三島は何度か来たことある(後述)が、実は三嶋大社行くのは初めて。 駅からとぼとぼ歩くがけっこう遠かった。しかしある一角がふと.... 不思議な雰囲気に包まれ....
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表に回ると三島大社でした。
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さすがに日本三大大社(諸説あるらしいが)の一つだけあって、その厳かなこと.......池にはさりげなく亀がいたりとか。
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太陽こそ燦々と照ってはいないものの、そこそこ暑い。このジリジリした気候何か想い出があったような.... ウッ!頭が!
彼の人とは三島大社で合流。宝物館で四季のビデオを見つつ、涼をとる。 ビデオを見ている間、電話がかかってくるが速攻ブッチする彼の人。 誰と聞くと.... 彼の人:「迎えにくるおじさん」 俺:「出てあげてよ?!失礼だよ?!」 という恐怖の会話ががが!そうまでして涼みたかったのか....俺の印象悪くなっちゃうじゃんよー...
電話かけても悠然としている彼の人はお土産もの屋に寄って、 店員さんと(昔飾ってあったらしい)巨大煎餅の話に花を咲かせてた。 マジ余裕しゃくしゃく。
大社の正門前で待っているとBMWでお迎えに来てくれた。 ここで彼の人のおじさんおばさんと齢90のおばあちゃんにご対面。 めちゃくちゃ緊張する俺をよそに、楽しく談笑を始める彼の人。 そして俺も初対面とか全く関係なく普通にいじられていた。
来てみて直ちに理解したのだが....彼の人の気さくな人柄は、三島の人たちによって形作られたのではないかという感慨に至る。
道中に叔父さんが「飯どこへ行くかー」と言ったところで彼の人が間髪入れず 「姫沙羅!姫沙羅がいいな!」 と連呼する。後に聞くと、どうもご夫妻は微妙〜に味音痴らしく(笑)以前美味いと連れてってもらった店がことごとくはずれで、今回はこちらからそれとなく指定する戦法に出たそうな。
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てなわけで、伊豆の名店「姫沙羅」にて上うな重。実は今年の初うなぎである。普通に美味くてガッついてしまった、恥ずかしい。彼の人は「ひつまぶし」を頼んでいて飽きたところでお茶漬けにして食べていた。
おばあちゃんもご飯少なめの御膳をたいらげていた。善きかな。
ご夫妻は地元で美容室を営んでおり、そこのお店にお邪魔してお茶などをいただく。お店の看板娘がお出迎え。
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店の裏手には、けっこうな水量の小川が流れており、鯉などに餌をやったりしました。お庭には所狭しと植物と水槽があって、なかなか悠々自適の生活って感じでいいなあ。しかし....とにかくヤブ蚊がすごくて、払い回っていたら写真をとるの忘れました。すみません>彼の人。
売店でビールと「うなぎボーン」を買って踊り子車内で乾杯。車での旅行も良いもんだが、電車はコレができるから嬉しいよね。しかし、早起きしたのと慣れない人に会ったストレス(.....ひきこもりニートだから仕方ない)で開始10分で轟沈ZZZzzzz....
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三島は案外近いもんだなーという印象。
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実は、叔父の家が伊豆箱根鉄道の大仁って駅にあって、子供の頃は 毎夏”別荘”に”避暑”に行っていたのだ! うはwwwセレブwwww
......もちろん移動は東海道。スーパービュー踊り子などは俺の子供の頃は 当然存在せず、 ごとごと普通列車で揺られて、三島で伊豆箱根鉄道に乗り換え。子供の頃は、戸塚より南には滅多に行かなかったので、三島は一大冒険地というイメージであった。ケツっぺた痛くなったのを覚えている。
また、当然ながら”別荘”とは名ばかりの曾祖父の空きボロ家であり、風呂場にゴキブリが歩いてるような家に寝泊まりしていた。さらに避暑でさえも名ばかりであり(横浜よりも空気が綺麗なのか)ジリジリと肌を焼く 強い日差し だけを鮮烈に覚えている。
しかし、小学校高学年の頃、叔父が亡くなり、大仁とは次第に疎遠に。残された嫁は自衛隊の相当偉い人と再婚して細やかなセレブになったときく。というわけで、俺にとって三島とは「とにかく遠い、暑い」という過酷なイメージだけが残されたのであった。
「完」
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