勝者はBlu-rayでもHD DVDでもなく、ハードディスク by /.Jより。 個人的には少し早い意見かなと思うけど、あながち間違ってない気がする。
昔はソフトウェアは全部フロッピーやCDからインストールしていた。 が、最近ではブラウザ上でリッチなGUIが使えるAjax技術 が普及して、アプリのインストールは不要になった。Gmail、GoogleMapは 使ってる人も多いでしょう。この技術を使って、経理・会計・業務分析・人事 管理などの業務用アプリケーションを、時間貸しするサービスまで 現れた。
が、Ajaxの中核言語であるJavaScript(LiveScript)は、出た当初は UIを悪化させる悪者以外の何者でもなかったりした。 曰く、遅い、互換性がないという理由で。
その後ECMAScriptとして標準化されたりしたけど、相変わらず各ブラウザの 対応状況はまちまちで、DynamicHTML系のプロパティも全く統一されていない。 つまり互換性の面では全然進展がないわけ。画面上に配置するブロック要素の 縦横サイズの取得さえ、ブラウザごとに違うんだぜ?
なぜ普及したか?ひとえに速度が改善されたからじゃないかと思うわけ よ。いつの時代でも、新しい技術が現れるたび、 「こんな速いCPUor膨大なメモリ何に使うの?」と言う奴がいるわけだが、 実は量的な変化が質的な変化をもたらすということは普通にありえる と思うわけ。
もう一つはマーケティングね。ウザイ画面エフェクトを起こすだけと 認識されていたDynamicHTML+JavaScriptに、Ajaxという命名をした だけで爆発的に普及した。技術的には何も変わってないけど、 誰かがキャッチーなアイデアを披露する、それが理解しやすく一般消費者にも伝わる、というのが重要かと。
昔鳴り物入りで出たけど今下火、なんて技術に注目することも 大切かなーと思います。そういう意味では単純に「勝ち負け」で 判断するのは危険だね。世の中そんなに単純じゃないぞと。