時かけ

 この夏、早くも各方面の話題をかっさらっているアニメ映画、これはもぅ観に行かなければならないでしょう。そう、あの!

 時をかける少女

 …イヤ、ゲド戦記は来週からなものですから。

 さて、観に行こうと決めたはいいが、そうあちこちで上映している訳ではなさそうで。ただ横浜なら伊勢佐木町辺りの映画館のどこかにかかっているだろうと調べてみると…。

 神奈川県上映中→平塚
 
 …平塚でっか??!

 という訳で出発、どこへ行くにしても東海道線に乗ると旅に出る気分になれますな。
 で、平塚到着、アァ懐かしや、学生時代は毎日通っていたんだよなぁ。
 線路沿いに東京方面へ戻ること約10分、その学生時代には広大な空き地だった場所に映画館はありました。

 さて、感想ですが…結論から言えば「平塚まで来る価値は十分あった」
 正直ビッグタイトルの名だけ借りただけかと、あまり期待せずに観たのですが、イヤ面白かったですわ。
 ストーリーは全くの新作、舞台も尾道ではなく(当然か?!)東京の京成線沿線で荒川が近くて山の手の坂道がある町(ってどこや)。詳しくはこちらでも見てもらえればいいかと思いますが、タイムリープ能力が自分にあることに気付いた紺野真琴が、その能力をしょーもない事に使っていくが、やがてそれが…といったとこですが、むしろ80年代ジュブナイル爽やか青春ものと見てもらえればいいかと。ぱ先生だったら「こんなのは想像上の生き物だ!」とか言い出しそうですが(耳をすませば程じゃあないですがね)

 SF的にはタイムトラベルものとしての約束事や論理をかなり破っています。


例えばタイムリープした先でその時間の真琴がいない(入れ替わっている?)
元祖時をかける少女の芳山和子とタイムリープの原理が違う
時を飛ぶ能力があるからといって時間を止める能力はないのでは
タイムリープが人為的な技術であれば飛ぶのにわざわざきっかけはいらないのでは

が、それはこの際あまり重要ではないかと。

むしろ千昭、何でそこで早川さんと付き合う?!その感情の変化はおかしいではないか?!

 マニア的に観ると、背景が山本二三さんで、これがジブリ的緻密だけれど温かみのある背景を作っているのかと。キャラデザは貞本さんでこれも見易い(マニア的に慣れている?)画面作りになっています(キャラに影をつけないのはわざとなのかな)。声優陣はやや稚拙な感がありますが、今回に限ってはそれが生の高校生らしくていいのではないかと。
 …てな具合で多少脚本の甘さもあるかとは思いますが、コミカルな前半とそれに対するラスト30分の「オォ?!これはどうなってしまうんだ?!」という展開、さらに明かされる事実(あの一言は真琴ならずもぞっとするな)など、十分楽しませてもらいました。
 思わず家に帰ってからゆうきまさみ先生の時をかける学園を読んでしまったり(笑)

 では今日のお昼。
富士山麓御殿どり
 ご飯は広島菜を刻んで混ぜた菜飯、刻み海苔をふりかけています。並んだ鶏肉は二種類、秘伝のタレで焼いた鶏肉はぷりっとした歯ごたえ、もう片方は塩味、といっても塩は鶏の味を引き出すのが役目のよう、さらに柚子醤油のさわやかさが味を整えています。菜飯と相まって全体にさっぱりした感じになっています。他に鶏皮と椎茸が添えられています。


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