例によって俺は知財の専門家でも何でもないのでそのつもりで。
なにしろここを読むと、 電子番組表を受信してRAMに取り込んだり、番組表としてテレビ画面に表示したり、その番組を選択して、再生または録画する全ての装置が権利侵害 になりそうに読める。恐ろしい話だ。ワンセグ野郎も無関係ではなかろうと。特にコレ。
特許第3130501号(*) この特許出願は、番組表の中から希望の番組をサーチ(検索)することを 特徴としています。 現在、匿名の個人より異議申し立てを受けておりますが、 訂正することにより特許は維持されるものと考えられます。 EPGにおいてサーチ機能があるものは全て権利に抵触します。
うわーすごーいこわーい(棒読み) 。じゃあとりあえずこれを調べてみようか。 クレームだけでも長いけどちょっとはってみる。おもしろいから。
少なくとも複数週間分のテレビ放送の内容と日付とチャンネルと 放映開始時刻とを含む情報が電子化されて予め記憶された記憶手段と、 毎週キーを備え、所望の番組を指定するための指定手段 と、 該指定手段により指定された番組をサーチするものであって、 該サーチの後、上記毎週キーが操作されると、上記記憶手段内に 記憶された 翌週以降の番組の中から 、既にサーチされた 上記番組と同一のものをサーチするサーチ手段とを備えたことを 特徴とする番組サーチ装置。
請求項1に記載の番組サーチ装置において、 受信されたテレビの放送内容から、特定の放送内容を抽出するチューナと、 上記サーチ手段によってサーチされた番組の放映開始時刻になると 、 その放送内容を上記チューナに抽出させる放送内容出力手段とを備えたことを特徴とする番組サーチ装置。
少なくともテレビ放送の内容とチャンネルと放映開始時刻とを含む情報が 電子化されて予め記憶された記憶手段と、 所望の番組内容を指定するための指定手段と、 上記記憶手段に記憶されているテレビ放送の内容のなかから、上記指定手段により指定された内容と同一の番組を、異なる時間帯の番組よりサーチするサーチ手段と、 受信されたテレビの放送内容から、特定の放送内容を抽出するチューナと、 上記サーチ手段によってサーチされた番組の放映開始時刻になると 、その放送内容を上記チューナに抽出させる放送内容出力手段とを備えたことを特徴とする番組サーチ装置。
請求項2または3に記載の番組サーチ装置において、 上記チューナが抽出した放送内容を録画するためのビデオ録画装置を備えており、 上記記憶手段が、 少なくともテレビ放送の内容とチャンネルと放映開始時刻と放映終了時刻とを 含む情報が電子化されて予め記憶されたもの、であり、 上記放送内容出力手段が、 上記サーチ手段によってサーチされた番組に関して上記記憶手段に電子化されて 記憶された情報に基づき、 その番組の放映開始時刻になると、 その放送内容を上記チューナに抽出させ、その番組の放映終了時刻まで 上記ビデオ録画装置に録画させるものであることを特徴とする番組サーチ装置。
少なくとも複数週間分のテレビ放送の内容と日付とチャンネルと放映開始時刻 とを含む情報を電子化したものを予め記憶しておき、 所望の番組の指定を受けると、該番組をサーチし、該サーチの後、 毎週キーが操作されると、上記記憶された翌週以降の番組の中から、 既にサーチされた上記番組と同一のものをサーチすることを特徴とする番組サーチ方法。
請求項5に記載の番組サーチ方法において、 上記サーチされた番組の放映開始時刻になると 、 その放送内容をチューナに抽出させることを特徴とする番組サーチ方法。
少なくともテレビ放送の内容とチャンネルと放映開始時刻とを含む情報を 電子化したものを予め記憶しておき、 所望の番組内容が指定されると、上記記憶されているテレビ放送の内容の なかから、上記指定された内容と同一の番組を、異なる時間帯の番組よりサーチし、 該サーチされた番組の放映開始時刻になると、 その放送内容をチューナに抽出させることを特徴とする番組サーチ方法。
請求項6または7に記載の番組サーチ方法において、 少なくともテレビ放送の内容とチャンネルと放映開始時刻と放映終了時刻とを含む情報を電子化したものを予め記憶しておき、 該記憶された情報に基づき、 その番組の放映開始時刻になると、 その放送内容を上記チューナに抽出させ、その番組の放映終了時刻までビ デオ録画装置に録画させることを特徴とする番組サーチ方法。
クレームの階層図はこんな感じ。
要するに【請求項1】または【請求項5】 の 毎週キーを備え、所望の番組を指定するための指定手段 がない番組サーチ装置・番組サーチ方法は、この特許には 抵触しない ってことですな。 ここが「時刻・日時・番組タイトル・番組宣伝を単語解析した一部を入力とし、」とでもなっていたら、 それは大変なことになっていると思うが...あくまで特許第3130501号として発明が認められた範囲はそれだけ。
3と7は一見ヤバイ。が、ワンセグ野郎の場合は 該サーチされた番組の放映開始時刻になるとチューナーが抽出を始めるわけではない のでひっかからない。 翌週以降の番組の中から 何か探すわけでもないからな。 これも良く読むと 「上記指定手段により指定された内容と同一の番組を」 とか明確性要件に違反してないか。 同一とは〜であると書いてあるならともかく。
結局、3と7を認めされるために(多分最初は請求項に含まれなかったであろう)「毎週キー」というチャフを散布した.... そんな感じに読めます。特許ってのは、拒絶理由通知と異義提出という手順があるわけだが、この件に関しては 実に5回も補正を繰り返している 。まあ、途中でクレームに加えたんでしょうね。 限定をかければ特許としては登録されやすくなるが権利行使は加速度的に難しくなる。 要するにライセンス契約を結んで初めて金になるわけだから。
RSMあたりの大御所が「ソフトウェア特許はケシカラン!」って言ってるのと、 素人がITMediaあたりの記事だけ読んで言ってるのとでは、だいぶニュアンスが異なると思うんだよね....。 日本の特許制度はそんなに悪くはないと思うけどなあ。
サーバーでCPU温度がわからないのは問題なので、 lm-sensorsをインストールする。
# apt-get install lm-sensors
各種センサーを認識させるにはsensors-detect。YESを押しまくると lm-sensorsがサポートしているチップを検出してくれる。 最後に/etc/modulesに書き込んでもいいか?と聞いてくるが、 ここだけNOがデフォルトなのでYESを入力して、リブートすれば モジュールが組み込まれる。
