…一人ちょっと食後の散歩。高原野菜の畑や森の横を歩いていくと…40分ほどと思ったより歩いてしまった。

 宿に戻ってみると他のメンバーはテレビを見ているとこ、そこでちょっとデジカメの写真の整理などするためにパソコンの電源を投入。そういえばこちらの宿では無線LANが使えるそうなので試してみる。…オォ、ちゃんと繋がるじゃあないですが。果たして役に立つか否か?

 そして、今夜こそ星降る夜空の観測を…雲って見えやしなかったりする。
 さぁ、今夜も飲み会だよ!!

 ズラリ、テーブルの上に並べられたのはサントリーの工場で仕入れてきた各種ウィスキーのミニボトル、という訳で片っ端から開けて飲んでいく事に。水割り用の水は勿論サントリー南アルプスの天然水。いや~、こうやって飲み比べていくとそれぞれ味に個性があってなかなか楽しめますね。そして、居酒屋などで飲むのではなく、こうじっくりと味わうのが楽しみ方だというのもわかりますな。
 
 んで、今宵の話題は…「野球とサッカーはどちらのルールが複雑か?」そりゃ野球に決まっているのだが、いつの間にか「ファールフライをわざと捕らないのはどんな場面か」をモーション付きで解説していたような。
 そして「オフサイドはサッカーの他にもアイスホッケーとかにあって…」
「アイスホッケーのアイシングとかわからねぇ」
「エ、アイシングってクッキーとかに白い粉のチョコとかまぶすことじゃないの?」
 いや、私はそっちの方こそ知らないぞ、よし、こういう時こそ…
 無線LAN活用!そして、ありがとうウィキペディア、お菓子用語でもアイシングってあるんだね。そして、これがこの晩唯一使われた無線LANなのであった…。
 
 さて、星を見るために集まったメンバーなので話題は自分たちが如何にこの道へ入り込んだかに。影響を受けたものいろいろありますが、その中にあるのが「学研のひみつシリーズ」。「地球のひみつ」「宇宙のひみつ」「飛行機・ロケットのひみつ」etc。私も何度読み返したやら。今の私の科学知識の基礎はひみつシリーズにあるといっても過言ではないかと。何度も改定され現在も発売されていますが、初期の作品を文庫化でもすれば懐かしさで売れるんじゃないかな。
 影響その2はカール=セーガン博士の「COSMOS」本放送、再放送と何度も見ました。文庫本も読みました。宇宙だけに限らず、微小世界や生物、次元の話題などなど多くの科学的好奇心を満たした作品でした。これがNHKではなく民法のテレ朝で放送されたのもまた当時の意気込みが伝わるというもの。いくつか内容にミステークはありますが(平家ガニの話とか)これももう一度放送してもらいたいものです。
 他に「地球大紀行」などもマナ板に乗せたりと、いやなかなか楽しいお酒でした。

 そろそろお開きにしようかという所で、最後に外へ出て星空を…見えるか、見えるか?
 見えたーーーっ!雲の合間に少しだけ。
 さ、寝るか。


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