三遊亭圓楽師匠逝去

 五代目圓楽師匠がお亡くなりになりました。正直楽隠居しているもんだとばっかり思っていたので正直驚きました。
 師匠といえば笑点、回答者の時代も懐かしいですが、やはり司会者の姿が思い出されます。司会になった当初はまだ慣れてないのか「前任の三波伸助時代に比べると上品過ぎないかな」とも思ったものですが、回を重ねるごとに大胆になっていったというか。その中にあっても回答者の答えに対して自らの博識を披露する一言を付け加えたりと、楽しませていただきました。
 笑点以外で記憶に残っているものを一つ。昔(といっても30年近く前か)NHKの番組で「AとB、どっちが優れているか?」といったものを落語家同士が言い争うというのがありました。で、その会は「電話と手紙」という題材で圓楽師匠と橘家圓蔵(当時は月の家円鏡)師匠が対決。圓楽師匠は人情話が得意な所を見せて、手紙の良さを説いてくれたのですが、圓蔵師匠の
「電話で肩は叩けるけど手紙じゃ肩は叩けません!」
の最後の一言で負けた、というのがありました。…何でこんなの覚えているんだろ(笑)

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