_ このブログは2004年の7月にスタートした。しかし確認したところ約20件しか記事がない。
はっきり言って「サボりまくり」である。
ひとつ年を加えるにあたって、「小さなことからコツコツと」の精神で
このブログにも取り組んで行きたい・・・とか柄にもなく考えたりするエイザであった。
そこでまずは形と名前から。ブロガーに50の質問に答えてみました。
1 HNとその由来は?
エイザ。フルネームは「エイザ=ゲイザ」。今決めた。
由来は・・・とっても感動的な由来があるけど長いのでまた後日。
2 ブロガーになったきっかけは?
友人に脅迫されたので。
・・・ウソじゃないぞ、本当なんだ!
3 それまでに日記とか書いてましたか?
いいえ。毎日続けるとかいうのがいちばん苦手。
4 HPは持ってます?ジャンルは?
いいえ。
5 ブログの醍醐味は?
ネタが受けるとうれしい。
6 ブログ書いてみて新鮮だったことは?
ネタだしがこんなに大変だとは・・・。
7 ブログで知り合った人と会ったことある?会ってみたい?
まだブログのみの知り合いはいません。
8 ところであなたは女性?男性?どちらにお住まいですか?
男性。住所は転々としている。
9 失礼ですが御歳はおいくつくらいでしょうか?
30代半ば。
10 差し支えなければご職業などを・・・
人を官能に導く白い粉を作っている会社の工場・研究所で働くサラリーマン
11 ご趣味はなんですか?ブログにも書いてますか?
読書。哲学書からマンガまで何でも読む。
12 最近ハマってることってあります?何ですか?
今はない。
13 ブログは毎日更新してますか?
いいえ。つーか、無理。
14 お勧めのブログってありますか?
どうだろう?万人受けしなさそう。
15 面白いブログはどうやって発掘してる?
友人のブログ経由で。
16 あなたのブログはリンクフリーですか?
嫌がらせでなければ、是非。
17 リアルの知り合いはあなたのブログを読んでる?
会社の人には話してない、つーか言えない・・・
18 ホームページはどこに設定してますか?
ホームはプロバイダのケーブルTV。
19 ネットショッピング好き?なに買ったことあります?
いいえ。いつも現物購入現金払い。
20 お気に入りのサイトは何件入ってる?
いくつだろ?
21 お気に入りのサイトで一番多いジャンルは何?
電波浴用の「K国ウォッチング」系。
22 メッセンジャーとかやってます?
いいえ。
23 一日のネット接続時間はどれくらい?
15分位では?
24 休みの日って何してますか?
親にこき使われてる。掃除とかアイロンがけとか。
25 「休みの日何した」とかって結構ブログに書くほうですか?
ネタがあったら。
26 ブログ書いてて嫌な思いしたことはありますか?
いいえ。そんなにやってないし。
27 実は最近更新が面倒だったりしませんか?
はい。常に面倒。
28 好きな色は何色?その理由は?
緋色と漆黒と国防色。
理由は「カッコいいからだ!」
29 普段遊んでるのはどのあたり?(大まかに)
横浜駅あたり
30 あなたの「こだわり」は?
スパルタンであること
31 好きなメーカーとかブランドとかあります?
実は無印良品とかが好き。
32 スポーツチームはどこが好き?
J1の浦和レッズ
33 どんなPC使ってる?ADSLですか?光?
3年落ちのSHARP Mebiusと最新のZaurus。
回線はケーブルTVとP-in。
34 好きなお菓子はなんですか?
ショートブレッド、スコーン、ザッハトルテ、金鍔、煎餅
35 回転寿司で一番最初に食べるのは?
一緒に行った人が最初に食べるもの。
36 好きなファーストフードはどこのお店?
ケンタか松屋
37 おすすめの本・漫画を1冊ずつ教えてください
小説 SFだと「サムライレンズマン」。
漫画 「JOJO」かなぁ。
38 今日のファッションのポイントは?
清潔感ある紺のスーツに柔らかな印象のイエローのコットンシャツ。クールなブルーのタイ。そしてすべてをぶち壊すカーキ色のアーミー風コート(防水加工済み)
39 これからどんなブログにしていきたいですか?
読んだ人に楽しんでいただければ・・・
40 一日に見るほかの人のブログって何個くらい?
見る時は一気に見ますが、普段はほとんど見ません。
41 あなたのブログのキャッチコピーをどうぞ
「失笑のロマンホラー(?)」
42 あなたは「何マニア」?
友人からはロボヲタ、ヒーローマニアと呼ばれる。
43 欠かさず買ってるものあります?
