あるとき、彼の人が言ったのです.....
と.....なのでまた北海道に行くことにしました(死)。 塩水ウニなら札幌でも食べられないことはないのだが、 利尻昆布をたらふく食った蝦夷バフンウニを最高の状態で食べるには 利尻島に向かうのが最適 と判断して日程を組んだ。 ついでに去年行ったはいいが閉館時間過ぎてみられなかった小樽の裕次郎記念館もまわり、Twitterのフォロワーさんとも会う計画を立て、
という過密スケジュールをたてたのである。
今回 飛行機を乗り継いで利尻島まで直行 する予定を立てたのは、俺が 船酔い大王 であるから。稚内からフェリーで2時間弱とか拷問以外のナニモノでもないでしょう。
なんと北海道の天気が悪かった。 雨も降っているようで(文字通り)暗雲立ちこめる。飛行機は天候で簡単に飛ばなくなるし、今回は新千歳での乗り換えがあるのでドキドキでした。まあ幸いにも、ギリギリ曇りで持ちこたえたので利尻島に着くことができました。飛行機小さかった!
利尻島は....やはり曇り空でした(泣)でもめげないゾ....
空港でトヨ○レンタカーを借りようとしたら、フェリー乗り場の方にしかないらしく、普通に送迎してくれた。レンタカー料金は24時間で14000円。思わず 高い! と思ってしまったが、これが良く聞くと全然高くない。「ガス代の清算は...」→「あー燃料費込みなんで心配ないですよー」マジかよ?!「もしかしたら1,2時間超過してしまうかもしれないんですが」→「あー空港に止めたら鍵をクローブボックスに入れて乗り捨てていいですよ」という。 もちろん観光の要所案内もしてくれたし、俺が隣に目当ての海鮮居酒屋「磯焼亭」があることに気付き「少し(車を店頭に)止めておいていいですか?」と言うと「荷物もみておきますよ」と預かってくれた。過去の経験からト○レンはいろいろ厳格で融通が利かないという印象があったので、 なんとも島時間な感じに 衝撃を受けた。ここはきっと時間がゆっくり流れているんだ....
そうこうしている間に14時近くになり、 腹が減ってはいくさができぬと、磯焼亭さんへ。元々飲食店は、ここ鷺泊港と沓形に少しあるだけと調べがついているので、時間は有効につかいたい。
店内に入ってはみたものの...隣に座ってるスキンヘッドのおっちゃんたちが、昼間からビール飲みながらタバコをガンガンふかしてメチャクチャ煙い。いきなり俺のテンション大下降ブッコロス......(下をうつむきながら)
が、めげずに「利尻ラーメン」1300円と、「生うに丼」3200円を所望。
ガイドブックに乗っている写真のような豪華さではなかったけれど、海老に帆立にとろろ昆布にムール貝まで入って、そこからたっぷり出た魚介出汁が、薄い醤油スープと合わさって、えもいわれる美味さを醸し出していた。いや本当に マジ食い して彼の人に笑われたくらい。
生うに丼は.... バフンウニってこういう味するのかー って感じで、これも衝撃をうけましたね。うーあー、あの薬品臭さはやっぱミョウバンのためなんだね。採れたてウニは超濃厚でおいしかったです。まあ観光地価格だけど、利尻島まで来たら、このくらいの贅沢は許容範囲よね。
そうこうしている間に、彼の人は隣のスキンヘッドのおっさんたちと仲良くなってる?!どうも観光タクシーの運ちゃんで、夏の間だけ利尻島に来るんだってさ。でも話し込んでくれたおかげで、タバコが控えめになってくれてマジ助かった。
とにかく、ど真ん中に利尻富士と呼ばれる巨大な山がある島でした。車で1周60km弱なのだが 信号がフェリー乗り場前しかなく 異常に快適にドライブできた。でも相変わらず天気悪いのね。
映っているのは夕日ヶ丘展望台。とったのは セイコーマートの駐車場から(笑) いや、本当にセイコーマートがあって助かった。俺は忘れてきたiPhoneの車載用充電器を買いました。人口数千人の島にセイコーマートが3店もあるというのは、考えてみればすごいことだ。まさにライフライン。
1周800mほどの小さな沼。遊歩道が完備されていて簡単に回ることができた。知らない草花が生えていたが名前知らず(※注意:だいたいこんな感想しか言えないのはおっさんがインドアだからです)
一応、利尻島では 最大の 観光スポットであるはずのオタトマリ沼......天気の悪い夕方平日は閑散としてて、利尻亀一(店)もちょうど閉まるところだった。焦って万年雪ソフトをゲット。商売っけがないのか俺らが来てもガンガン撤収していた。せつない。
オタトマリ沼は、有名な北海道菓子の「白い恋人」のパッケージを撮影したところらしいが、この天気の悪さでは.....それでも本当に一瞬雲間から覗いた利尻富士を激写!
