今月の荷物から

鉄道忌避伝説の謎
 日経新聞で紹介されていたので発注してみた。
 「駅が街の中心から離れたところにあるのは、当時鉄道建設に反対する人がいたから」という鉄道忌諱伝説は多くの街に残っている…のだが。これが殆どのケースでは本当に全くの伝説に過ぎない、と論じるのが本書である。
 有名なケースとして「中央線は当初甲州街道沿いに建設されるはずであったが調布や府中の宿場などに反対され武蔵野の原野に建設された」というのがある。しかし調査していくとそもそも当時の甲武鉄道の資料からは甲州街道沿いのルートが検討されたというものすらなかった。
 ではこれらの伝説はどこから生まれてきたのか、どうやら市史や小学校の社会科副読本あたりが出所のようだが、それらに何故掲載されることになったか…はやや不明瞭である。今後の研究を待とう。

のんのんびより 6
 もう秋の新作アニメはのんのんびよりだけで十分だぜ(ヲイ)

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