ロバート・キヨサキの本を読んで儲かるのはロバート・キヨサキだけ ちうのは至言だと思うなマジで。
仮に、本当に儲かるシステムを構築した(できた)としよう。それを赤の他人に惜しげもなく公開する理由が何かあるだろうか?・・・ねずみ講と大して仕組みは変わらない。公開すること自体が集金システムの場合に限るというわけだ。
ウチの電話にも、しばしばマンション投資の勧誘がかかってきてたが、本当に利率8%を超えるような投資であれば、自分で運営すればいいんだ。なぜ、他人に押し付けようとするのか(笑)信用収縮でぼこぼこ倒産している不動産上場投資信託(RIET)も全く同じ根っこだろう。
「カリスマ投資家」なんてのは全くの運なんだなと。確かに0.0001%くらいの確率でそういうのが産まれてくるかもしれない。空間の揺らぎみたいなもんだ。本当は、運で小金を儲けのだから、残りの余生は本でも書いて、のんびりと暮らせばいいものを、自分が今まで誰も考え付かなかったような手法を実践していると思い込んでしまう。
サイコロの目が"たまたま"1が出ることはあるだろうが、1が20回連続で出ることさえあり得ないほどの低確率であるにも関わらず、専業だのデイトレーダだの指南本が本屋に積まれてた時代もあった。って、ついこないだだけどなー。
あ、キヨサキ氏は本を書いてのんびり余生を過ごしてるから、賢人と言えるだろうか(笑)。
未来は誰にとっても絶対に予知できないから未来 なのであって、株が安いとか物件が安いとかは全て相対価値であって、現在が底かどうかなんて 絶対に判断できない 。もしも、できるように見えていたら、それはすべからく 後だしじゃんけんの構図 になっている。ほとんど全てのアナリスト・不動産の営業マン・雑誌記者が、したり顔でやっている作業に過ぎない。俺から見ると、それは体のいい詐欺師以外のなにもんでもないが。
去年末に出たアナリスト30人の日経平均の予測は、概ね15000円〜20000円台(!)だったそうな。。30人も集めたら「まあ、中には当たる人もいるだろう」くらいに考えるわけだが、実際には 「一人も当たらなかった」 訳で(今年もまだ2ヶ月残ってるがね...)。まあ、俺よりいい大学出て、金融工学を学び、会社で実務に携わってる連中でさえこのていたらく。
そんな世界に俺らは生きている。まさにそれすらもフェイク(虚構)byミスチル。
「家族を大切に」「実労働で社会に貢献」というところですかね・・・
前記の退場トレーダが「この世に株ほど悲惨なものはない」と言ってるけど、所詮株なんて金のことじゃあないのかと。金を失うだけで済めば御の字ではないかと。居酒屋にいける家族がいる幸せとは比べ物にならない。まあ...ひとの幸せはそういうことだと思うわけで。