いやー...不安になるほど人がいないねえ....
ここではアザラシが飼われているようで、少し早く来れば餌もあげれたらしい。でも管理人も何もぜーんぜんいないんだけど大丈夫なのかね.....
........後でレシート見たらこんな名前だった直売所。昆布は東京価格知っているとマジ安く感じる。
おかみさんがとってもいい人で、昆布いっぱい買ったらおまけつけてくれた。しかし、店を後にして、冬はどうしてるんだろうなーという会話をしたのを覚えている。この島で少々のお金を落としていくのは、お金の使い方として全く無駄じゃないと思った。
麗峰湧水。利尻富士から湧き出た水が湧き出ているそうだが、道路脇にぽつんとカジュアルに存在するのでウケる。
試しに手持ちのお茶のボトルを捨てて汲んで飲んでみると 冷たくて美味い! 少し固い感じもするけど、そこらのボルヴィック(好きな人には失礼)より完成されてる感じがしました。
彼の人は早速大五郎系の焼酎のペットボトルに並々汲んでいた地元のご婦人と仲良くなり、これで「ご飯も炊くしコーヒー淹れるのよ特にコーヒーは最高よ」という情報をゲットしていた。
アイランドインリシリというホテルが今日の宿泊場所。今回の旅行の目的の一つは「一生分のウニを食おう」なので、ちょっと奮発してうにづくし懐石にしたのです。
全て利尻で穫れたバフンウニ。最初は美味い美味いって食ってたんだよね。特に土瓶蒸しはかなり贅沢な感じで胃袋に染み渡る。ミョウバン入りのじゃ臭くて飲めたもんじゃないだろう......
もう茶碗蒸しあたりでグッと来てたんだけど、この 天ぷらが大葉でウニを巻いて油で揚げる という グニュっ として どちゃあ とした食感でかなりギブアップ。もう残していいですよね?
という名言(?)が飛び出す始末。もうね.....でも考えてみれば贅沢な話。普段はウニなんて、ミョウバン漬けの紫ウニが、ちょこんと乗ってる回転寿司くらいしか食ったことない生活なのだから。
しかしウニ丼は完食した。やはりご飯と合わさると最強に美味いな。 まあしかし、
という言葉を自分に送ろう。
夜は飛行機の疲れもあって爆睡。
朝のニュースをみると、道南は利尻より天気が悪かったらしい。利尻はやはり薄曇りだけど、朝っぱらは天使のはしごが拝めました。
起き抜けに
利尻でしか味わえないごくごく一部で有名な乳酸菌飲料ミルピス
をいただく。こんなこともあろうかと彼の人が1Fの売店で調達しておいてくれたのだ!神!神がいた!が、味の方は乳清のソレ。
そして売店が
朝はやってなくて瓶を返せなかった。
アイランドインリシリの朝食は普通。というか...特別おいしくもないのだが、昨日のウニ致死量事件が未だに尾をひいており、あっさりめでむしろ助かる。
さらばアイランドインリシリ。彼の人がきちんと東京みやげを渡したのに、女将や支配人の挨拶もなかったからクソ。もう二度と泊まることはないであろう。
いろいろもやもやしたものを抱えながら、沓形港のおみやげ屋「米田商店」に行ったら、話し込んだ末、冷凍ウニ瓶含めて1万円飛ばしてもうた。ある意味ギャンブルであるな....