いいえ。
44 ブログ書いててよかったと思うときは?
書き終わって更新ボタンを押したときの解放感。
45 コメントに荒らしがいっぱい来たらどうしますか?
どうしよう?
46 明日突然ブログが書けなくなったらどうします?
突然書けなくなるって、言論弾圧?だったら地下にもぐる。
47 お酒好きですか? 特に好きなのは?
はい。ビール、特にキリンのクラシックラガー。ワインは白。焼酎は癖があるものの方が好きかも。
48 ひとつだけ無人島に持っていけるとしたらなに持ってく?
可変戦闘機とか潜水空母とか万能強襲揚陸艦とか全領域迎撃/支援レディとか汎用人型兵器とか、無人島から妨害を排除しつつ脱出できる乗り物。
49 あなたにとってブログとは?
さぁ?
50 最後にひとことどうぞー
一年後、同じ質問にどう答えるようになるのだろう。特に49に対して。
それと50くらいの質問では人間性とか計れないものなんだろうなぁ、とか考えてしまった。
_ 追伸:今日は休日出勤。固定資産実査に休日をつぶされてしまいました。結構泣きそうです。
テンションが上がらず、ほぼ一日中寝ていた。風邪気味だったのかもしれない。
ちなみに愚弟2号からプレゼントをいただいた。
しかし、なぜ「フルアクションモデル エルガイム(1/100)」なのだろう?
ちなみに「物干し竿」はついていないようだ。
まぁ、エルガイムなのは2号独特のユーモアなのだろう。
しかし、2号の嫁はどう思って入るのか、そして年末に里帰りしてくる愚弟1号が「ストライクフリーダム」を買って来たりしないか、それだけが心配である。
だから、こんなグチをこぼしたりもする。
「人生、夢も希望もないもんねぇ」
だが、突然言われるとビックリする。カレーをかき混ぜるスプーンを止めて顔を上げて尋ねる。
「夢、ないんですか?」
けらけらと笑いながらO女史は答える。
「ないよぉ、夢なんて」
夢などいくらでもありそうな気がするが。例えば『ギャングスターになって街を良くする』とか『みんなの心を洗濯物みたいに真っ白にする』とか『海賊王にオレはなる!』とか『全国制覇!!』とか『銀のエンゼルを5枚集める』とか。
例としては不適当なものばかり並んでいるような気もするが。
「さびしい人生ですね」
「人生なんてこんなものですから。残念!!」
O女史は『ギター侍』の「残念!!」というフレーズがお気に入りである。
上司に対してまで「予算取ってませんから。残念!!」とか言うのはどうかと思うが。
ついでに言えばちゃんと「切腹!!」もして下さい。
「まぁ、この年になれば分かる・・・ってエイザ、私と年かわんないじゃん」
「でも、私には夢がありますよ」
「エーッ、夢あんのぉ!?信じらんない」
何故、そんな驚くのだろう。
「あります。黄金に光輝く夢が」
O女史がいつものネコじみた笑顔を浮かべて尋ねる。
「なになに、おねーさんにだけ教えて」
「いやです」
ここで口を滑らせたら一生後悔する。なんかそんな気がする。そんな確信がある。
「えー、ケチ。じゃ当てるから」
わざわざこめかみに指を当てて、考えるポーズ。意味あるのだろうか、そのポーズ。
「川崎で女の子5人くらいはべらせて豪遊!!」
・・・なんて俗っぽい回答だろうか。私はそんなに俗っぽく見えるのだろうか。ちょっとへこんでしまう。
「違います」
「うそー、じゃ10人くらい」
人数が倍になればいい、というものではない気がする。
「いや、根本的に違いますから」
再度、考えるポーズ。おそらく効果はないぞ、それ。
「わかったァ、六本木で10人くらいはべらせて・・・」
「いいかげん、その『はべらせる』から離れません?」
「いや、男の夢ってこんなもんでしょ?」
・・・男はロマンチストで、女は現実的。それは真実かもしれない。
_ クマ三郎 [エイザ君の夢というと機械の体をタダでくれる星へ行くとか早く人間になりたいとか黒十字軍の幹部になるとか薔薇に囲まれて世..]
「トリアワセ」という遊びを御存知だろうか?
