ミラーレス一眼

 ボーナスも出たところで久々に物欲がみなぎってきている(笑)
 今回のターゲットは何かというと…デジカメである。
 これでもう何台目になるかわからないが、先代のは画質や明るさには満足がいっていたが望遠が効かない、そこで現在のは望遠を重視したのだが、当然レンズは暗くなる…が、これが予想以上で普通の室内の明るさでもブレてしまうことがある。
 こうなると取り得る手段は一つ、「レンズ交換が出来る機種にしよう」
 さて、デジカメというとコンデジと一眼レフの大きく2種類に分けられた。ここに第3のグループとしてミラーレス一眼というのが台頭してきた。
 特徴は一眼レフに付き物であったミラーを廃しコンパクトにする一方、センサーは一眼レフに近い大きさのものを採用しコンデジからは大幅に画質を向上しているところにある。勿論レンズ交換も可能である、というコンデジと一眼のいいとこ取りみたいなポジションにある。…が、今は黎明期を脱し発展期にあるような状態みたいだ。という訳で各社様々な特徴が出ており、機種選定にも悩むところである。そこで、各社から代表を選んでスペックを並べてみた。
キヤノン SONY パナソニック オリンパス ニコン
機種 EOS M3 α5100 DMC-GF7 E-PL7 E-M10MarkⅡ Nikon1V3
重量 366 283 266 357 390 324
センサー APS-C APS-C 4/3型 4/3型 4/3型 1型
画素数 2420 2430 1600 1605 1605 1839
画像系式 RAW+JPEG同時可 RAW+JPEG同時可 RAW+JPEG同時可 RAW+JPEG同時可 RAW+JPEG同時可 RAW+JPEG同時可
AF 位相差検出+コントラスト検出 位相差検出+コントラスト検出 コントラスト検出 コントラスト検出 コントラスト検出 位相差検出+コントラスト検出
シャッタースピード B、30~1/4000 B、30~1/4000 60~1/16000 B、60~1/8000 B、60~1/4000 B、30~1/4000
連写 4.2 6 5.8 8 8.5 20
ISO 100 100 100 100相当、200 100相当、200 160
動画 フルHD/30p フルHD/60p フルHD/60p フルHD/30p フルHD/30p フルHD/60p
動画形式 MP4 XAVCS/AVCHD/MP4 AVCHD/MP4 MOV/AVI MOV MOV
録画中静止画撮影 ×? ○?
タッチパネル
動作 上180°下45° 上180° 上180° 上80°下180° 上170°下87°
機能 ピント、シャッター ピント、シャッター ピント、シャッター タッチパッド、シャッター タッチパッド、シャッター ピント、シャッター
フラッシュ 内蔵 内蔵 内蔵 外付 内蔵 内蔵
電子水準器 ×
発売日 2015/3/26 2014/9/5 2015/2/13 2014/9/20 2015/9/4 2014/4/7

 今回選定する上で重視する点は、使用目的から考えて「コンパクトであること」「動きのあるものを撮影するのに適している」「動画撮影」といったところを挙げた。勿論画質も考慮する上で大きなウェイトを占める。
 また注意したいのは、ミラーレス一眼は当然ながら各メーカーでレンズのマウントが異なる(注 オリンパスとパナソニックは同一)ことから、今回購入するメーカーとはミラーレス一眼を使い続ける限りレンズ資産を生かすために半永久的につき合わなければならなくなるところだ。これが従来のコンデジ選びと異なり、将来の発展性やメーカーの信頼性も考慮し慎重にならざるを得ないところだ。
 まずメーカー選定の段階でコンパクト性に劣りまた動きのあるものは得意としていないという評価があったフジフィルムと、センサーのサイズがコンデジ並のペンタックスは最初から除外した。フジフィルムは風景写真には定評があるようなので、そちらを重視する場合は候補に入れねばならないだろうが今回は外させて貰った。
 また価格も本体+レンズ2本で10万程度までに収まる程度で考慮した。これで各社の最上スペックの機種は落ちることになる。もっともこのランクは本体も大型になってそもそものコンパクト性という条件からも外れるところではある。
 スペックで下の方は個人的な好みになってくる。電子水準器は写真を撮るとどうも傾いた絵になることが間々あったので興味があった。
 で、実は当初はキヤノンのM3が本体も画面もメカメカしく、非常に興味を惹かれてもう決めてしまおうかとも思った。しかし、「レンズが大きくて鞄や服のポケットには収まらない」という致命的なウィークポイントに気づいてしまった。さらに評判を調べたり実機で試してみたりしたところ、AFの反応が遅いという弱みも。これでは動体を狙いたい当初目的から外れてしまう。そういや動画のサンプルも何故か風景ばかりであった。 ニコンはセンサーが他と比べて小さいものを使用している。その分連写性能は高いのだがやはり気になるので今回は外れていった。
 ソニーは動きのあるものに対するAFが得意であり画質も問題なしと、今回の条件には最も合っているといえる。一方でそれ以外のギミックはもの足りず、特に動画中の撮影が出来ない、電子水準器がないというのが引っかかるところだ。ダイヤルが必要最小限に押さえられているのも面白味に欠ける。
 オリンパスは動きについてはソニーには劣るようだ。一方で花火や星空といった夜間撮影に適したライブコンポジットという独特な機能があるのが惹かれる。一方液晶画面でタッチシャッターはあるが何故かタッチフォーカスがないというのはマイナスであった(フォーカスエリア選択になるようだ)。
 パナソニックは機体が非常にコンパクトである。その分メカメカしさからは遠くなっている。また動画撮影も得意らしい。一方でシャッタースピードにバルブがないという弱点がある。
 こう並べてみると、ソニーの画質にオリンパスのギミックがあれば文句なし、なのだがそのような機種は今回のエントリー機になければハイスペック機にもない。さてどうするか…
 結論として、必要になるのは春以降と判断し今回は見送り2月のCP+2016を待つことにしたのであった。

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