お隣の「どんと美咲喜」という店では、本当は「ウニソフト」なる珍妙なアイスが食べられるはずだったが....あいにく未作成。しかし、彼の人はまたまた女主人と仲良くなり乾燥ウニのご相伴に預かる(本来はやってません!念のため)。どうも、試行錯誤して新しい特産物を作ろうとがんばっているようだ。成功するといいね。
車で利尻富士を五合目付近まで上り、さらに徒歩で展望台に至る。
本当はこの展望台、港方面を見るんじゃなくて、逆側に巨大な利尻富士を拝める....はずなのだが、だんだん一寸先は霧状態になってきて全くダメぽ。一応港側のパノラマは撮った。
実は、昨日はあまりに目立たなくてうっかり通り過ぎてしまった。 しかし観光スポットというにはショボいよのう。 結局、俺は最後まで何が人面岩なのかわからなかった(だめじゃん)
利尻プリンがあるというので立ち寄る。入って「ウッ」って思った。
菓子専門ではなくて、雑貨に生鮮食料品もある田舎の商店って感じ。 そういやコンビニが普及する前の田舎には、必ずこの手の商店があったな、という記憶が走馬灯のようによぎる。
プリンのお味は....まー普通においしい(^^;...その他にケーキが沢山あった。四角いエクレアみたいなのはうまそうだったな(今思えば食っておけばよかったかな)まあ、ショーケースの電気が消えててかなり不安を煽ったんで尻込みしちゃったんだよね。
たぶん、洋菓子食べたい島民は、この店にくるんだろうね。
空港まで来て、レンタカーを返して(返す、といっても鍵を置いたまま立ち去るだけ)、あとは札幌行きの飛行機を待つばかり。
小腹がすいたので空港内の喫茶コーナーで、岩のりおむすびなどを食す。これはかなり美味だった。さっそく、彼の人は喫茶コーナーのママと仲良くなり、この岩のりが店の社長が直接穫りにいって加工してるという情報を仕入れる。コミュニケーション能力たけー(^p^)ぜってー真似できない
彼の人が仲良く談笑している間、iPhoneで札幌のお店情報などを調べていると.....
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マジカよ?!(完全硬直)外に飛び出してみると
濃霧で滑走路が見えない....だと?....おにぎり食ってる場合じゃなかった。 バタバタと出発ロビーに降りて振替便がないか探す。丘珠空港へのローカル線が残っているらしいので並ぶ。俺顔面蒼白。
喫茶コーナーのママが心配して降りてきてくれた(店は大丈夫か?) どうもこの丘珠空港←→利尻に就航している小さな飛行機は、真冬の吹雪の時分でも飛ぶらしいので、少し安心する。少し安心さ〜せ〜た〜ところの!
彼の人は「まー仕方ないねー」って言いつつ、またママの所に戻ってコーヒーを注文している。もうこの時点で飛行機を使えないことは決定。しかし、この日の夕方にはTwitterのフォロワーさんと札幌で会う約束をしていたのだ。選択肢は3つ。
という選択肢が浮上したところで、彼の人は間髪いれずに 「ママ〜稚内泊まるとこない〜?」 って、ママの娘がバイトに行っている稚内の民宿を紹介してもらっていた。まあそれが一番現実的だよな。
この空港は基本的に1日2便しか飛ばないので、終ったらとっとと撤収するものらしい。当然タクシーを含むあらゆる交通手段が終る。でもタクシーの運ちゃんがわざわざ2Fまであがってきてくれて声をかけてくれた。これまた間髪入れずに 「おじちゃんの車予約ねー!!」 と.....