昨年末まで、私は知らなかった。
だが私は知ってしまった。もう、幸福なあのころには帰れない・・・。
そして今年もその遊びをやりたい、と大騒ぎしている人がいるのである。
そう、O女史である・・・。
業務時間中、総務の「係長クラス」4人が集まって、なにか話している。
「微笑みの腹黒男」マグロさん。
「し○かちゃんの顔を持つドラ○もん」ロックさん。
「○産スタジアムの魔女」チョー女史。
そして「舌に毒有り、言葉に牙有り」のO女史である。
・・・なんか、悪の秘密結社の幹部みたいである。
よく見るとマグロさんをO女史とチョー女史が説得しようとしていて、ロックさんはそれを呆れてみている、といった様子。
時々O女史の「面白いんですから」とか「総務の伝統行事ですから」とか聞こえてくる。
チョーさんは時々笑いながらあいづちをうっている。
マグロさんはニコニコ笑いながら、目でロックさんに助けを求めるが、無視されている。
・・・妙に連携が取れていないのも悪の秘密結社の幹部みたいである。
と、ここで急にマグロさんが振り向いた。
「エイザちゃーん、ちょっといい?」
振りかかる火の粉は避けられない。仕方なく仕事を中座して席を立ち、マグロさんの席へ向かう。
「なんでしょう?」
マグロさんより早くO女史が私に言う。
「ね、エイザ」
「なにがですか?」
「なんでもいいから、『ハイ』って言って」
ここでいつものO女史スマイル。微笑みながらメチャクチャなことを言う。
しかし、こういうときに内容を聞かずに同意したり、サインをしたりしてはいけない。仕事を押し付けられたり、借金の保証人にされたり、外人部隊に売り飛ばされたりするからだ。
「なんの話か知りませんが、否定します。ネガティブ。ノー、ナイン、ノン、ニェット。そんな事実はありません。」
「エイザのイケズ〜」
O女史がなにか言っているが、無視することにする。
「で、マグロさん。何の話ですか?」
マグロさんはニコニコ笑いながら、訊いてくる。
「あのね、『トリアワセ』って、総務の伝統行事なの?ってゆーか、なんなの、ソレ」
・・・あんたらは業務時間中になにを話しているんですか。つーか、仕事してください。
そもそも、ロックさんが止めてくれればいいじゃないですか。
「いや、O女史が総務の伝統行事でクリスマスにみんなでお昼休みにやって懇親を深める、ってゆーから」
私もロックさんにテレパシーで助けを求めてみたりする。無視されたみたいだが。
仕方ないので、正直に答える。
「そんな伝統行事はありません。O女史の捏造です。」
「えー、去年もやったじゃん」
「去年、O女史が1人でやってました。1回やっただけでは恒例行事にはならないと考えますが。」
なるべくクールに聞こえるよう、淡々と答える。
マグロさんが苦笑しながら尋ねてくる。
「・・・わかった。で、参考までに訊くけど「トリアワセ」ってなに?」
「要するにケン○ッキーフライドチキンを鶏の形にする遊び、らしいです」
「・・・なに、ソレ」
「要するに、ケ○タのチキンは1羽を6ピースに分けているんだそうです。で、確率論で行くとバーレルを買うと1羽分のパーツがそろっている訳で・・・」
「・・・で、ソレを組み立てる、と。」
そう、漢字で書くと「鶏合わせ」。フライドチキンを使った立体ジグソー。
マグロさんの目にも理解の色が浮かぶ。そして申し合わせたように2人同時にため息をつく。
そんなマグロさんの様子に形勢不利を悟ったのか、O女史が割り込んでくる。
「えー、でもエイザもたのしんでたじゃん」
「そんな事実はありません。」
事実、バーレルを抱え込んでいたのはO女史、あなたです。あなただけです。
「ほらほら、去年のバーレルは右半身ばっかりでうまくいかなくて、悔しかったじゃん」
そんなこと、よく覚えてますね。私は完成しない〜そろわない〜とかのO女史の悲鳴しか覚えていないのだが。
「・・・食べようとしたチキンを掻っ攫われて悔しかったのは覚えてます。」
この遊びの恐ろしいところはチキンが完成するか、O女史が飽きるまで「誰もチキンを食べられない」ところにあるのだ。
「いや、でも完成すると感激するよ!やってみたいでしょ、ね?ね?」
O女史、あなたの人生において他に感動とか感激とかないですか?
