今日は私の所属するB部企画課の 忘年会 。
B部長たるタケル部長を交えて10名で 酒をガンガン飲む 。
それはカンバルさんのひと言から始まった。
「エイザさん、血液型は何型?」
「AB型です」
するとカンバルさんは大きな声を上げる。
「 え?AB型ァ?! 」
そのまま大きな声で続ける。
「 それはおかしいですよ!ボクはどうしてもAB型の人が理解できないんです! 。」
・ ・・なんだそりゃ。
「 A型のまじめさとB型の奔放さが、一緒にあるっていうのが信じられないっていうか、ありえないでしょう!ありえないと思いません?思うでしょ! 」
・・・どういう意味だ、そりゃ?
というよりなぜそんなに同意を求めるのであろうか?そっちのほうが意味不明である。
「じゃあ、みんなの血液型を調査して、傾向を見てみよう!」
それを聞きつけたトワラキ部長が提案する。
かくして大の大人が血液型チェックを始めるのである。
「はい、じゃあA型の人」
カンバルさんが挙手。10人中1名。これは少ない。
一般的な確率では10人中4名がA型だから、かなり偏っていることになる。
「少ないねぇ。企画課は 仕事に『緻密さ』が必要 なんじゃないの?」
これはタケル部長。
「じゃあ、A型の優秀なやつ、回してくださいよ」
トワラキ部長が混ぜっ返す。
「じゃあ、B型の人」
今度はナダラカ課長が静かに挙手。これも少ない。
「B型も1人か・・・」
一般的な確率では10人中2名がB型だから(以下略)。
「 じゃあ、B型も採りますか? 」
「 いや、要らない。 」
アナスイ課長の提案を一刀両断するトワラキ部長。
酒の席とはいえ、結構ヒドイことを言っているような気がする。
「じゃあ、O型の人」
今度は多い。タケル部長、トワラキ部長、フネ課長、チクワ課長、アナスイ課長、ワン女史、チュンリ女史の7人が挙手する。
これは多い、多すぎる。
一般的な確率では10人中3名がO型だから、 倍以上いる計算 になる。というか、 偏りすぎだろう 。
「・・・O型の人の性格ってなんだっけ?」
ワン女史が改めて確認するように尋ねる。
「たしか〜、 『大雑把』 では?」
チュンリ女史がケラケラ笑いながら応える。
それを聞いたタケル部長が力強く断言する。
「 O型の『O』は『大雑把』の『O』だ! 」
・ ・・そんなことを力強く断言されても・・・。 ・ しかしO型同盟は気にしない。まるで他人事のように盛り上がり、それぞれ勝手なことを言う。
「『大雑把』だから 会議資料に間違い があったりするんだな」
「『大雑把』なので 経費処理に間違い があるのもしかたないですよね」
「『大雑把』ですから シミュレーション通りに物事が進まない んですね」
「『大雑把』だもん、 数字だって合わない よね」
「「「 だって、『大雑把』ですから! 」」」
「ということは、 エイザ君ひとりがAB型 ってことか。」
チクワ課長が大きくうなずく。
「で、AB型は 『二重人格』 って言われますよね」
一同、深くうなずく。なぜ、カンバルさん以外の 全員が納得しているのだろう?
それを訊ねようとしたとき、チュンリ女史が逆に訊ねてくる。
「あの〜、 エイザさん見てると、AB型の特徴に『不運』ってのがありそう ですけど〜」
なんだそりゃ?血液型で運不運が左右されるというのはおかしくないか?
だが、それをツッコむ前にトワラキ部長が笑いながら断言する。
「あ〜、それは AB型の特徴じゃなくて、エイザ自身の特徴 だから。間違えちゃダメよ。」
個人的には「血液型」特に「ABO式」が性格に影響を与えることはまったくない、と考えている。
理由は肯定的な科学的・生物学的根拠に乏しいから。
とはいえ、子供のころから血液型と性格が結びつけて語られる機会が多いことを考えると、心理的な影響というものはあるだろう、とも考える。
ある意味「自己暗示」とか「プラシーボ効果」と同様のものとしてありえると思うのだ。
しかし「生真面目」とか「わがまま」とか「大雑把」に比べて「二重人格」ってひどくありません?
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エイザ君の場合は血液でなくオイルだから占いは気にしなくていいのだ。
うむむむ〜〜んんんんんん 予想どおりエイザの血はなじむ<br>この肉体にしっくりなじんでパワーが今まで以上に回復できたぞ<br>な じ む 実に! な じ む ぞ フハハハハハ<br>フフフフフハフハフハフハ フハハハハハハハハハハハハハハハハ<br>フハフハフハフハフハフハフハハ
コメント、ストゥーティー(スリランカ語)。<br>クマ三郎様>血の色緑の妖怪仙人に言われたくないわい!<br>本屋様>ハイになって「あ、あったけー血ィ、ヴェロヴェロ、舐めた〜い」とかならないよう、用法には注意しましょう。
各種占いは読んでる分には面白いけどね