なんなん?!この流れるようなコミュニケーション力なんなん?! お.....おそろ頼もしい..... まあトラブル時は人間の本性がでるよね。俺はびくびくしちゃってダメだね。死ぬね。
タクシーで鷺泊港に戻り、そこでフェリーのチケットをとって
どうしても乗りたくなかったフェリーに乗船。
そんなこんなで団体さんが全員フェリーに来てしまったので、とにかく 混む混む。のんびり乗船していた俺らは、床含めて座る場所もなく、 船外に追い出された。寒い!!!情けないことに俺が持ってきた長袖は防風機能がなく、彼の人に上着を借りるという醜態に.......普通逆だろうと.....
船酔いで半分グロッキーだったけど、遠ざかる利尻富士を激写したり、往路復路で行き交うフェリーを激写したりしていた。
利尻の人はみんな素朴で親切でしたね。いろいろ助けられました。 ありがとう。また来ますよー
ヘロヘリになりながら稚内港へ到着。爪先ほどの元気も残っていなかったので、タクシーの運ちゃんに予約してもらったホテルおかべ汐彩亭に行ってもらうように頼む。 「ホテルおかべまでお願いします」 「今はそこお祭りで入れないんだよ近くまででいい?」
本当にお祭りやってた!夏祭りの最終日に当たったようだ(ということは平日にやってたの?) 船で寒々しくなった心が少し回復する。
旅館には夕食がないので、食べていかねばならない。そこで祭りのど真ん中にあった居酒屋に入ってみた。
これが...久々のスマッシュヒットであり。何を食べてもおいしかったな。噂の タコしゃぶは絶品 だったけど、生牡蠣もホッケコロッケもうまかった!夏場の牡蠣が美味いと思ったのは初めてだ。
炭水化物は祭りの屋台で食べようという話しになってて、量は少しセーブしてしまったたけど、この居酒屋、横浜にあったら通うと断言しよう。まあでも海産物が新鮮で美味しいのは稚内だから、だろうなあ。
どうみても和食なのに牛乳ついててびっくりした。ところがこれが ウマイ!! もう一杯!(待て)稚内地元の牛乳らしい。
ばたばたと7時30分には出発。なので、おかべさんの評価は先送りにしたいと思う。温泉もはいれなかったし、今度はゆっくり泊まりたいもんだ。
予定になかったとはいえ、せっかく日本最北端に来たのだから宗谷岬には行きたい。ここでレンタカーにするかバスにするか悩む。稚内駅前まで、カートごろごろして、まずはトヨタレンタカーに向かう(利尻店の好印象が継続していたため)。しかし Webで見たのよりずっと高い(T_T) 夏料金だからか。まあしょうがないよな。あと、身体的に運転に耐えられるかという疑問もあったので、おとなしく観光バス(宗谷観光バスA)にすることにした。変なところでセコいよね俺。
レンタカー屋で既に7時50分だったけど観光バス出るのが8時きっかりでかなり焦る。急げー!!(ゴロゴロ
実は、ホテルおかべさんから見えていた巨大建築物。相当古いらしいが、むしろ未来的でエイリアンシップの船内のようでもあった。
彼の人は当時使われていたSLの車輪を手で軽々と持ち上げていた(嘘)
バスがいきなり民家立ち並ぶ小道に入ったかと思うと、対面通行できなそうな山道をガクガク登って行く。何事が起こったのかもうダメ吐きそう(早)と思っていたら、稚内公園というところについた。
氷雪の門は鎮魂の碑だそうで。ソ連軍の侵略により、多くの人が樺太を追われ、あるいは虐殺され、あるいは追いつめられて自害した。その歴史は今も続いているんだなあ。公園は綺麗だったけど、空の色が...RPGのラスボスが出てきそうな風景で忘れられない。
まあ、俺らは単なる観光客なので記念撮影とかスタンプとか押してましたけどね!!11!!