とにかく、反撃する。あまり通用しないかもしれないが、手数を増やさないと圧倒される。
「食べ物で遊んじゃいけない、って幼稚園で習わなかったんですか?」
「あとで食べるからいーじゃん」
それは小学生の理屈である。
「人の食べるものをベタベタ触らないでいただきたい」
「じゃ、手袋すればOK?やったぁー」
いきなりガッツポーズ。勝手に勝利宣言モードである。ここで反撃しないと負ける。押し切られてしまう。
「駄目です。去年はO女史がトリアワセに熱中していたせいで、ケーキを先に食べる羽目になったじゃないですか。」
「おなかに入れば一緒じゃん」
それも小学生の理屈である。
「なら、お昼のワンタンメンにデザートのプリンを混ぜて食べられますか?」
ここではじめてO女史の動きが止まった。いいぞ、効いている。ちょっとクリティカルか?
「カレーに杏仁豆腐とみそ汁を混ぜて食べますか?なんなら缶コーヒーくらいおごりますが」
「イヤ・・・缶コーヒーはイヤ〜」
杏仁豆腐はいいのか、というツッコミを飲み込み、追い討ちをかける。
「じゃ、うどんにプリン。フルーツゼリー、バナナ、マッシュポテト、マカロニサラダ、いかマリネ」
ほとんど混ぜもの闇鍋メニューである。数え上げつつもこっちが胸焼けをおこしそうだ。
「エイザ、もうやめ。」
ここまで、ニコニコ笑いながら静観していたマグロさんが口を挟む。
「・・・今年は『鶏合わせ』は中止。ハイ、決定。」
かくして、O女史の野望は阻止されたのである。
だが、クリスマスまで安心はできない。
いつ、O女史がムジナ部長やタヌキ課長を丸め込みに行かないとも限らないからである。
蛇足
あとで、チョー女史に訊いてみた。
「なんで、O女史を止めなかったんですか?」
チョー女史はにっこり笑って答える。
「いや、面白そうだったし」
・・・鶏合わせがやりたいなら自宅でやってください。
「ううん、そうじゃなくてO女史の反応がね」
・・・O女史をけしかけて遊ばないでください。もしも止められなかったらどうするんですか。
「私は大丈夫。だって鶏肉キライだし。」
こう言ってにっこり微笑むチョー女史。所詮O女史と仲良しさんである・・・。
_ ともりん [う〜む、相変わらずO女史、K池さんの掛け合いが面白い。もう少し文章が短くてもいいですから、(なるべく)毎日更新してく..]
もしくは「小宇宙」を感じたことは?
別にオーラでも気でもいい。
私はしょっちゅう感じている。
そうしないと認識できない人が身近にいるからである。
業務時間中、次回のプレゼンで使用するパワーポイントを作成していると、眉間にイナズマが走った。
なにかが、誰かがゆっくりと接近してくる。こちらになにかを伝えようとしている。
だが、悪意や敵意は感じない。むしろ誠実さや親しみを感じさせる。この感じは・・・。
モニターから視線を上げると思った通り「黒い、静かなる男」K池さんが1メートル位先でこちらを見ていた。
「K池さん、私ですか」
「・・・・・・・・・・・・・」
K池さんは声を立てずに静かにうなずく。右手を胸の前に出して親指と人差し指でなにかをつかむようなしぐさ。視線は私の喉辺りからブレることはない。
「・・・えーと『ちょっと時間、ありますか?』?」
「・・・・・・・・・・・・・」
K池さんは無言でうなずく。まず、両手を胸の前に揃え、すべての指を上下動させる。それから右手を小さく振って自分の席を指差す。
「・・・『パソコンでわからないことがあるから、席まで来てほしい』?」
「・・・・・・・・・・・・・」
K池さんは深くうなずき、音を立てずに回れ右。そのまま歩き去っていく。
・・・信じてもらえないと思うが、多少のフェイクの他は実話である。
蛇足
K池さんの席にて。
モニターにはパワーポイント資料が開いている。私と同じくプレゼン資料作成中のようだ。
「パワーポイント?」
振り返ってK池さんに尋ねると、うなずいてから小さな、本当に可聴域すれすれの声で答える。
「アニメーション・・・左右から・・・字が入ってくるように・・・」
説明しながら両手が胸の前で小さな軌跡を描く。
「・・・スライドイン?いや回るの?」
「・・・両方」
もう一度手を振る。確かに手首が回っている。スピンしている。
「・・・複合型?こんな感じかな?」
カチカチとマウスをクリックし、設定してみせる。
「・・・ありがとう・・・」
どうやら、リクエストに答えられたらしい。ペコリと頭を下げるK池さんに手を振って、自分の席に戻る。
そして自分の資料を作りながら考える。他の効果の時はどんな風に手が動くのだろうか?
