LRT導入検討本格化へ 横浜

 横浜から市電が消えたのは1972(昭和47)年。当初は市中心部は残すという話もあったようだが、結局当時の交通事情がそれを許さなかったようだ。後数年持ちこたえてくれればオイルショックで風向きが変わっただろうし、そこで残っていたら、当然みなとみらい地区への延伸は行われていたであろうことは容易に想像できるところだ。
 さて、それから約40年が経っての今回の話である。いやLRTを整備するのに輸送量や需要を考慮して全国でもここ程相応しいところもないと思う。想定として横浜駅ーパシフィコー赤レンガ倉庫ー大桟橋ー山下公園というルートは誰もが真っ先に思いつくだろう。ここから桜木町駅や高層マンションが林立してきた東神奈川臨海部へ支線を伸ばすといった路線網が考えられる。
 また、例えば今でもバスの赤いくつ号に乗ると、桜木町から山手まで1時間かかったりするなど休日の渋滞がひどい事がある。そこで市中心部に入る手前の臨海部に駐車場を整備しパーク&ライドを実施するのも面白い(市も想定しているようだ)。
 しかし、導入するならみなとみらい地区の再開発を始めるときに最初から計画に盛り込んでおくべきだった。山下公園のあたりも貨物船撤去するときにすぐそこを軌道とするような工事すればよかったのだろう。
 さて実際どのような計画があがってくるか、個人的には港の見える丘公園まで坂道を駆け上る登山LRTが見てみたいし、あると山手地区へ行くのに便利なのだが…さすがに無理か。パーク&ライド用の路線は新線を作らず高島貨物線に乗り入れるというのもいいかも。ともかく、妄想のネタとしてはしばらく楽しめるな(笑)

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