最北端...ではないが、ここも北=ロシア=ソ連を感じずには いられない場所であった。まあ裏側は青少年博物館とか有名な灯台とかあるのだが。
そして俺はまたやらかした。もうバスの移動時間だというのに 携帯がない!と大騒ぎ。 .....結局鞄の中に入っていたわけだが、彼の人に「こんどやったらバスの全員に何か奢るのよ!」と、こっぴどくしかられるのであった。確かに携帯無くして騒ぐの何回目だ俺....(シュン
次は念願(?)の宗谷岬なのだが...遠い。40分以上は乗ってた気がする。 バスガイドさんが歌唄ったり歴史紹介したりしていた。
しかし俺の目は、はす向かいに座っている一人旅24歳男性に目が行くのであった。旅行しているはずなのだが、この人あんまり楽しくなさそうで気になった。
到達証明書(100円)ももらったけど、限られた時間の中で 最北端のつみれ汁 まで手をつけた事実は、未来永劫語り継がなければならないだろう(知らない間に彼の人が買ってた)
味は....最北端の味がしました(そんなわけあるか!!)
帰りも1時間弱かかったか。バスは便利だし効率的に観光地を回れるけど、本当にせわしなかったな。このまま、出発地点の稚内駅まで戻るのはもったいない気がして、バスガイドさんに言って、稚内副港市場に寄り道。
建物は観光用に建てた存外綺麗な建物。会社のおみやげの昆布せんべいなどを買う。2Fの居酒屋で昼食をとろうと思った瞬間、彼の人が 「肉食いたい」 とおっしゃるので、iPhoneを検索しつつ、少し離れた「うろこ亭」へ向かう。
ここでは宗谷牛ハンバーグが食べられる...はずだったのだが。まず着席する段階で席に案内しない。無愛想な店員。何か嫌な予感はしていたのだが、とりあえず着席する。外の景色を見ながら待つ....
「遅い....」 「じゅーっ」とハンバーグが焼ける音が終ってから、かれこれ15分。その間にバイトが巨大なトレイを持ちながら店を出たり入ったり。あまつさえ 孤独のグルメの洋包丁の店長みたいな無愛想な店長に怒鳴られている始末。 .....どーも大口の配達注文が入って、てんてこまいだったようだ。
だがな、店員がもってきたときに 遅れてすみませんの一言もなし! ってどういうことだい。
やっと来たハンバーグは....とっくに冷えて油が固まってしまっていて、大層まずかった。食べログ風に☆つけるなら1。殺すぞ!!!と思ったけど、言う度胸もなかったのでこうやって誰も読んでいないブログに書いてるわけである。
ついでに、この宗谷牛ハンバーグは 全くうりふたつの冷凍モノが同じ副港市場で売っていた ことを付記しておく(笑)
彼の人がだいぶ不機嫌になってしまったので内心焦る。 副港市場に戻って「稚内牛乳」のソフトクリームなどを買い、精神の安定を取り戻す。
こ、これは....(゜Д゜)ウマー!まったりととろけるコクが(略) 普通にコレだけ食って帰ってれば良かったな。失敗した。
稚内駅に戻って特急サロベツ号を待つ。後は札幌に戻ってホテルで寝るだけだ。日本最北端の駅でなごやかに記念撮影などをしていた。
........そう本当の地獄はこれからだったのに.........
第一のミスは利尻島で飛行機が2度も飛ばなかったトラウマから 列車を選択してしまったこと。 第二のミスは 宗谷本線を都会の電車と同列に考えてこと。
いやもう....揺れて揺れて。都心の電車ではありえない揺れ方するんだよ。多分線路がとても悪い。三半規管の弱い俺はひとたまりもなく。乗車時間が長いのはわかっていたけど、激しい揺れと特急とは名ばかりのシートの悪さは心底この列車を選んだことを後悔したのである。
ケツはとうに二つに割れてしまったので、寝る事もできず、仕方なく外をぼーっと眺めていた。
その時考えていたことは、後悔半分、楽しさ半分であるな。 自分なりに綿密に計画した1年前の北海道旅行と比較して、 どうにもならないイレギュラーとトラブルが多い旅行であったと。 しかし、計画の枠を越えて、あるいは思いもしなかった人に助けられて、彼の人にも助けられて、行くはずのなかったところに行けたのは、それはそれで幸運ではなかっただろうか。いやケツが二つに割れているので幸運もクソもなかったわ!