# sensors-detect Trying family `National Semiconductor'... No Trying family `SMSC'... No Trying family `VIA/Winbond/Fintek'... No Trying family `ITE'... Yes Found `ITE IT8716F Super IO Sensors' Success! (address 0x228, driver `it87') Probing for Super-I/O at 0x4e/0x4f
しかし.....今回買った3種類のGIGABYTE,MSI,ASRockのマザーボードで、 ITEが載っていたのはGIGABYTEだけ(^^; でした。 いや〜一番高いMSIにも載ってなかったのはちょっと想定外ですわ。 載っていた場合はsensorsコマンドでファンスピードまで採れるんですけどね...。
# sensors it8718-isa-0228 Adapter: ISA adapter in0: +1.09 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V) in1: +1.60 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V) in2: +3.26 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V) in3: +2.98 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V) in4: +3.02 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V) in5: +3.26 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V) in6: +4.08 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V) ALARM in7: +2.14 V (min = +0.00 V, max = +4.08 V) in8: +3.06 V fan1: 2556 RPM (min = 10 RPM) fan2: 3629 RPM (min = 0 RPM) fan3: 0 RPM (min = 0 RPM) fan4: 6367 RPM (min = 0 RPM) temp1: +40.0°C (low = +127.0°C, high = +127.0°C) sensor = transistor temp2: +60.0°C (low = +127.0°C, high = +127.0°C) sensor = thermal diode temp3: +55.0°C (low = +127.0°C, high = +127.0°C) sensor = transistor
新秀の介の日記をみると、 AMD系列にはk8temp→k10tempというCPU温度を取得するモジュールの系譜があり、 k10tempをコンパイルしてインストールすればいいらしい。 http://khali.linux-fr.org/devel/misc/k10temp/からソースを落としてきてmake.... おっとっと新しいDebianには開発環境が入って無かった。
# apt-get install gcc-4.3 make linux-headers-2.6.26.2-amd64
おもむろにk10tempをmake。できあがったkoをインストール。
# make # make install (depmodで失敗した場合は手動でdepmod -a)
/etc/modulesにk10tempを追加するか、手動ならmodprobe k10tempでも インストールできると思います。
# modprobe k10temp # sensors k10temp-pci-00c3 Adapter: PCI adapter temp1: +54.5°C (high = +70.0°C, crit = +74.0°C)
ところが!これまた今回CPUをAthlon_II_X4_620, Athlon_II_X4_605e, Phenom_II_X4_910eを買ったのですが、よりによって GIGABYTEに載ってるPhenomIIしか正しい温度採れない(^^;;;; という事態に。
正確には605eは異常に低く(15度とか出てた)測定されるが、620は全く0度のまま 動かないという状態。なんでじゃー。
コアが違うからですかね。それともまたマザーの違い??
不確実な情報でブランド信仰みたいなことを言いたくないけど、 やっぱりGIGABYTEが一番無難みたいだなあと....。 MSI、端子の配置や電源部分のヒートシンクは良いのだが、 BIOSが一番プアという問題があるしな。 ASRockはコストダウンの影響がモロに出ててVGA端子に補強が全くなく グラグラしまくるので怖いし。
muninをインストール済みなら、リンクをはるだけでグラフにできます。
# ln -s /usr/share/munin/plugins/sensors_ /etc/munin/plugins/sensors_temp # /etc/init.d/munin-node restart
名前がtemp1でかぶっちゃってるけどk10tempの明るい緑のtemp1と、 ITセンサーからの暗めの緑のtemp3がほぼ同じということで、 多分CPU周辺の温度を測定しているのでしょう。 これで一応異常検出ができるかな....もっとも、 muninのグラフに現れた時点で完全死亡間違いなしだけどネ!
http://instagr.am/ってのは写真撮影&共有用のiPhoneアプリ(最近Android版も出たけど)。そんなの沢山あるじゃないか、と思うんだが.....使ってみてわかったのは 「一手間」省くことの重要さ だ。いろいろ画像効果がかけられるんだが、それは撮る前でも後でもかけられるし、みんなとの共有(フォトストリーム?)と撮影→投稿までが流れるように連動しているのがメリットか。
しかし......どんなに良いアプリがあっても
だけは如何ともしがたいのであった(笑)
_ クマ三郎 [待ち合わせに突っ込みたい衝動に駈られる。]