「ワイプアウト」とか「ディゾルブ」とか「ボックスアウト」とか・・・。
とても気になるので、自分の資料には思いっきりアニメーションを組み込んでみた。
これを見たK池さんが次の資料作成時に使いたくなるように。
_ 昼食後。事務所の席に戻ると青くなったマリさんがすっ飛んできた。
マリさんは小動物を思わせるかわいらしい「お嬢さん」である。
性格は、めちゃくちゃ「せっかちさん」。
「エイザさんっすいませんっ大変ですっ」
大変なのか、すいませんなのか、どっちなのだ。
いいから落ち着いてください。
「えーと、御自宅からー、お電話がー、ありましたー。」
そこまでゆっくり話さなくてもいいです。
しかし、自宅から電話とは穏やかでない。
親父が高血圧でひっくり返ったのか?
お袋が低血圧で貧血でもおこしたのか?
それとも交通事故か?
ひょっとしてベッドの下に隠してある・・・それはないな。
とにかく、心配になり自宅に電話を入れてみる。
3コールで電話がつながり、余所行きモードのお袋が出てくる。
「エイザです。なにかありました?」
「あ、エイザ。今日ちゃんと会社行ってる?」
・・・30過ぎた息子を何だと思っているんだ。登校拒否児童じゃないんだぞ。
しかも同居しているんだぞ。会社サボったらすぐわかるじゃないか。
「実はね。今日、エイザが車で21歳の女性を撥ねたって電話があったから」
・・・はぁ?今日は運転なんぞしてないぞ。
「で、治療費でお金を振り込めって言われたんで・・・」
それはひょっとして少し前に流行った「振り込め詐欺」ってやつでは。
「それで?もう振り込んじゃったとか?」
おそるおそる尋ねてみるとお袋がくすくす笑いながら
「払うわけないじゃん。まず時間が通勤時間と合わないしね」
まず、一安心。そのままお袋が続ける。
「それにね、エイザの名前の読みが間違ってた」
種明かしをすると、私の名前は漢字2文字を音訓読みするものなのだ。俗に言う「重箱読み」というやつである。
話を聞くと名前を全部訓読みしてきたらしい。
「で、どこで事故したのか、相手のケガの状態とか事細かに質問したら、しどろもどろになって切れちゃった」
相変わらず攻勢にでると強い人である。
「それにしても今でもあるのね、「振り込め詐欺」って。」
勝者の余裕を見せつけながらお袋は感心している。
・・・まぁ、相手が間抜けだったから良かったんだけどね。
かくしてエイザ家を襲った卑劣な陰謀は潰えたのだった。
やれやれ。
年の瀬は世知辛くていけないねぇ。
電話終了後、マリさんにお礼を言いに行く。
「取り次ぎ、ありがとう。たいしたことじゃなかったから、安心してください」
「なにかー、あったんですかー?」
余裕のあるときは意識してゆっくり話すマリさん。でもゆっくりすぎ。
まるで幼稚園児に「おかたづけ」を教えているような口調である。
「んー、今日、うちに振り込め詐欺があったらしい」
マリさんが目をパチクリさせる。
「どんなことっ言われたんですかっ」
動揺すると急に口調が早くなる。
「いや、大丈夫だったから。何でも私が21歳女性をクルマで撥ねてにケガをさせたとかなんとか」
「へー、そんなことも、あるんですねー」
安心したのか、とたんにスローペースになるマリさん。
その口調はかえって怖いぞ。幼稚園児泣くぞ。
そこで、マリさんの隣に座っているヨッシー(今年の新人)が振り向いた。
「え、エイザさん、女性に暴行したんですか?」
・・・真顔で訊くな、真顔で。
「なんかー、クルマでー、撥ねたとかー」
マリさんも誤解されるようなこと言わないでください。
というか、説明は早口でお願いします。
「エイザさん、マズイですよ、それは」
ヨッシー、誤解したまま話を進めるな!
「治療費はー、振り込んでー、ないらしいですよー」
女性に暴行はしていないが、ここにいるタワケモノには暴行したい気持ちでいっぱいのエイザであった。
本日は部屋の大掃除…。
とりあえず床は見えるようになった。
ついでに何も踏まずにベッドまでたどり着けるようになった。
コードにもつまづかない。
床もクイックルワイパーでしっかり埃を取り除いた。
完璧だ。実にすばらしい。
…問題は、ベッドの上に置かれた荷物のせいで眠るスペースがないことだ。
どなたか、よい解決方法があったら教えてください…。
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_ おまろん [久々の更新、乙カレー。それはそうと前回のツッコミ欄がエラいことになってるわけですが……。]