彼の人は...不機嫌を通り越して...グロッキー気味になっていたので可哀想だった。
あー...最後まで曇りかあ。本当に天気には祟られたなあ。
札幌プリンス、朝食チケットをもらっていったのでバイキング.... と思ったら、なんかショボい喫茶店みたいなところに回されて、こんな食事だったノ-_-)ノ ⌒┻┻
どうも北大で学会でもあったらしくて、国際色豊か。特に中国人声がでかくて不快。インテリでも声は大きいんだな中国人は.....
だめだ。一度イライラするとずーっとイライラしてしまうな。プリンスのタワー内部はかっこいいんだけどねえ。もう二度と泊まることはないであろう(今回こればっかりや)
おなかすいた(・ω・`)....
本当は金曜日に会うはずだったフォロワーさん夫妻と待ち合わせて、 スープカレーhirihiriへ向かう。札幌の地下道はマジダンジョンで焦る(笑)
いやー初対面は緊張するね本当に。しかし彼の人はさっそく馴染んでいた!このコミュニケーション能力を見習いたい。そしてフォロワーさんが想像よりずっと若いことを思い知るのであった。俺の年齢言ったらビビられた(;´∀`)デスよね...はぁ....若返りたい
今度北海道に行ったら、札幌在住のhauNメンに会いたいものだ。こっちはたぶん全員おっさんだから安心!(誰も俺なんぞにあいたかねーよ)
本当に何度も助けられた。人口3000人くらいの利尻島でもちゃんとあるんだもんなあ(※写真は稚内です)。しかも、小分けにした豆腐や豚肉や鯖のパックもあるんだぜ....信じられるかい。かといって、車のシガーソケット対応のiPhone/MicroUSB対応の充電器もおいている。なんだろうこのホスピタリティ。都会のコンビニとはまたちょっと違うんだよな。
ベwwwwスwwwwトwww電www器wwww 利尻島にありました。 どうみても個人の電気屋なんだけど看板はベスト電器という。
ちなみに稚内には普通のベスト電器がありました。
....................普通じゃないですね(真顔)
小樽が実家の会社の後輩に聞いたら知らなかった(;´Д`)=3
今回は特にカスタードのがうまくて2個も買ってしまった。 なんで関東に売ってないんだろうなあ。売ってたら毎日買って血糖値あげぽよー
オブラートに包まれた巨大なボンタンアメ風の食感のお菓子。 しっかりとした昆布出汁の旨味が口いっぱいに広がる 一品です。なぜか利尻島ではこれが猛烈プッシュされており、そこら中で売っていた。
そして彼の人が気に入って10本以上購入していた...... 決してまずくはない、むしろ美味しい部類ではあるが、いかんせん量が 多いので1/3サイズの一口サイズにして箱に入れてほしいと思った。
三島は何度か来たことある(後述)が、実は三嶋大社行くのは初めて。 駅からとぼとぼ歩くがけっこう遠かった。しかしある一角がふと.... 不思議な雰囲気に包まれ....
表に回ると三島大社でした。
さすがに日本三大大社(諸説あるらしいが)の一つだけあって、その厳かなこと.......池にはさりげなく亀がいたりとか。
太陽こそ燦々と照ってはいないものの、そこそこ暑い。このジリジリした気候何か想い出があったような.... ウッ!頭が!
彼の人とは三島大社で合流。宝物館で四季のビデオを見つつ、涼をとる。 ビデオを見ている間、電話がかかってくるが速攻ブッチする彼の人。 誰と聞くと.... 彼の人:「迎えにくるおじさん」 俺:「出てあげてよ?!失礼だよ?!」 という恐怖の会話ががが!そうまでして涼みたかったのか....俺の印象悪くなっちゃうじゃんよー...
