サイコロの旅1日目

 一口に旅といっても様々な形態があります。その中でも鉄の旅というのはどうしても時刻表に縛られてしまい時間に追われる事が多いのですが…。

 たまには違うスタイルの旅もいいじゃないか。

 という訳でここは東京駅7番線ホーム、手の中にあるのはサイコロキャラメル。
 やって来ました水曜どうでしょうでお馴染みサイコロの旅!!

 …とはいってもあのまま再現するのはチト素人には無理なので、ルールをアレンジ。まずはサイコロで行き先を決め、次に最初に乗る列車をこれまたサイコロで決め、後は目的地を目指していく、というスタイルにしました。
 という訳でここ東京駅には私の他にサイコロボードを作ってくれた毎度お馴染みW氏とるう嬢に集まってもらいました。
 では注目の行き先発表!!
 …島って何処だーーー??!
 君たちは一帯何の恨みがあってかような行き先を選択したかな(笑)。しかも、西日本へ向かったら志摩半島でウナギのヌイグルミを買ってこなければいけないというオプションまでついているぞ。
 これは何が何でも上三つのうちどれかを出さないとエライ目に遭ってしまうぞ。
 期待よりも不安の大きい中、「♪何が出るかな、何が出るかな、チャラララッチャ~」
 振られたサイコロ、出た目は…

 よっしゃーーーっ!!
 でもまぁ、さすがに遠野だけじゃハードルが低いので二の目の小岩井農場へも脚を伸ばすことに。
 では次に乗る列車を選びましょう(このボードは私が作りました)。

 サイコロを振ってもらうのはW氏、ひたすら5,6を出すことを念じておりますが、出た目は…3。
 とりあえず最悪は回避できた訳ですが、いずれにしても遠回りになりそうだな~。

 最初に乗るのが高崎線になったので上野駅へ移動。駅の時刻表を見ると高崎行きの快速が出るまでしばらく時間があるのでお茶などし、そしていざホームへ降りると…。
 アレ、途中の籠原止まりだ。
 おかしいぞと時刻表を見直すと…しまった、今日は休日ダイヤじゃないか!
 …出発前からけつまづくとは、先が思いやられる…。

 そんでもって出発式。これが今生の別れとなるか、ウウッ、皆私がいない間達者に暮らすのだぞ(←大げさ過ぎる)
 
 高崎までは豪華にグリーン車に乗車。18切符でも乗れるってとこがいいですな。車内で早速掲示板の更新をしてみたり。リアルタイム中継は受けるかな~?
 さて、この先どういった経路で行こうか?とりあえず今日は新潟あたりまで行ければいいかな~、でも時間によっては長岡止まりかな~などとつらつら考えつつ。
 高崎到着、次の信越線まで30分程の街なので駅弁など購入。次に乗るのは、

 115系電車も久し振りだなぁ。
 車内で座席をキープし、早速お昼にしましょう。

チャーシュー弁当/800円/高崎弁当
 榛名ポーク100%使用だそうで。味的にはチャーシューとしてはアッサリしているような。付け合せにチャーシューのほぐし身と舞茸の粕漬け(かな?)。

 いまや懐かしさすら感じるMT54モーターの唸りも頼もしく、列車は徐々に高度を上げて定刻に横川へ到着。

 しかし、この先の軽井沢行きバスの発車は一時間後…駅前で妙義山を眺めつつボーっとすることに。
 いやいや、今回の旅はこの無駄な時間を満喫するためにやっているようなもの(ホントか?)
 しばしの後、バスに乗り込む。

 バスは順調に進み、軽井沢近辺では別荘地の中を走り抜ける。世の中、あるところにはあるんだな~と思いつつ。
 バスを降りると…寒い!!そういや途中の道路にあった温度表示は18℃になっていたなぁ。さすが軽井沢。ついでに他の乗客からは「ようやく着いた~」といった声が上がっています。フッ、甘いぜ、こっちはまだまだ序の口ですよ。
 乗り継ぎの電車までしばし時間があったよな~と思いつつ、

 駅の写真など撮っていると…いつの間にか発車2分前だった。
 慌てて切符を購入して列車に飛び乗る。そういやこれどこ行きだろう?エ、小諸?名ので途中乗り継いで長野へ。
 長野には午後3時頃到着、新幹線だったら上野から2時間で着くのになぁ…。

 長野からは飯山線に乗り換え。時刻表を見ると運良く30分後には終点の越後川口まで行ってくれる列車が出るじゃないですか。途中の野沢温泉で一時間待ちとか覚悟していたのでこれはラッキー。
 ではここらでおやつにしましょう。

 野沢菜なめこそば/430円
 野沢温泉で採れたなめこと野沢菜のコラボレーション、まさに信州を感じさせるそばでしょう?
 んで、店のオバチャンに注文したら、何故か「売り切れ」と書かれた紙切れを一枚渡された??
「いなり寿司が売り切れちゃったの、そこの食券自販機のボタンの上に貼ってくれる?」
 立ってる者は客でも使う(笑)

 飯山線に乗車

 写真じゃ良くわからないと思いますが、沿線はりんごが丁度色づき始めた頃でした。
 次の駅ぐらいから地元の中学生が乗ってくる。んでまぁ話している内容が「○○君と付き合っているの~」「××君は7人くらい彼女がいる」…そんなまぁ開けっぴろげに話さんでも。
 マァ戸狩野沢温泉に着く頃には車内も大分客も減り静かになっておりました。ふと見渡すと同好の士が幾人もいる様子…。

 信濃川沿いに列車進んでいきます。やがて日も暮れ車窓も暗くなっていくのですが、ではここらで夕食にしましょう。

 ちくま弁当
 真ん中の笹にくるまれているのは信州名物のおやき。ちなみにこれは野沢菜のおやきでした。ご飯は栗ご飯。後は煮物などスタンダードな内容。ちなみに長野の駅弁屋だったナカジマ会館は今年初めに撤退したようで、現在は直江津などの駅弁が主に売られておりました。やはり何やかやで駅弁斜陽の流れは確実に進んでいるのかなぁ。

 さて、今回の旅は行き先が決まったのは本日の朝、という訳で当然のことながら本日宿泊する宿はキープされていません。
 そこで、ここで宿の予約を入れてみることに。何度か利用した事がある楽天トラベルに携帯からアクセス、条件を打ち込んで検索、オ、新潟駅前で6000円で泊まれるじゃないですか、決定~。
 あっさり予約完了、便利な世の中になったものだ。

 列車は終点の越後川口に到着。後は上越線→信越線と乗り継いで新潟へ。
 …本当は列車に乗るのは昼間だけにして車窓を楽しみたかったのですが、マァこの区間は何度も乗っているし、いっか。
 で、新潟到着は夜10時、新幹線だったら上野から2時間で着いているのになぁ…。


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