朝、事務所の机を整理していたら、乾ききった万年筆が発掘された。
ペン先をお湯につけてインクを溶かしてみる。
とはいえ今日は工場で会議のダブルヘッダー。
11時30分には事務所を出る必要がある。
しかし、 トラブルは突然現れる 。経理部から11月度末の処理でエラー発生とのこと。
慌てて原因を調査し、対策を相談し、なんとか道筋をつけると、もう11時30分。
待ってくれていたスイジョウ課長と出かける準備をするのであった。
そんなこんなでバタバタしていると、チュンリさんが笑顔で尋ねてくる。
「大丈夫ですか? 今日も、『厄日』 みたいですけど」
「今日も」 ってのはなんだ?、 「今日も」 ってのは。
心の中の疑問を押し殺し、笑顔で返答する。
「ええ、大丈夫ですよ。このくらいでは、 『厄日』 とは言えませんから。」
それを聞いていたブラシ先輩がボソッと言った。
「エイザちゃんは、 M だから、このくらいの刺激じゃ、 満足できない んだよ」
それを聞いたチュンリさん、大きくうなずいて答えた。
「あー、やっぱり」
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