電話かけても悠然としている彼の人はお土産もの屋に寄って、 店員さんと(昔飾ってあったらしい)巨大煎餅の話に花を咲かせてた。 マジ余裕しゃくしゃく。
大社の正門前で待っているとBMWでお迎えに来てくれた。 ここで彼の人のおじさんおばさんと齢90のおばあちゃんにご対面。 めちゃくちゃ緊張する俺をよそに、楽しく談笑を始める彼の人。 そして俺も初対面とか全く関係なく普通にいじられていた。
来てみて直ちに理解したのだが....彼の人の気さくな人柄は、三島の人たちによって形作られたのではないかという感慨に至る。
道中に叔父さんが「飯どこへ行くかー」と言ったところで彼の人が間髪入れず 「姫沙羅!姫沙羅がいいな!」 と連呼する。後に聞くと、どうもご夫妻は微妙〜に味音痴らしく(笑)以前美味いと連れてってもらった店がことごとくはずれで、今回はこちらからそれとなく指定する戦法に出たそうな。
てなわけで、伊豆の名店「姫沙羅」にて上うな重。実は今年の初うなぎである。普通に美味くてガッついてしまった、恥ずかしい。彼の人は「ひつまぶし」を頼んでいて飽きたところでお茶漬けにして食べていた。
おばあちゃんもご飯少なめの御膳をたいらげていた。善きかな。
ご夫妻は地元で美容室を営んでおり、そこのお店にお邪魔してお茶などをいただく。お店の看板娘がお出迎え。
店の裏手には、けっこうな水量の小川が流れており、鯉などに餌をやったりしました。お庭には所狭しと植物と水槽があって、なかなか悠々自適の生活って感じでいいなあ。しかし....とにかくヤブ蚊がすごくて、払い回っていたら写真をとるの忘れました。すみません>彼の人。
売店でビールと「うなぎボーン」を買って踊り子車内で乾杯。車での旅行も良いもんだが、電車はコレができるから嬉しいよね。しかし、早起きしたのと慣れない人に会ったストレス(.....ひきこもりニートだから仕方ない)で開始10分で轟沈ZZZzzzz....
三島は案外近いもんだなーという印象。
実は、叔父の家が伊豆箱根鉄道の大仁って駅にあって、子供の頃は 毎夏”別荘”に”避暑”に行っていたのだ! うはwwwセレブwwww
......もちろん移動は東海道。スーパービュー踊り子などは俺の子供の頃は 当然存在せず、 ごとごと普通列車で揺られて、三島で伊豆箱根鉄道に乗り換え。子供の頃は、戸塚より南には滅多に行かなかったので、三島は一大冒険地というイメージであった。ケツっぺた痛くなったのを覚えている。
また、当然ながら”別荘”とは名ばかりの曾祖父の空きボロ家であり、風呂場にゴキブリが歩いてるような家に寝泊まりしていた。さらに避暑でさえも名ばかりであり(横浜よりも空気が綺麗なのか)ジリジリと肌を焼く 強い日差し だけを鮮烈に覚えている。
しかし、小学校高学年の頃、叔父が亡くなり、大仁とは次第に疎遠に。残された嫁は自衛隊の相当偉い人と再婚して細やかなセレブになったときく。というわけで、俺にとって三島とは「とにかく遠い、暑い」という過酷なイメージだけが残されたのであった。
「完」
今日は本牧神社にいきました。緑の多いとても素敵なところでしたが....
家に帰ってぐぐったら 「宮司お馬流し(祭)の3200万円を横領」とか出てきたのでそっとブラウザを閉じた.....ここは....ダメだろ.....
神社のくせに破産した伊勢山皇大神宮も大概だと思うけどなあ。バブル崩壊で倒産した神社は前代未聞だろう。そこで何を祈祷しろっつーのか.........特に企業は。